春のGⅠシリーズもクラシックの桜花賞、皐月賞が終わって、いよいよ今週は京都競馬場で3200mの長丁場、天皇賞(春)が開催される。
平成最後の天皇賞、というか・・・
平成最後のGⅠ!
5月1日からは令和に改元されるけど、平成最後に行われるGⅠが天皇賞ってのは、サイン馬券を検討する上でも意味が有りそう。
改元前の大レースが、天皇(賞)だからな、うん、何かしらサインが出てもおかしくないと思ってる。
って事で、今回は平成最後のGⅠ、天皇賞を過去のデータとサイン馬券的な見地から予想してみた、って話。
まずは、いつも通り過去10年のデータを基にして、軸になりそうな馬を絞り込んでみる。
データの拠り所はいつもと同じで、JRAのサイトに記載されてるデータと、これ・・・。
重賞競走データBOOK!
この本、毎年買ってるけど、似たような本が多い中で、この本が一番丁寧に書かれてるからお気に入りなのだ。
それじゃ、さっそく見ていこうか・・・。
まずは人気と配当。
過去10年の1番人気の成績は【1-1-0-8】で、1番人気としては全くアテにならない成績だ。連対したのはわずかに2頭、他8頭は掲示板にも届かず。好走かボロ負けどちらかという極端な成績で、過去にはゴールドシップ、オルフェーブル、キズナが負けてる。
今年の想定1番人気はエタリオウかフィエールマンになりそうだけど・・・
大丈夫か?ww
当日のオッズを見て、1番人気の馬を外す事も念頭に置いておくことにするか。
不振の1番人気に対して好調なのが2番人気で【5-0-2-3】と馬券圏内率70%。
3番人気も【0-4-1-5】で優勝は無いものの複勝率5割。今年の想定3番人気はユーキャンスマイル。
過去10年のうち8回は、2番人気もしくは3番人気のいずれか、もしくは両方が連対している。
軸として信頼できそうなのは、1番人気よりも2番人気、3番人気の馬。
馬連の平均配当は11,446円、過去10年で3桁配当は出ていないので、「荒れる」事を前提に馬券を組み立てるのも良さそう。
てか、馬連オッズで3桁は切り捨てで良いか・・・。
続いてはステップ。
主力のステップレースは3つ。
日経賞が【3-3-2-47】、阪神大賞典【3-2-5-48】、大阪杯【3-3-1-10】。この3レースから勝ち馬が9頭出てる。
前走が日経賞なのは、エタリオウ、クリンチャー、メイショウテッコン、チェスナットコートの4頭。
前走、阪神大賞典は、カフジプリンス、ロードヴァンドール、ヴォージュ、リッジマン、ケントオーの5頭。
今回のメンバーで前走、大阪杯を使ってる馬は居ない。
主要3ステップ以外で馬券に絡んだのは、京都記念組が2回、ダイヤモンドS組が1回、ドバイWC組が1回のみ。
主要ステップ以外からの出走馬は軽視して良さそうな成績。
ここで、気になるには上位人気が予想されるフィエールマンの取捨。
この馬の前走はAJCC(2着)。過去10年、一度も馬券になってないステップからの参戦。
今年も過去のデータ通りの結果になるのか、データを覆すのか、ここは注目だな。
阪神大賞典組・・・
主要3ステップレースのうち、最近のトレンドは阪神大賞典組だ。
過去4年は3着以内に2頭ずつ入線してる。ビートブラックやカレンミロティックのように、この組からは10番人気以下でも激走してるので要注意。
阪神大賞典で1着だった馬に限ると、本番の天皇賞の成績は【2-0-3-5】で、半数が馬券になってる。で、今年の阪神大賞典の1着馬は何かというと・・・
シャケトラ!
う~ん、シャケトラは調教中の故障が原因で安楽死処分されたばかりじゃないか(涙)
ここは阪神大賞典2着のカフジプリンスが浮上?
脚質にも注目で、阪神大賞典で逃げ・先行していた馬の成績は【1-2-3-8】と、なかなかの好成績。この点に注目すると、ロードヴァンドール(通過順=2-1-1-1)、ヴォージュ(通過順=3-3-3-3)あたりも浮上してくる。
年齢&菊花賞の実績
3着以内の馬の年齢で大きな偏りはないけど、4歳馬で注目されるのは前年の菊花賞での実績。
前年の菊花賞で連対していた馬の成績は【1-0-3-7】で思ったほど成績は良くない。
今年のメンバーで前年の菊花賞連対馬は、もちろんフィエールマンとエタリオウ。
この2頭にとっては良くないデータだな。
ただし菊花賞の連対馬は4歳時に凡走しても、ゴールドシップ、レインボーラインのように5歳、6歳で好走する場合もあるので注意。
ここに該当してくるのが2017年の2着クリンチャー。
種牡馬にも目も向けてみるぞ。
天皇賞(春)と言えば、ステイゴールド【4-0-1-12】とハーツクライの【0-5-3-13】が筆頭。
今年のメンバーでステイゴールドの仔は、エタリオウ、パフォーマプロミスの2頭。
ハーツクライの仔はカフジプリンス、チェスナットコートの2頭。
