【映画】派手なアクションもスリルもないのに妙に惹きこまれる『村の秘密』/閉鎖的な村社会のドロドロの人間関係!って話

暇があるとamazonプライム・ビデオで映画を観てる。
モノクロで撮影されてる往年の名作もラインナップされてるし、何気に近年の話題作も配信されてるので重宝してる。
で、amazonプライム・ビデオの何が気に入ってるかと言うと、思わぬ掘り出し物を見つける事があるから・・・。
オレの知らない映画も数多く配信されてる中で、ご親切にもこういう案内がされてる。

あなたが興味のありそうな映画!

過去の視聴履歴に基づいてオススメの映画を10~20本ぐらい案内(もちろんプライム会員は無料)
当たりハズレはあるけど、概ねオレの好みに合う映画が多いような気がする。
で、先日の週末だけど、何か映画を観ようとプライム・ビデオを開いてみるとちょっと気になるタイトルがオススメされてた。
これ・・・。

村の秘密!

なんだか気の弱そうな警官が一人で写ってる・・・。
レビューを確認(これ大事ww)してみると高評価が多い。
作品の収録時間は90分だし、肩の力を抜いて週末の夜に観るには良さそうなので観る事にした。

って事で、今回は映画『村の秘密』について軽く書いてみようか。

 

 

この映画はオーストリア製作の映画。
う~ん、オーストリアの映画って観た事なかったかも(言語はドイツ語)
どういう映画なのかをプライム・ビデオの紹介文から引用すると、

小さな村で起きた若い少女の死によって、村の秘密が明るみにでる

要はサスペンス映画。
プライム・ビデオのジャンル分けでもサスペンスになってるけど、派手なアクションが有るわけでもなく、ジリジリするようなドキドキ感が有るわけでもない。
それなのに90分を堪能。
この映画、妙に惹きこまれたww
舞台はオーストリアの片田舎(いわゆる村)、この村の廃鉱山で一人の少女の死体が見つかる。
少女は村の有力者(議員)の一人娘バーバラ。
村の警察官ハネスは事故による転落死として処理するんだけど・・・
ってのが映画の序盤。
そこへ都会から派遣されてきた刑事が「殺人事件」として捜査を開始。
この辺りから村の閉鎖的な部分がだんだん明らかになっていくわけ。
生まれた時から村で育ってる警官ハネスと都会から来た刑事、この二人の捜査を快く思わない村人たち。
死んだ少女の両親、恋人、友達、立ち寄ったレストランの主人・・・なにしろ皆が昔からの顔なじみの村。とうとうハネスは「裏切り者」呼ばわりされて覆面の男たちから殴るけるの暴力を受けたり・・・。
なんとも陰鬱な雰囲気で物語は進んで行くわけだけど、この陰鬱さと対をなすのが・・・

風景の美しさ!

きれいな風景を例える時によく「絵葉書のような景色」って言われるけど、この映画はそんな景色がこれでもかと出てくる(さすがオーストリアww)
風光明媚なオーストリアの景色の中で進む陰鬱な捜査・・・このギャップが何気にアクセントになってる。
都会から来た刑事に反感を抱く村人、その刑事に協力してるハネスにも白い目が向けられるようになる。
でね、この映画のストーリーにちょっと奥行きを与えてるのがハネスと父親の関係。
仏教に凝ってる父、その父とどう向き合えば良いのか悩んでるハネス、なかなか面白い親子関係。捜査が行き詰った時にとうとう爆発して自分の想いをブチまけるハネス(ここは何気に名場面かもしれないww)

村人への尋問やら捜査が進んで行くうちに観てる側にもいろいろと村の秘密が明らかになるんだけど、どんな秘密かといえば・・・

ドロドロの人間関係!

