僅か12分の短編アニメ『つみきのいえ』が与える深い余韻!これは何度も観たい映画!って話

すごい映画を観た・・・。
2時間を超えるような大作でもないし、有名俳優が出演してるわけでもない。
2時間どころか僅か12分の映画。有名俳優どころかアニメ。
しかも・・・

一切セリフがない!

映像と音楽だけで構成された映画。
たった12分の映画でセリフも無いのに、この映画にはちゃんとストーリーが流れてる。
そして、何がすごいって・・・

観終わった後の

余韻!

何ともいえない暖かな気分にさせてくれた。

って事で、今回は短編アニメーション映画『つみきのいえ』の感想を書いてみようか。

 

 

この映画の事は全然知らなかった。
週末の夜、何か映画でも観ようとamazonプライム・ビデオを物色してる時、「あなたへオススメ」って所に表示されてた。
正直に言うと、最初はアニメだから敬遠してた。
どうやら日本のアニメらしいけど、今の日本でアニメっていうと某ジ〇リの作品を連想してしまうし、作品の時間をみるとたったの12分・・・。

12分で何を表現するんだ?

って思ったしww
とは言っても、レビュー評価は軒並み高評価が並んでるじゃないか。
12分のアニメ映画にこれだけの高評価・・・気になってきたww
観てみることにしたぞ(他に観たい映画もなかったし)
で、観終わった後の感想は、先にも書いた通り・・・

凄い!

これは良いものを観た。
後に残る余韻は深いし、気分もポカポカ温かい。
いやぁ、amazonプライム・ビデオ、良い映画をオススメしてくれたww

 

セリフもない映画なのに12分という短い時間にちゃんとストーリーが構築されてる。
しかも嫌な気分にさせないストーリーと絵作り。
どんなストーリーなのかをamazonプライム・ビデオの紹介文から引用すると、

水に沈みかけた街で孤独に暮らす老人。彼の家は水面が上昇する度に上へ上へと、積み木を重ねるように伸びていく。彼はなぜひとりで暮らしているのか、徐々に解き明かされる物語。数々の賞に輝く、淡く切ない物語です。主な受賞歴:米国アカデミー賞短編アニメーション賞、アヌシー国際アニメーション映画祭アヌシー・クリスタル賞(最高賞)、広島国際アニメーションフェスティバル広島賞、観客賞、他多数受賞

海面が上昇していく街にすむ一人の老人。
これね、どういう理由で海面が上昇するのか明らかにされてないけど(映画の本質には関係ないし)、とにかく海面が上昇するたびに家の上部を建て増しして同じ場所に住んでるわけ。
上へ上へと建て増しされた家はまるで「積木」を積み上げたかのような家だけど、老人は一人で穏やかに暮らしてる。
そんなある日、老人は愛用のパイプを海に落としてしまう・・・。
パイプを拾うためにダイビングスーツを着た老人は海の中へ潜っていく。
そこには家族と暮らしていた頃の家と思い出が・・・
ってストーリー。
このストーリーをを映像と音楽だけで構成してる。
映像も昨今よく見かけるような映像じゃなくて、外国の古いアニメのような陰影の濃い映像。これがストーリーに実に合ってる。

人物の造形も特徴的で変にリアルでもなく、かと言ってデフォルメし過ぎてるわけでもなく絶妙な人物造形。
ラストシーン、「積木の家」の最上階に戻った老人は一人でテーブルにつくと、ワイングラスを二つだしてワインを注ぎ、持つ人のいないワイングラスと小さく乾杯・・・。

たまらん!(涙)

この映画で描かれる世界観は一言で言い表せない奥深さ。
もう、かれこれ10回は通して観た(それでも普通の映画の1本分の長さ)

 

この映画は観る人を「あからさまに感動させよう」としてないのも好感。
セリフのない12分で何を感じるかは人それぞれ。
家族であったり、故郷であったり、それこそ人生そのものかもしれない。
明確に答えを出さず(押し付けず)、観る人それぞれが感じるままに任せてる。
つまり・・・

感動の押し売りをしてない!

観終わった人が、ただ暖かな気持ちになれる映画。
率直な感想だけど、『つみきのいえ』は若い人よりも歳を重ねた人の方がいろいろ感じやすいかもしれないな。
これまでの自分の人生と重ね合わせて深い余韻に浸れるような気がする。

で、この映画の事をちょっと調べてみたんだけど、wikiによると、

脚本家の平田研也より地球温暖化が問題になっているのだからそれもアピールすべきというアドバイスを受けたが、加藤は、どんな過酷な環境にあっても、人は生きていかねばならない、という自らのイメージを貫いた。

と書かれてた。
これは大正解だな。
せっかくの名作なのに、ここに地球温暖化なんていう生臭い問題を持ち出されたら、それこそ興醒めもいいとこ。
海面が上昇してる原因なんかより、一人の老人の姿を淡々と描く方がはるかに余韻も残るし、記憶にも残る。
ちなみに日本語版では女優の長澤まさみがナレーションを務めてるそう。日本の映画なのに日本語版ってのもおかしな話だけど、う~ん、この映画にナレーションが有った方が良いのか、無い方が良いのか、機会が有ればナレーションの入ったバージョンも観てみたい(ナレーション無しの方が好みの予感ww)

 

 

いつものバイト君の下書きチェック

バイト君
バイト君

大絶賛してますね

マサト
マサト

これは凄い映画だわ

バイト君
バイト君

僕も観てみようかな

マサト
マサト

お前には早いかもなww

バイト君
バイト君

・・・・・・

マサト
マサト

映画と重なるような思い出もないだろ
まだ二十歳そこそこだし

バイト君
バイト君

若くても映画の良さは理解出来ます!

マサト
マサト

・・・・・・

バイト君
バイト君

謝れ!

マサト
マサト

・・・・・・

 

まぁ、オレが言いたかったのは、長く生きてる方がいろいろと想い出もあるので映画の世界に入りやすいかもって事ww
若いから何も感じないとは言ってないぞ。
その辺は想像力や感受性でいくらでも映画の世界に入り込める。
てか、いくら歳をとっていても、小説や映画で何も感じない人も居るしww

そう言えばアニメの本編を基にして監督の加藤久仁生がリメイク・書き下ろした絵本も発売されているそうだ。
もちろん買ってみる。
日本映画で初めてアカデミー短編アニメ賞を受賞した作品、たしかに凄い映画だった。

 

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