ここで押さえてみたいのがマンハッタンカフェ産駒。
10年の16番人気3着メイショウドンタク、11年の7番人気1着ヒルノダムールが該当するけど、過去5年の京都芝長距離(2400m以上・特別)の馬券圏内率は25%。
今年の出走馬でマンハッタンカフェの仔は、メイショウテッコン。
反対に消しても良さそうなのがキンカメ産駒。
キンカメ産駒の仔は天皇賞(春)では【0-0-0-13】で全敗。最高は去年のミッキーロケット4着。
11年にはトゥザグリーリー、ローズキングダムが、それぞれ1、2番人気に支持されたけど、13、11着にボロ負けしてる。
今年のメンバーでキンカメの仔は、想定3番人気が予想されるユーキャンスマイル。
もちろん消す!ww
続いてはJRAのサイトに記載されてるデータにも目を通してみようか。
最初に書かれてるのが、この文章・・・
グレード制が導入された1984年以降の天皇賞(春)優勝馬延べ35頭のうち、過去に国内外のGⅠ級の競走で3着以内に入った経験がなかった馬は9頭しかいない。
言い換えると、GⅠで3着以内の経験が無いと、ここで優勝するのはかなり苦労するって事だろ。なにしろ35頭のうち26頭は経験アリの馬だからな。
この条件に該当するのは、エタリオウ、フィエールマン、ユーキャンスマイル、クリンチャーの4頭。さすがに人気上位馬ばかりだな。
データの後押しを信じるならば、今年の優勝馬はこの4頭から出るって事になるけど、どうだろうか・・・。
前走の4コーナー通過順
過去10年の優勝馬10頭は、前走での4コーナー通過順が「7番手以内」だった馬。
逆に「8番手以下」だった馬は、3着内率でも9.4%で苦戦。
前走で4コーナー7番手以内だったのは、エタリオウ、フィエールマン、クリンチャー、グローリーヴェイズ、カフジプリンス、ロードヴァンドール、パフォーマプロミス、ヴォージュ、リッジマン、ケントオーの10頭。
人気の一角、ユーキャンスマイルは前走4コーナーで9番手だったので消し、
さらに絞り込んでみると、過去6年の優勝馬延べ6頭は、いずれも“前年以降のJRA・GⅠ”において3着以内に入った経験がある馬だった。また、この6頭は年齢が6歳以下だった点、前走の4コーナーの通過順が4番手以内だった点も共通。
この条件をクリアしてるのは・・・エタリオウのみ。
フィエールマンは前走4コーナーで6番手、クリンチャーは5番手で通過。エタリオウのみ2番手で4コーナーを通過してる。
今年も過去のデータ通りに来るなら・・・
エタリオウの単勝勝負か!?ww
とは言っても、1番人気の過去10年の成績は好走か凡走のどちらか。
ちょっと迷う・・・。
ここまでの過去データをまとめてみると、
- 1番人気は過去【1-1-0-8】
- 2番人気は【5-0-2-3】で複勝率70%
- 3番人気は【0-4-1-5】で複勝率50%
- 主要ステップは3つ
- 日経賞、阪神大賞典、大阪杯以外からの馬は、3着内30頭のうち4頭しか馬券になっていない
- 阪神大賞典で逃げ・先行していた馬は【1-2-3-8】
- 菊花賞の連対馬は4歳時よりも5歳、6歳で好走
- ステイゴールド、ハーツクライ、マンハッタンカフェの仔に注意
- キンカメ産駒は過去10年【0-0-0-13】
- GⅠで3着以内の実績のある馬が優勝回数が多い
- 過去10年、前走4コーナーで7番手以内が優勝
こんなところか・・・。
人気のフィエールマンだけど、5と11の条件に引っかかるんだよなぁ。
当日2番人気なら買ってみたい気もするけど、これが1番人気に推されてるようだと、過去の1番人気の成績から消しでも良さそうな・・・。
こればっかりは当日のオッズを見ないと、何ともならんなww
人気の一角ユーキャンスマイルは5の条件に引っかかるし、なんと言っても天皇賞(春)ではアテに出来ないキンカメ産駒。
ここは、消しの材料が少ないクリンチャーを軸にしてみたい気がしてきた(菊花賞での連対経験もあるし)。
まぁ、世の中、何でもかんでも過去データ通りにいくなんて、そんなに単純じゃないだろうし、過去のデータと睨めっこするのはこれぐらいにして、ここからはサイン馬券を検討してみようか。
いつも言ってるけど、
競馬なんて頭の体操!ww
サイン馬券なんてオカルトもいいとこだけど、それをアレコレ考えてみるのは頭の体操になるだろww
で、サインと言えば、真っ先に思い浮かぶのがJRAのCM。
今回の天皇賞(春)のCMは、こちら・・・。
冒頭のセリフ、柳楽優弥がこんな事を言ってる。
思い出すなぁ、2年前・・・
このセリフから単純に想像できるのが、これって、2年前の天皇賞がヒントになるって事か?って事。
まぁ、そこまで単純なサインなんか出ないだろうけど、とりあえず2年前の天皇賞の結果を確認してみた。
