自粛中は映画と読書!アンソニー・ホプキンスの『ブレイン・ゲーム』は息抜きにピッタリの佳作だぞ!って話

新型コロナウイルスのせいで全国に緊急事態宣言が出てるけど、こういう時こそ自宅に引きこもって読書三昧、映画三昧したい。
って事でいつものようにAmazonプライム・ビデオで面白そうな映画を物色してたんだけど、アンソニー・ホプキンスの出演してる映画を発見。映画『羊たちの沈黙』で殺人鬼ハンニバル・レクターを演じてアカデミー主演男優賞を受賞してる俳優だ。この映画では抜群に頭脳がキレる殺人鬼を演じてるんだけど、オレが初めてA・ホプキンスを知ったのはず~っと前、中学生の頃・・・。
当時、大ヒットした映画で『エレファント・マン』ってのが有ったんだけど、この映画の中で良心的な医師を演じてたのがA・ホプキンス。実話に基づいた映画で、さすがのオレも涙が出たほどの感動作。キャリアも長いし様々な映画に出てる俳優だけど、彼が出てるなら観てみたい。

って事で、今回は映画『ブレイン・ゲーム』を観ての感想を書いてみようか。




たまにテレビなんかでやってるけど、日本の未解決事件をFBIの超能力捜査官が捜査するって番組。
この映画でA・ホプキンスが演じるのはFBIに協力する超能力者。何かに触れるとその物体の「過去」や「未来」が見えるという超能力。
どういう内容なのかをAmazonプライム・ビデオの紹介文から軽く引用すると、

FBI特別捜査官のジョー・メリウェザー(ジェフリー・ディーン・モーガン)と若き相棒捜査官(アビー・コーニッシュ)は、連続殺人事件の捜査に行き詰まり、元同僚のアナリスト兼医師ジョン・クランシー博士(アンソニー・ホプキンス)に助けを求める。博士は引退し隠遁生活を送っていたが事件に特別の感情を抱き、容疑者のチャールズ・アンブローズ(コリン・ファレル)を追跡していく。だが並外れた予知能力の持ち主である博士は、この殺人犯が自身以上の能力をもっていることに気付く…。

って内容。
犯人は誰なのか目的は何か・・・いろいろな謎が提示されるんだけど、この『ブレイン・ゲーム』の秀逸なところは、

ちゃんと犯人にも理由がある!

この手の連続殺人鬼ものだと、理由なんかは二の次、三の次、ただのサイコが人を殺しまくるってパターンが多いけど、こちらはそれなりに理由があるんだよね。
その理由ってのは、もちろん一般には受け入れらないかもしれない理由だけど、犯人にとっては重大な動機となってる。
マスクを被ったサイコが人を殺すだけの映画とはちょっと違うぞww

犯人の行動を予測して逮捕しようと試みるA・ホプキンスたちだけど、ことごとく裏目に出てしまう。どうしてかって、犯人はA・ホプキンス以上の超能力を持ってるから・・・。

さぁ、どうなる!?

ジリジリと盛り上げていく構成は観てて飽きないし、退屈な場面は皆無。
それどころか、ちょっと目を離そうものなら何か大事なものを見落としそうで画面から目が離せない。「予知」という超能力を扱いながら、映画が一定のリアリティを持ってるのも好感。
さすがにA・ホプキンス、その辺の安っぽい超能力映画、オカルト映画とは全然違う演技。

 

この映画、観てる間は退屈しないんだけど、その大きな要因は劇中の所々に仕掛けられたサプライズ
例えば容疑者を尋問するシーン、頑なに犯行を否認してるんだけど刑事たちは信用しない場面。そこでA・ホプキンスの出番だ。過去を透視してすぐに容疑者の無実を証明するんだけど、その理由が「おっ!」と思わせるもので、眠気も吹っ飛ばす内容。
そういう小さな仕掛けがいろいろあって飽きない。

極めつけはラスト。
事件も解決、全て解明されて一見落着、後はエンドロールを待つだけってところだけど、ここで回想シーンが出てくる。
これが・・・

えっ!

ウソだろ!?

って内容で、映画のラストでもちょっとしたどんでん返し。
いやぁ、最後の最後まで楽しめた。
犯人は「ある理由」によって連続殺人を続けていたんだけど、この「ある理由」ってのが、実はA・ホプキンスにも大きく関わっていて・・・。
オレのブログはネタバレしない方針なので詳しくは書かないけど、この「ある理由」ってのが映画のキーになってる。
まだ観てない人は、この自粛期間、観てみる事をオススメ。

金をかけた大作でもないし有名な映画でもないけど、息抜きにはピッタリの映画だな。
テレビでくだらないバラエティを観るよりはよっぽどマシな時間の遣い方だと思ってるww




いつものバイト君の下書きチェック

バイト君
バイト君

自粛してる間は読書とか映画三昧になりそうですねぇ

マサト
マサト

仕方ないだろ
外に出たらコロナに感染するかもだし・・・

バイト君
バイト君

まっ、こういう時にまとめて本を読むのも良さそう

マサト
マサト

こういう時に限らずいつでも本は読め!

バイト君
バイト君

・・・・・・

マサト
マサト

自粛期間を春休みとカン違いして外をウロウロ出歩いてる中高生を見ると頭くるわ

バイト君
バイト君

なんで僕に怒るんですか!

マサト
マサト

目の前に居るからだ^^

バイト君
バイト君

・・・・・・

 

A・ホプキンスの『エレファント・マン』も衝撃だったし、『羊たちの沈黙』も寒気がする映画だったし、この『ブレイン・ゲーム』もサプライズ満載の映画だったけど、特に印象深いのはノーベル賞作家カズオ・イシグロ原作の『日の名残り』
あの執事役にA・ホプキンスの魅力が凝縮されてると思ってるぞ。

 

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