うちの同居人が昔から言ってるんだけど・・・
外人の顔の区別がつかん!
やから、洋画は観ない!
映画好きのオレからすれば、バカな事を言ってる・・・、と思うんだけど、真剣に顔の区別がつかないらしいから、気の毒な気もする。
だって、洋画にも腰を抜かすような素晴らしい映画は多いのに、それを観ることを自分から放棄してるんだからな。
で、オレの方はどうかと言うと、相変わらず毎日、徹夜してる。
仕事から戻るのが夜の10時とか11時なんでね、それから自分の時間を楽しむとなると、どうしても徹夜になるのだ。
まぁ、夜中に誰にも邪魔されずに映画なんかを観るのは、なかなか楽しいけどな。
最近はどんな映画を観てるかと言うと・・・
一回見ただけじゃ解りにくい映画!
難解って言われてる映画なんだけど、例えばこういうのとか・・・
これなんか三回連続で観たんじゃないか?
それとか、こういうのも観た。
こういう映画って、そうとう集中して観てないと、何が何だか訳わかんなくなる。
そういう映画を、仕事から戻って疲れた頭で観るのはなかなか「重労働」なんだけど、慣れてしまうと、この「重労働」が・・・
快感!ww
こういう快感って癖になる。
なので、今回も難解と言われてる映画を観てみたぞ。
日本でも大人気、レオナルド・ディカプリオ主演の『シャッター アイランド』だ。
って事で、今回は『シャッター アイランド』の話。
まぁ、レオ様主演の映画だし、Amazonプライム・ビデオでも観れるんで、この映画を観てる人は多いだろうけど、オレの初見での感想は・・・
ラストのセリフを聞くために見る価値ある!
ってとこか。
もっと単純に書くと、
最後のセリフが・・・
凄すぎる!
この映画、最初に観た時。オレの頭は「?」マークが乱舞したぞww
頭の中でいろいろ整理、落ち着いて考えてみて・・・
あっ!
そういう事になるのか!
って、気がついたんだけど、解った後で思ったのは、
これまた何て言うか・・・
救いのない映画!
全然、ハッピーエンドじゃないけど、観てる人の心に爪痕を残すラストだ。
これが有るから、映画を観ることは止められないのだ。
どんなストーリーか書く前に、軽くこの映画についてまとめておくと、監督は名匠マーティン・スコセッシ。
この監督、『タクシー ドライバー』や『ニューヨーク ニューヨーク』で昔から超有名。『タクシー ドライバー』なんて、オレが子供の頃(小学生低学年)の時に母親と映画館に観に行った記憶があるww
そんな監督が2010年に撮った映画が『シャッター アイランド』なんだけど、ディカプリオとは四度目のコンビ。
で、特筆したいのは、この映画の公開時、映画の謎解きに集中するために「二度見キャンペーン」なんてのが行われたそうだ。
二度見キャンペーンって何だよ!?ww
まぁ、一回観ただけじゃ、なかなか全部を理解できないって事なんだろうけど、宣伝文句も奮っていて、
- 「精神を病んだ犯罪者だけを収容する島から、一人の女性が消えた—。」
- 「この島は、何かがおかしい。」
- 「全ての謎が解けるまで、この島を出ることはできない。」
っていうキャッチコピーが使われてたそう。
でね、オレが残念なのは、この映画を映画館で観てないって事。
どうしてかというと、ほら、映画館で観ると上映前に何だかんだと注意がスクリーンに映し出される事があるでしょ。
この映画の場合は・・・
「登場人物の目線や仕草にも注目しましょう」
って旨のテロップが流されたそうだ。
目線や仕草にも注意しながら2時間集中しなきゃいけないww
うん、仕事終わりの疲れた頭には、なかなかの「重労働」だった(涙)
ストーリーなんだけど、わりとシンプルだ。
いつものようにwikiさんから引用すると、