1着キタサンブラック、2着シュヴァルグランで決まって、枠連2-3で1,090円、馬連3-6で1,040円、3着にはサトノダイヤモンドが入って3連単3-6-15で3,780円。
騎手でいうと武豊→福永祐一→ルメールで決まってる。
もう少しCMを観てみようか。
柳楽優弥が2年前のレースの思い出を語った後で、最後に言うセリフが、これ。
次のレースも、あんな感じになる気がするんだよなぁ
2年前のレースのような展開になるって事か?
あの時はキタサンブラックが通過順を(2-2-2-1)で回ってきて、4コーナー先頭に立って押し切ってる。
同じような展開になるとしたら、逃げ・先行馬が押し切るって事だけど、そうなると前走で逃げ切ってるメイショウテッコンあたりが気になる。
4コーナー3番手から追いすがったシュヴァルグランが2着、4コーナー5番手だったサトノダイヤモンドが追い込んで3着になってるんで、今年も同じようなレースになるなら4コーナーで前に居そうな馬を重視してみたい。
CMの最後には、こんな文字が映し出される。
思い出が、教科書になっていく
う~ん、こんな言葉を見ると、やっぱり2年前の天皇賞が気になるし、2017年の天皇賞(春)で馬券になった3番、6番には注意しておこうかな。それと福永祐一、ルメールにも注意(今年は武豊は騎乗しない)。
そうそう、福永祐一と言えば、もうちょっと気になるサインも。
今年の天皇賞(春)のポスターだけど、これ・・・。
デカデカと書かれてる文字は・・・
一瞬か、永遠か。
これ、福永祐一の文字が入ってる。
「一」瞬か、「永」遠か。
福「永」祐「一」。
これはメイショウテッコンの激走か!?ww
もうちょっとサインをこじつけて遊んでみようか。
ポスターの右下に写ってるのは去年の3着馬クリンチャー。
去年は4番人気で3着に入線してるんだけど、今年の鞍上も去年と同じく・・・
三浦「皇」成!
天皇賞なんで、やっぱり皇の字を持つ騎手は気になる。
去年は4歳馬ながら3着だし、今年は連対しても良さそうな気もするぞ。
てか、もういい加減、三浦皇成もGⅠを勝っても良いだろ。
過去のデータもクリアしてる項目は多いし、ポスター、騎手名からクリンチャーも買い目に入れておきたい。
桜花賞の記事でこんな事を書いたんだけど・・・。
和田竜二騎手がサイン臭いww
令和は万葉集からの出典。
JRAにも「万葉ステークス」っていうレースが有って、そこで勝ったのは和田竜二騎手だ。結果、桜花賞では、和田騎手を背にシゲルピンクダイヤが激走。
今回の天皇賞も、和田騎手がサインになりそうな気がしないでもない。
しかも天皇賞で騎乗するのは「万葉ステークス」の勝ち馬ヴォージュ。人気薄だけど、ここは枠でも押さえておきたい。
ちなみに和田竜二をイニシャルにするとRW。
R(令)W(和)。
さすがに、こじつけが酷くなってきたなww
最後に、もう一つサイン馬券的な見地からこじつけ。
今回の天皇賞、改元前の天皇賞なんで、こういう名前の馬にも注意してみようと思ってるぞ。
エタリオウ(王)
カフジプリンス(皇子)
天皇賞にピッタリな馬名だろ。
94年、秋の天皇賞ではネーハイ「シーザー」、セキテイリュウ「オー」で決まって馬連8千円超の配当。
シーザーとリュウ(王)・・・。
今年はエタリ(王)とカフジ(プリンス)で決まるかもな。
とりあえず100円だけ押さえてみるww
って事で、過去のデータとサイン馬券的な見地からあれこれ頭の体操をやってみたけど、今回の天皇賞(春)、そろそろ決断しようか。
フィエールマンはバッサリと切り捨て!
データ的にも怪しい部分があるし、そもそも、思ってるんだけど・・・
毎週々々、ルメールに勝たれてたまるか!
って訳で、軸にはデータ的にも穴の少ない福永祐一騎乗メイショウテッコンを指名。
対抗には三浦皇成のクリンチャー、押さえでデムーロのエタリオウ。
以下、穴目でカフジプリンスと和田騎手のヴォージュ。
さて、買い目をどうするか・・・。
とりあえず強弱をつけて馬連、5頭ボックスの10点。
ついでに3連複も5頭ボックスで10点。
その他、美味しそうな配当の3連単を少々・・・。
さっ、後は日曜日を待つだけだww
いつものバイト君の下書きチェック

相変わらずサインでこじつけてるし・・・

うっさいな・・・
桜花賞は本線で大的中しただろ~が

たまたまでしょww

・・・・・・

つか、仕事もしないで机にへばりついて馬の予想とか・・・
働け!

・・・・・・
まぁ、普通に買えばルメールのフィエールマンを押さえておくのが常道なんだろうけど、それじゃ面白くない。
平成最後の天皇賞、日本人が勝ったって悪くないだろ。





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