ソチオリンピックまではフィギュアスケートで歌入りの曲つまりボーカル曲は使っちゃいけないってルールだったと思うけど、ルールが変わって以降、最近は大きな大会でもちらほらとボーカルの入った曲を使う選手も出てきてる。
うちの同居人がフィギュアスケートの大ファンなので、何か大会があるたびにオレも無理やり見せられてるけど、今は北京オリンピックが絶賛開催中(まぁ、人権問題とかあるし絶賛かどうかは微妙だけど)
で、男子のショートプログラム、いやぁ、鍵山優真クンは圧巻の演技だったな。
最終的な順位はどうなるか判らないけど、ショートプログラム終了時点で2位ってのは凄い。あんな大舞台で堂々とした演技・・・
凄い18歳!
てか、今回は鍵山優真クンの話じゃなかった。
彼がショートプログラムで使った曲 When You’re Smiling について軽く書いてみようか。
今でも大半の選手がクラシックの曲を使うフィギュアスケート、オリンピックという舞台でボーカルの入った曲を使ってショートプログラム2位ってのは驚き。
特に目を引くのが選曲の良さ。
When You’re Smiling は1920年代に作られたアメリカのスタンダード。
今から100年前!
フランク・シナトラが唄ってるCDはたまに車で聴いてるけど、この曲は他にもビリー・ホリディやディーン・マーチン等々のビッグネームが唄ってる。
で、鍵山クンが使ったのはMichael Bublé(マイケル・ブーブレ)版のWhen You’re Smiling。この人もカナダでは超有名スターで、たしか自国のオリンピック(バンクーバー大会)ではパフォーマンスを披露したはず(開会式か閉会式かは忘れたww)
でね、北京オリンピックでの鍵山クンの演技だけど・・・
見事に曲の世界観を表現!
何を唄ってるのか詩の意味が解れば、もっとフィギュアスケートが楽しめると思うので、ちょっと日本語訳を書いてみよう。
ムチャクチャ簡単なので拍子抜けするかもだけどww
~When You’re Smiling~
When you’re smiling
When you’re smiling
Oh, the whole world, it smiles with you
When you’re laughing
when you’re laughing
Well the sun comes shining through
君が笑顔でいたら
君が笑顔なら
世界中が笑顔になるよ
君が笑えば
君が笑ったら
太陽も輝き始めるんだ
But when you’re crying
You know you bring on the rain
Stop your sighing
Be happy again
Keep on smiling
Cause when you’re smiling
Oh, the whole world, it smiles with you
君が泣いていたら
わかるだろ、雨が降り始めるのさ
ため息なんか止めて
ハッピーでいようよ
笑顔でいようよ
君が笑顔なら
世界中が笑顔になるんだ
(instrumental break)
When you’re smiling(When you’re smiling)
When you’re smiling(Keep on smiling)
Oh, the whole world, it smiles with you
When you’re laughing(Keep on smiling now)
When you’re laughing(You’ll get through somehow)
Oh, the sun comes shining through(When I’m with you)
But when you’re crying
You know you bring on the rain
Stop your sighing
Be happy again
君が笑顔でいたら(君が笑っていたら)
君が笑顔なら(笑い続けようよ)
世界中が笑顔になるんだ
君が笑っていたら(さぁ、藁っていよう)
君が笑ったら(何でも乗り越えられるんだ)
太陽だって輝き始めるんだ(僕と君が一緒にいる時)
でも君が泣いちゃうと
わかるだろ、雨が降り始めちゃう
さぁ、ため息なんか止めて
ハッピーでいようよ
Keep smiling
When you’re smiling
The whole world, it smiles with you
The whole world, it smiles with you
笑っていようよ
君が笑顔でいたら
世界中が笑顔になるんだ
世界中が君と一緒に笑顔になるんだ
完璧に中学生レベルの英語歌詞だけど、う~ん、難しいところは特にないような・・・。
bring on(持ってくる、連れてくる)、shining through(輝く)なんかのイディオムは前後の文脈から容易に推測できるはず。
ポイントはsmileとlaugh。
辞書をひけばどちらも「笑う」って出てるけど、ニュアンスの違いを知っておかないと和訳の時に減点になるかも。
laughは声に出して笑う
例えば smile sweetly なら「愛らしい笑顔」、「可愛らしい微笑み」、laugh loudlyなら「大声で笑う」、「バカ笑い」って感じ。
って事で、鍵山クンの演技に触発されて軽く英語歌詞を見てみたけど、歌詞が解ればもっと楽しめるようになるはず。彼の動きの一つ一つが意味のあるものに見えてくる。
てか、この曲はうちの学習塾の教材で使う事にしよww
人気種目のフィギュアスケート、鍵山クンの演技を観ながらこの曲が頭に残ってる子も居るだろうし・・・。
興味のありそうな所から勉強に取り組む事は成績アップの秘訣!
いつものバイト君の下書きチェック

ちょっと簡単過ぎないですか?

そんな事言っても、これは有名なスタンダード曲だぞ

まぁ、英語の習い始めには良さそう

だろ!?
耳から覚えるのも大事なのだわ^^

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歌を聴きながら英語の勉強!

聴くだけで終わらなきゃ良いですけどww

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フィギュアスケートの本番でボーカル入りの曲を使っても良いようにルール改正されたのはソチ五輪の後からだけど、エキシビションではもっと前から使われてる。
オレが一番印象に残ってるのはスコット・ハミルトンのエキシビション。
1984年のサラエボ五輪の男子シングルの金メダリストにして、世界選手権を4連覇した当時の絶対王者。
いつの大会だったか覚えてないけど、彼がエキシビションで演じた『ニューヨーク・ニューヨーク』を観た時は超感動した(涙)
彼の小さな体がフランク・シナトラの歌声にのって躍動する姿は真剣に感涙ものだった。
どこかに動画が公開されてないか探してみよっと・・・。


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