【映画】劇場公開日に『イエスタデイ』を観てきた。かわぐちかいじ氏のあの漫画とは別物!って話

2019年10月11日(金)は映画『イエスタデイ』が劇場公開された日。
その劇場公開日にわざわざ映画館に行って『イエスタデイ』を観てきた。映画は好きだしよく観てるけど、封切り初日に映画館まで足を運んで観ることは極めて稀なこと。
まぁ、この映画の事がそれだけ気になってたわけだけど・・・。

この映画の事を知ったのは数カ月前。
他の映画を観に行った時に上映前の予告編で知ったんだけどね。

ほ~、こんな映画が公開されるのか!

って思ったのと同時に、もう一つ、別な感覚がオレを包んだ。

なんか、聞いた事のあるような話だな!

ってのがその時の感覚。
考えるまでもなくすぐに思い当たったぞ。

かわぐちかいじ氏の漫画で似たような漫画があった!

10年近く前に「モーニング」に連載されていた漫画で『僕はビートルズ』ってのが有るんだけど(オレも全話を通して読んでる漫画)、『イエスタデイ』の予告編を見る限り、話の内容がけっこう似てるようだし気になる。
これは自分の目で確かめてみたい・・・。
この『イエスタデイ』、映画全編を通してビートルズの曲が使われてるようで、まったくの駄作ではなさそう。つまらない映画なら目を瞑って音楽だけ聴いてれば良いしww
そんなわけで初日に観に行く事に決めた。

って事で、今回は映画『イエスタデイ』の感想を書いてみようか。




かわぐちかいじ氏の漫画と比較する前に、この映画自体のデキをオレなりに書くと、この映画・・・

よく出来てる!

オレの採点表では☆4個は与えても良さそうな映画。
どんな映画なのか軽くストーリーの流れを書くと・・・
売れないシンガーソングライターのジャック、彼が音楽で有名になる事を諦めかけた日、全世界で12秒間の停電が発生。真っ暗闇の中、交通事故に遭ったジャックが目を覚ますと、そこは「誰もビートルズを知らない世界」
友達や幼なじみにビートルズの事を話してもビートルズが何者なのか誰も知らないっていう状況ww
パラレルワールドに移ってしまったような状況なんだけど、ビートルズの曲を「自分の作詞・作曲」したものとして唄うジャック・・・。
さすがにビートルズの曲は名曲ぞろい、すぐさま敏腕プロデューサーの目に止まりライブも大成功、世界的な人気者になっていくジャック。
ビートルズの曲を盗作してる事がいつバレるかとヒヤヒヤしながらも活動を続けるジャックだけど、とうとう良心の呵責にさいなまれて・・・ってストーリー。

誰もビートルズを知らない世界に迷い込んだジャックだけど、最初のうちは皆からからかわれてると思うわけ、
で、インターネットでBeatlesを検索すると、検索結果に出てくるのはカブトムシやらクワガタの虫ばかりww
いやぁ、この辺りの演出は上手いな。スクリーンを見ながらクスクス笑いが起きてた。
状況を把握できてないジャックは友達に訊くんだけどね・・・

本当にビートルズを知らないのか?

友達の答えが、また笑わせてくれる。

虫のことか?
それとも車の事か?

 

世界でビートルを知ってるのは自分一人だと気づいたジャックは、ビートルズの曲を自分の曲として唄うようになるんだけど、最初に友達の前で『イエスタデイ』を唄った時の反応も上手い。
信じられないという顔で、

その曲、いつ作ったの?

 

地方局の番組に出演したジャックを観て訪ねてくるのがエド・シーラン(なんと本物!)。
彼が訪ねてきた目的は、ぜひ自分のライブで前座をやって欲しいという申し出を伝えるため。
成功への足掛かりをつかんだジャックはモスクワのライブで前座というのに観客を熱狂の渦にしてしまうんだけど、ここで唄われてるのは『Back in the U.S.S.R.』
今のロシアで旧ソ連の事を唄ってるわけで、これはこれで意味深いww

 

ジャックの才能に目を見張ったエド・シーランは作曲対決を申し出る。
どちらの曲が客にウケるか勝負しようって事だけど、ここでジャックが唄うのは『The long and winding road』
この曲を聴いたエド・シーランは客の判定を待つ前にジャックに言う・・・。

君はモーツァルトだ

僕はサリエリ・・・

 

 

こんな感じで成功への階段を上り始めてるジャックの前に現われたのは敏腕の女性プロデューサー。
ジャックを売り出すためにいろいろな策を練るんだけど、最初、こんな事を言う。

曲は良いんだけど・・・

そのルックス、何とかならない?

いやぁ、この台詞には大笑いしたww
それこそ、ルックスなんて生まれつきのもんだろ。オレだって自慢できるルックスじゃないから、この時のジャックの困惑したような照れたような表情はウケたなぁ。
ウケたというかジャックの気持ちがわかるのだ。
ルックスなんか・・・

生まれつき!

オレの責任じゃない!ww

 

 

 

またたくまに世界中の人気者になったジャックだけど、ここに幼馴染みの女性との恋を絡めたり、ビートルズを知ってるらしい謎の人物も現れたりして退屈させない進行。
しかもジョン・レノンも出てくる。この世界に居るジョンはすでに78歳、イギリスの片田舎で静かに暮らす老人・・・。
この老人(ジョン)との会話のシーンは、なかなかの見せ場かもな。

 

このまま世間を欺いて、ビートルズの曲を自分のものとして唄って良いのか悩むジャック。
彼が出した答えは・・・

ってのが大まかな映画のストーリー。
映画の中ではビートルズの曲がふんだんに使われてるんだけど、選曲も凝ってる。
例えば仕事と恋の狭間で悩んでるジャック、いつ真実がバレるかとヒヤヒヤしてる生活を送ってるんだけど、本音の部分では逃げ出したいと思ってるわけ。
そんな彼が大観衆を前にしてライブで唄うのは『Help』。彼の心情を知らない観客はまさに大熱狂ww
この対比が面白い。




こういう映画なんで、ラストはハッピーエンドなんだけど、うん、このデキなら映画代を払うのは惜しくない。
でね、この映画でオレが一番に気に入ったのは・・・

本人が唄ってる!