1954年、連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)とチャック・オール(マーク・ラファロ)ら捜査部隊は、ボストンハーバーの孤島(シャッターアイランド)にあるアッシュクリフ精神病院を訪れる。この島でレイチェル・ソランドという1人の女性が、“The law of 4; who is 67?” という謎のメッセージを残して行方不明となった。強制収容されている精神異常犯罪者たちの取り調べを進める中、その病院で行われていたマインドコントロールの事実が明らかとなる。
残されたメッセージ、“The law of 4; who is 67?” 、これは「4の法則。67は誰?」って事だけど、オレが一番気になったのは、このメッセージよりも、この映画を終始包み込んでる
ホラー映画のような色調!
鍵のかかった独房から一人の患者がメッセージを残して消えるんだから、そりゃ、この映画の暗く沈んだ色調とも相まって、
もしかして・・・
これってホラー映画なのか?
って思ったほどだ。
結論からいえば、全然ホラーじゃないんだけどね。
むしろ、一人の人間の「絶望」を描いた、
人間ドラマ!
だと思ってるぞ。
そう、ここで描かれてるのは「絶望」だ。
この記事を書くにあたって、「二度見」してきたww
なるほどね、目線やら仕草に注意して観てみると、上手く作られてる。
てか、初見でこの映画のオチに気がつく人って、
居るのか!?ww
オレなんか、脳ミソは単純な作りなんで、何度も観ないと意味が解らない部分もあったぞ(涙)
この映画については、例によって雨後の筍のごとく、いろいろな解説サイト、ネタバレしてるサイトが有るんだけど、オレは昔からネタバレはしない方針なんで、ここでは書かないけど(書くのが面倒くさいって理由もあるww)。
この映画を観て、意味が解らなかったって人は、そういう解説のサイトなりを見るのも良いと思う。
だけど、初見の人は絶対に、まっさらな状態で観ることをオススメ。
最初からネタバレを知ってて観ると、最後の衝撃を味わえないからな。
どうしてもネタバレが気になる人、観たけど意味が解らなかった人には、こちらのサイトが親切に解説してたので、とりあえず紹介・・・。
で、一番の見どころと言うか、最後の衝撃と言うか、まっ、あるセリフなんだけどね。
こういうセリフだ・・・
「モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか」
ここで、このセリフだけを見ても、何てことのない、ただの言葉だけど、2時間を超えるこの映画のラストでこのセリフを聞くと、
もう絶望感しか感じない!(涙)
ある人物が発するこの言葉、その彼の傍にいる人物の「驚いた」ような表情・・・
ここは最高のクライマックス!
まぁ、オレが勝手に、凄い凄い!って騒いでも、観てない人にはチンプンカンプンだろうし、観たことのある人にとっては、何を今さら・・・って感じかもしれないけどなww
少しだけネタバレに触れるけど、この映画でロボトミー手術の事が描かれてる。
オレなんか、ロボトミー手術を扱った映画というと、アカデミー作品賞を受賞してる『カッコーの巣の上で』が思い浮かぶ。この映画も小学生の頃に母親と映画館で観た記憶があるんだけど、子供心に「アメリカって凄いわ!」って思ったからな。
もっとも『カッコーの巣の上で』の方は、最後、ほんの少しだけ明るい未来を感じさせるけど、『シャッター アイランド』の方は、もろに絶望だ(涙)
さすが、マーティン・スコセッシと言うか、何と言うか・・・
存分に2時間楽しめたぞ!
てか、検証作業で二度見、三度見してたら、2時間じゃ終わらないけどな(涙)
同居人の下書きチェック

この映画、面白そう・・・

お前、外人の顔の区別つかんだろ (-_-;)

レオ様の顔はわかる!^^

他の登場人物の顔は?

他の人の顔は区別付かないのだわ^^

ディカプリオだけわかっても、それじゃ、映画の意味が通じんだろ(泣)

・・・・・・

オレみたいに区別がつく人間が観ても難しいのに・・・

・・・・・・

諦めれ!ww

・・・・・・




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