【読書】数十年ぶりに星新一を読んだ。昭和の匂いのするショートショートは令和の時代にも通用するぞ!って話

先日、期待して読み始めたSF短編集があるんだけど、1950年代~の海外SF短編を翻訳者が厳選したっていうアンソロジー。
ネットでも概ね好評みたいだし、収録作の『冷たい方程式』SF小説史上もっとも注目に値する作品のひとつと見なされているって事なので読んでみたんだけど・・・

くそ面白くなかった!ww

オレにはこの小説の何が良いのか理解できなかった。
その時の話はこちらの記事に書いた通り・・・。

【読書】粒よりの名品だと!?短編集『冷たい方程式』にはガッカリさせられた!って話

ガッカリするだけならまだしも、軽く怒りさえも覚える内容だった。
でね、オレだけもしれないけど、超つまらない本を読んだ後って・・・

しばらく本を読む気が失せる!ww

それじゃなくても積読が貯まりまくってるのに、ここで足踏みしてたら積読が消化できない。
積読の他にも読みたい本をリストアップしてるし、つまらない本を読んだ後遺症で止まってるわけに行かないのだ(まぁ、読書なんてただの趣味だし、仕事じゃないんだから読まなきゃ読まないで構わないんだけどww)。

面白くない本を読んだ後は、どうすれば良いか・・・
イイ事を教えてもらった。

ショートショート!

これなら軽く読めるし、気合いを入れて読む事もない。
隙間時間にちょっと文庫本を開いて2~3編をよめば、面白くもない本を読んだ後の・・・

口直しになる!

ショートショートと言えば星新一。
って事で、今回は星新一を読んだ話を書いてみようか。

 




 

星新一を読むのは数十年ぶり。
オレが中学・高校生の頃は本屋に行くと星新一の文庫本がズラ~ッと並んでたけど、令和の今の時代、本屋の棚も様変わりしたな。
当時の本屋の棚には星新一の文庫本がズラ~ッと並んでるんだから、もちろんオレも星新一の作品はけっこうな数を読んでる。
で、今回の本だけど読んだのは、こちら・・・

ようこそ地球さん!

この中に収録されてる『処刑』というショートショートが面白いと聞いて、数ある星新一の文庫の中から選んだ。
これね、読み始めて思い出したんだけど高校生の頃に読んだ事あったはずww
なにしろ数十年ぶりの星新一、しかもショートショートなんで全部の話を憶えてるわけも無いんだけど、この本の中でいくつか薄く記憶に残ってるものがあって、

あ~、これ昔読んだ本だ!

って思い出した。
とは言っても、ほとんどは覚えてない話だし、初読みたいなもんだろ。

無問題!ww

 

 

今の時代、星新一を知らない人も居るかもだけど、オレの世代で本を読む人間なら誰でも知ってるような超有名作家。ショートショートの名手として有名で、1001編以上のショートショートを発表してる大名人。
この文庫本には42編のショートショートが収録されてるんだけど、奇想天外な結末、人間が織りなす悲喜劇、皮肉な笑い・・・さすが星新一と思わせる作品が並んでる。
でね、あとがきを読んで驚いたんだけど、ここに収録されてる作品はどれも・・・

昭和36年6月以前のもの!

今は令和の時代だって言うのに、昭和だぞ昭和!それも36年って・・・

オレも生まれてない!ww

そういう時代に書かれたものだからショートショートと言っても昭和の匂いがプンプン。だけど面白いんだよなぁ。時代は変わっても人間の本質ってなかなか変わらないけど、星新一が描いてるのは人間の本質。だから時代が変わっても通用する。

 

 

印象に残ったショートショートをいくつか挙げておくと『不満』『空への門』『霧の星で』『愛の鍵』『探検隊』『処刑』・・・。
高校生の時に読んだ事があるのを思い出させてくれたのが『不満』だ。
このラストは衝撃的だったから、今回、ラストを読んで完璧に思い出した。某SF映画を想起させる結末はなかなかのインパクト。

今は国際宇宙ステーションISSってのが地球を回ってるけど、『空への門』はそういう未来を皮肉な描写で描いてて印象的。
『探検隊』も南極のタローとジローの話をモチーフにしててすこぶる印象的(もっとも南極探検隊のタロー&ジローの話を知らないと面白くないだろうけど)。
『愛の鍵』はなんかロマンチックで恋愛映画を観た後のような読後感(ショートショートなのに、この読後感は秀逸なのだ)。
『処刑』は式貴士の『カンタン刑』を思い出させる。極悪人の死刑囚に究極の罰を与える話だけど、星新一と式貴士の書き方の違いは対象的で印象に残る(式貴士の方はグロテスクに走ってて、残酷感過多ww)。星新一の方が文章が洗練されてるので読みやすくはあるけどな。

 

って事で、つまらない本を読んだ後で口直しに星新一を読んだけど・・・

満足した!ww

高校生の頃に読み漁ったとはいえ、忘れてるものがほとんどだし、そうだな、何冊か星新一の文庫本を買ってきて積読に入れておこうと思ってる。
いつかまた面白くも無い本を読んだ時には、口直しに最適だからな。

 



 

同居人の下書きチェック

同居人
同居人

星新一は私も聞いた事があるのだわ^^

マサト
マサト

聞いた事はあるけど、読んだ事はないと・・・

同居人
同居人

当たり前!

マサト
マサト

・・・・・・

同居人
同居人

本は苦手なのだわ^^

マサト
マサト

・・・・・・

同居人
同居人

高校生の時、太宰治を勧められて図書室で借りたけど・・・

マサト
マサト

けど?

同居人
同居人

3ページで心が折れたのだわ!ww

マサト
マサト

・・・・・・

 

よりによって太宰治を3ページで挫折する女がオレの同居人とは(泣)
まぁ、言い換えると・・・3ページまでなら本と向き合えるって事。
そういう人間には星新一のショートショートはちょうど良いかも。

同居人に星新一を勧めてみるか・・・。

 

【読書】粒よりの名品だと!?短編集『冷たい方程式』にはガッカリさせられた!って話
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