ここ最近は『ボヘミアン・ラプソディ』だとか『ロケットマン』だとか、実在のミュージシャンを扱った映画が多いし(ヒットもしてる)、かなり話題にもなって評価も高いみたいだけど・・・
この『イエスタデイ』『ボヘミアン~』よりも数段良いと思ってる(あくまでも個人の見解だぞww)
いつかもどこかの記事で書いたけど、子供心にでもクイーンの活躍をリアルタイムで見てきたオレにすれば、あの映画に出てくるラミ・マレックなんて「ただの目が腫れぼったい役者」でしかない。

フレディとは違う!

そりゃ、映画の中のラミ・マレックはフレディの動きを細かく真似て、ライブでの映像なんか本物のライブ映像とほとんど同じ動きと言っても良い。
それは認めるけど、あの映画で流れてる歌声はほぼ全部がフレディの声だろ。
ラミ・マレックがやってるのは口パク・・・。
そんなもん、オレの感覚だと、

モノマネ芸人!ww

器用なモノマネ芸人なら、日本に何人も居る。
その点、『ロケットマン』『イエスタデイ』は本人が唄ってるのが良い。
いくら外見を寄せてるとは言っても、しょせん「本人じゃない」のに、そこへ声だけ本物を当ててもオレはシラけるだけだ。

話が横道に逸れてるけど、ついでにもう少し書こうか。
古い映画でオードリー・ヘップバーンの『ティファニーで朝食を』ってのが有るけど、あれだってオードリー・ヘップバーンに主役が決まったのは、歌が唄えるからだ。
他の役者に決まってたものを「歌が唄えない」って事で監督のブレイク・エドワーズが歌を唄えるオードリーに変えたんだからな。
ジュリー・アンドリュースの『サウンド・オブ・ミュージック』だって、ジュリー本人が唄ってるから値打ちが有るのだ。
演技は役者、歌は別人ってのは、嫌らしさしか感じないww

 

話を戻そう・・・。
この『イエスタデイ』かわぐちかいじ氏の『僕はビートルズ』に似てるって指摘だけど、これについては映画の公開前からネットでもいろいろ話題になってて、酷いのになるとパクリだとか言われてた(もちろん映画が漫画をパクッたって論調)。
オレだって映画の予告編を観ただけで「なんか似てる」って思ったぐらいだから、まぁ、敏感な人なら誰でも気が付くんだろうけど・・・。

『僕はビートルズ』ってどんな漫画かというと、ちょっとwikiさんから引用してみようか。

ビートルズのコピーバンドが、ビートルズがデビューする前の時代にタイムスリップし、盗作する形でメジャーデビューしてしまう。そのことを通してビートルズとは何だったのか、オリジナリティとは何かを問いかける作品。

映画はパラレルワールドにいっちゃう話だけど、こちらの方はタイムスリップもの。コピーバンドの4人が揃ってビートルズがデビューする前の時代にタイムスリップ
もちろん同じ時代にジョン、ポール、ジョージ、リンゴは存在してるけど、彼らより先にメジャーデビューしてしまう(ビートルズの曲で!)
たしかに似てるな。
監督のダニー・ボイルが漫画『僕はビートルズ』の事を知ってたのかどうか定かじゃないけど、仮に知ってたとしてもパクリとまでは言えないだろ。
もしかして何かのヒント or インスピレーションは受けたかもしれないけど、パクリってのは言い過ぎww
そもそも映画の方には・・・

何のメッセージ性も無いだろ!ww

かわぐち氏の漫画って『僕はビートルズ』に限らずメッセージ性の有るものが多いけど、映画の方にはそんなものは皆無。
ただ観客を楽しませる仕組みとハッピーエンドで「暖かな気分」にさせる映画。
『僕はビートルズ』は、ビートルズのデビュー当時の商習慣やらメンバー間の確執なんかも描いてるし、オリジナリティとは何かという問題にも触れてる。社会性というかメッセージ性が映画よりもはるかに濃い。
ビートルズの曲を自分のものとしてデビューするって言う部分は同じだけど、『イエスタデイ』『僕はビートルズ』は・・・

まったくの別物!



いつものバイト君の下書きチェック

バイト君
バイト君

ボヘミアン・ラプソディの事はボロクソww

マサト
マサト

思ってる事を書いただけだ

バイト君
バイト君

イエスタデイってエド・シーラン本人も出てるんですか?

マサト
マサト

おう!
本人役で出てて、これが良い味なんだわ^^

バイト君
バイト君

良い味?

マサト
マサト

なんかな・・・
妙に可愛いんだわ^^

バイト君
バイト君

エド・シーランとか・・・
あの系統の音楽は好きじゃないでしょ?

マサト
マサト

好きになりそう^^

バイト君
バイト君

・・・・・・

 

まぁ、エド・シーランはともかく、『イエスタデイ』は金を払って観ても損した気分にはならなかった。
『ボヘミアン・ラプソディ』も映画館で観たけど、感想をブログに書く気にならなかったからなww
本でも映画でも「少々の駄作」、「気に入らない」って作品はブログに感想を書くようにしてるけど、あの映画だけはそんな気にもならなかったww

 

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