こうやって書くと、もうほとんどネタバレになってるけど、いやぁ、なかなかハードな人間関係だった。
そうは言っても、似たような事は日本でもよく有りそうだし、こういうのは洋の東西を問わないんだろうな。
最終的には少女の死の原因も解明されるけど、う~ん、それで万々歳とならないところがこの映画の凄さ。
村はこれまで通りの閉鎖的な社会・・・。
ただ、ラストはちょびっと明るい。
ラスト、警官を辞めたハネスはリュックを背負い閉鎖的な村を出ていく。
テクテクと歩くハネスをバスの中から、店先から、街の片隅から、いつも通りの閉鎖的な村の中から見つめる村の人たち・・・。
最初は気弱だった主人公ハネスが、なんだか堂々としてるように見えるww
この映画はサスペンスとして観る事もできるけど、一人の男の成長物語として観る事もできるんじゃなかと思ったぞ(大袈裟ww)

ちなみに少女の死の原因だけど、う~ん、意外な犯人というかなんと言うか・・・
良く言えば意表を突いてるし、悪く言えば捻りすぎ。
まぁ、日本の二時間ドラマよりは奥行きが有るので好感。

 

 

いつものバイト君の下書きチェック

バイト君
バイト君

オーストリア映画!

マサト
マサト

うむ、珍しいから観てみたww

バイト君
バイト君

二時間ドラマよりは良いと?

マサト
マサト

全然良いわww
謎解きよりも閉鎖的な村と美しい風景のギャップが退屈させないし

バイト君
バイト君

で、誰が犯人だったんです?

マサト
マサト

〇〇だわ

バイト君
バイト君

まぁ、予想の範囲内でしょww

マサト
マサト

だから、この映画は謎解きよりも一人の男の成長物語として観るのだわ^^

バイト君
バイト君

・・・・・・

 

今回の『村の秘密』、概ね満足してるんだけど一つだけ不満点・・・。
これさ、字幕の出し方を少しは工夫して欲しい。
普通に画面下に字幕を出すのは良いんだけど、背景が白い時には何が書かれてるのかサッパリ読めないじゃないか(しかも文字が若干小さい)
喋ってる言葉はドイツ語だし、チンプンカンプンだった(泣)
画面下の背景が白い時には、せめて字幕を右か左に縦書きで出してほしい。
まぁ、そういうシーンは少なかったし映画のキモになるようなセリフじゃなかったけど、オレみたいな老眼にはちょっとキツい。

 

【映画】サスペンスとロマンスの『わが名はキケロ~ナチス最悪のスパイ』/思わぬ掘り出し物に満足!って話
実話を基にしたトルコ製作の映画『わが名はキケロ』をプライム・ビデオで観た。スパイ映画ならではのドキドキ感にロマンスを絡めた作りは秀逸。第二次世界大戦中の中立国トルコを舞台にイギリスとドイツのジリジリするような駆け引き。捻ったラストにも満足。
【映画】ホンモノは時代を超える!『第三の男』は映画史に残る傑作!って話
映画史に残る傑作『第三の男』を観た。この映画、これまでに軽く50回は観てるけど、吹替えで観るのは今回が初。やっぱり名作、何度観ても名シーンは色褪せない。有名な名セリフも声優が上手いおかげで違和感なかった。土曜の昼に気楽に観るには吹替えも良いな。
【映画】歴史に残るサスペンスの大傑作『死刑台のエレベーター』は観るべき映画!って話
サスペンス映画、スリラー映画と言えばヒッチコックを思い浮かべる人も多いだろうけど、彼の作品も色褪せて見えるほどの傑作がルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』。1958年製作の映画だけど、この映画のハラハラドキドキ感は令和の時代も色褪せない。
【映画】ハラハラドキドキしたいなら、これ!ヒッチコックの『サイコ』は映画史に残る傑作!って話
amazonプライム・ビデオでヒッチコックの名作が配信されてた。サスペンス映画の金字塔『サイコ』。これはテレビで何度も放送されてるし、もちろん結末は知ってるけど何度観ても色褪せない。有名なシャワー室のシーンをはじめ、久々に映画を堪能した気分。
【映画】『セッション』は強烈な余韻を残す!って話
映画『セッション』を観た。最初は誤解してたんだけどね、単なる音楽映画だろ、って・・・。ところがどっこい、凄まじい映画だった。音楽にかける二人の男の物語だ。鬼教師と生徒、「才能」vs「狂気」。映画らしいサプライズも用意されていて、実に映画らしい映画。ラストの幕引きもスパッと終わっていて、強烈な余韻が残る。良い映画だった!...

 

世界 夢の映画旅行
パイ インターナショナル
¥2,035(2022/02/23 15:59時点)

コメント

リンク

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 戦うオヤジへ

にほんブログ村 グルメブログへ

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ

f:id:masa10t:20181113062414j:plain
error: 右クリックできません