ふと立ち寄ったコンビニで目にした雑誌「FLASH」の最新号・・・。
表紙にはなかなか衝撃的な文字が躍ってたな。
これだけどね・・・
うん、この映画を観た人にとってはけっこうな衝撃だったかもしれないなぁ。
嫌でも目に付くように、一番目立つ場所にデカデカと・・・
独占スクープ
大ヒット映画をめぐる著作権侵害問題
原作者が告発
『カメラを止めるな!』は
私の作品を無断でパクった
って文字が躍ってる。
オレは『カメラを止めるな!』って映画を観てないし、そもそも原作ってのが何なのかは知らないけど、近頃、世間で評判の映画だってのは知ってる。
その映画がパクリだって言われてるんだろ。
俄然興味が出てきたぞ。
って事で、記事を読んでみた・・・。
読んだと言っても「立ち読み」だけどなww
でね、この記事を読んだオレの感想(映画は観てない、あくまでも記事を読んだだけでの感想)なんだけど・・・
Twitterでも呟いた通りだ。
FLASHの記事を読んだかぎりだと、類似箇所が多すぎる!こりゃ盗作と言われても仕方ないレベル!・・・
“盗作騒動”「カメラを止めるな!」製作側が反論コメント「舞台をパクった事実、著作権侵害は一切ない」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース https://t.co/b4z5869DAh @YahooNewsTopics— マサト@はてなブログ (@masa10t) 2018年8月21日
「FLASH」の記事には、原作と映画の酷似してる部分を表にして掲載してるんだけど、これがさ・・・
多すぎる!ww
これが事実だとすると、「盗作じゃない」って言い張るのは、かなり苦しいだろ。
この監督、「報道ステーション」なんかにも出演して、自分の映画を自画自賛してたって事も書かれてるけど、今のオレの感想だと・・・
盗人猛々しい!ww
そもそも原作は何かというと、小劇団が演ってた舞台!
劇団PEACEが2011年に公演した舞台劇だ。
和田亮一という人(今回、この人が雑誌「FLASH」で告発してる)の演出で、舞台劇「GHOST IN THE BOX!」ってのが有ったそうだ。
この舞台、けっこう好評でなかなか評判が良かったらしい。
で、この舞台を観た監督の上田慎一郎って人が、脚本家に「映画化したい」旨を伝えて、映画の脚本が完成した・・・って事らしいけど・・・。
監督のインタビュー記事がネットに有るんだけどね、これだ。
とある小劇団のちょっと変わった構造の舞台を観て、「面白いなあ」と思って。脚本家に「これを映画化したい」と伝えたところ、「ぜひ」ということだったので、最終的には基本的な構造しか残っていないんですけど、その構造をもとに3、4年プロットを考えたりしていました。
いやいや、この答え方だと、ほとんど自分のアイデアって言ってるように聞こえるww
「FLASH」の記事の中で和田氏が訴えているのは、「和田氏の許可を得ずに映画化」されたこと、クレジットにも表記がないので抗議したことろ「あり得ない金額を提示」されたこと等々、いろいろ有るんだけど、読んでいて感じたのは・・・
誠実さの問題!
それと・・・
金!ww
抗議する方も、される方も・・・
金に汚い印象が一番強く残ったぞww
でね、この「FLASH」の編集部、舞台劇「GHOST IN THE BOX!」のDVDを用意して、映画との類似点を表にして並べてるんだけど・・・
確かに多すぎる!
構成・設定も含めて、何から何まで一緒・・・。
セリフも同じ・・・。
こんな表を見せられると、オレみたいに映画も舞台も観てない人間は、
へ~、あの映画って舞台の盗作なんや!
って思うぞ。
記事の中で和田氏は、
上田監督は大幅にAの脚本を書き直したことで、『これは自分のオリジナルストーリー』と主張していますが、構成や大まかな設定部分は完全にそのまま。公開当初のクレジットにAとBの名前こそ入っていましたが、原作の表記や劇団名、作品名は入っていません」
って訴えてる。
ここでA氏ってのは和田氏と共に脚本を書いた人だそうで(舞台公演時は演出・和田氏、脚本・A氏)、このA氏も、
「上田監督からは事後報告の形で『名前を入れました』と連絡がありました。しかし、脚本を書き直して映画化する過程で、許諾を取る類いの連絡はありませんでした。公開されたいま思うと、原作として和田さんと私のクレジットがないのは疑問に思います」
って訴えてる。
まぁ、これだけ類似点、というか、ほとんどパクリと言っても良いような酷似点が多いと、「3、4年プロットを考えました」なんて言葉は、ウソにしか聞こえないww
この問題、面白そうなので、ネットでいろいろ調べてみたんだけど、告発してる和田氏にも、何かしらいろいろ良からぬ噂が有るみたいで・・・。
何ていうか・・・
どっちもどっち!
正直な感想は、金に群がる亡者に思えてきたぞww
映画なんか、それこそ大昔から、パクリだの盗作だの二番煎じだのって言われてる映画は多い。
ちょっと思い浮かぶのは、オレが子供の頃『キングコング』って映画がヒットしたけど、そのちょっと後には『北京原人の逆襲』なんて映画が公開されたからな。
これなんかはパロディの部類に入るんだろうけど。
何かヒットすると、その映画のパロディを作る事はよく有る事だ。
設定なんかをそのまま使っちゃうと、パクリだなんて言われるんだけど、ここで思い出すのが、ジョン・スタージェスの『荒野の七人』。
西部劇の傑作だけど、これは誰でも知ってる黒澤明監督の『七人の侍』を西部劇にリメイクしたもの。
この『荒野の七人』を、
あれは『七人の侍』のパクリだ
なんて言わない。
リメイク!
こういう事は映画ではよく有る事で、「この作品は〇〇〇へのオマージュ」なんて言い方をされる事も多いけどね。
『荒野の七人』は『七人の侍』へのオマージュ作品!
オマージュって何かというと、フランス語で「敬意・尊敬」。
wikiさんによると、
芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事を指す用語である。
しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。ただしフランス語として使う場合は他の単語と組み合わせて「尊敬を込めた作品」の意味で使われることが多い。
そういや、オマージュかもしれない映画について、一つ記事を書いてたww
刺激を受けた作品、影響を与えてくれた作品に対して、敬意も尊敬の念もなく、ただ、目先の欲に駆られるから、こうして盗作云々の騒ぎになるんだろうな・・・。
いつものバイト君の下書きチェック
バイト君:この「FLASH」読みましたけど・・・
うん?
バイト君:これ、モロに盗作でしょww
まぁ、普通に読めばそうなるわな
バイト君:なんか裁判するとか書いてますけど・・・
金の亡者どうし、裁判で醜い争いを演じてくれ!ww
バイト君:・・・・・・
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