【漫画】『血の轍』の毒親が怖すぎてもはやホラーの領域!この母親の解毒は出来るのか!?って話

いやはや何て言うか凄い漫画を読んだ。
好きな漫画は普段からよく目を通してるけど(島耕作シリーズとか福本伸行カイジシリーズ等々)、この漫画の事は知らなかった。
最初は暇潰しのつもりで読み始めたわけだけど、ここまで夢中にさせてくれるとは嬉しい誤算。

って事で、今回は押見修造『血の轍』について多少のネタバレを含めて簡単に書いてみようか。

オレが毎週買ってる漫画雑誌はヤングマガジンとモーニング。
昔はあだち充の作品も好きだったな。小説でも同じなんだけど好きな作家、好きなシリーズは追いかけるけど、それ以外にはなかなか手が出ない。なので押見修造という名前も知らなければ『血の轍』という漫画作品も知らなかった。
で、先日だけどtwitterを眺めてたらフォローしてる人がこんな事を呟いてた。

なんか知らないけど『血の轍』って漫画が凄いらしい。
う~ん、『血の轍』って聞いて一瞬ボブ・ディランのアルバムかと思ったんだけどなww
ボブ・ディランのアルバム『血の轍』はかなりヒットしたし・・・。
まぁ、冷静に呟きを読めばマンガワンと言うアプリで漫画『血の轍』が9巻まで読めるようになってる、怖いけど面白いのでぜひ!って事なのは理解。
この方が漫画をオススメしてるのは珍しい。よくよく呟きを見てみると『血の轍』の表紙だかポスターの画像も表示されてる。
そこに描かれてるのは、

それは・・・

究極の偏愛

という文字。
ちょっと興味が湧いてきたww
子供相手の仕事してるし、当然だけど保護者とも接する機会は多いけど、世の中にはいろんな親が居ることは経験的に理解してるつもりだ。偏愛って言うからにはなかなかのモノが出てきそう。
無料で読めるそうだし(途中まで)、面白くなければ止めれば良いだけだ。
さっそくマンガワンをダウンロードして暇潰しに読んでみる事にした。

 

最初は暇潰しのつもり、つまらなかったら途中で投げ出そうと思ってた漫画だけど、これ・・・

面白い!

もちろんゲラゲラ笑うようなギャグ漫画じゃない。
読者を惹き込む力はとてつもなく強力。食虫植物に捕らえられた小さな虫になったような感じ。それぐらい強い磁力を持つ漫画だった。
twitterの呟きを見た時は「なんだか凄そう」って思ったわけだけど、

ホントに凄かった!(泣)

この『血の轍』、どんな話なのか知らない人も居るかもなのでwikiから軽く引用しておくと、

主人公の長部静一は、特に取り柄もないごく普通の中学二年生。母親の静子とは、一見すると何の変哲もない母子の関係であったが、静子はことさら息子を過保護に接していた。
夏休みになり、静一の一家は親戚らとともに行ったハイキング中、従兄弟のシゲルはふざけて片足立ちをしてバランスを崩し、崖から転落しそうになるが、危ういところで静子がシゲルを抱きとめる。だが次の瞬間、静子はシゲルを崖から突き落としてしまう。シゲルは記憶障害の残る重症を負い、理解不能な二面性を見せた母の殺人未遂を警察からかばった静一は、激しい後悔と混乱に囚われるようになる。それ以降、静一は精神的ショックから吃音がひどくなり、静子は情緒不安定となってこれまで以上に静一に依存するようになっていく。
そんな中、片思いをしていたクラスメイトの吹石 由衣子が、静一の自宅に遊びに来て、静一にラブレターを手渡す。だが、帰宅してきた静子に読まれ、ラブレターを破くよう懇願されてしまう。由衣子にラブレターの返事を聞かれた静一は、「ママがいるから」と泣きながら答えるのであった。(3巻まで)

3巻までの流れだけど、すでにかなりの毒親っぷり。
息子が貰ったラブレターを破るように懇願する母親って、そ~と~なもんだろ。
って言うか、従兄弟のシゲルを崖から突き落とす時点でイカれてるんだけど。
息子が射〇して親に隠れてパンツを洗濯機に入れるシーンが有るんだけど、その汚れたパンツを息子に見せながら問い詰める母親・・・

これは、何!?

どこで出したん?

問い詰められてドギマギする息子。
こんな母親が居たら怖すぎだろ(泣)

 

マンガワンで9巻まで読んだけど、ここに描かれてるのは頭の回線が常人とは異なる母親と気弱な男子中学生。
この二人を軸にして物語は加速度的に磁力を増して行く。
息子に似て気弱な父親、おませな同級生、親戚・・・どれもこれも現実に居そうな人物が描かれてる。で、思うんだけど、この漫画に妙なリアリティを感じるのは、会話が標準語じゃない事も一つの要因のような気がする。ここに出てくる言葉は群馬県の方言だと思うけど、聞きなれないオレは逆にリアリティを感じてしまう。
母親の偏愛への反抗、やっぱり母親から離れられない息子、う~ん、息子の苦悩も痛い。そこへもってきて壊れかけの家庭、崖から突き落とされたシゲルが回復(真実が露見)、息子が思い出した幼い時の出来事(これも凄い出来事)・・・これだけ磁力のある漫画は久々に読んだ。
まだ連載中の漫画なので最終的にどんな結末になるのか判らないけど、

母親の偏愛の原因は?

息子が幼い時の出来事の真相?

同級生の彼女との関係はどうなる?

等々、気になる事が多い。

この漫画、母親の偏愛ぶりはもはやホラーの領域だけど、ここで思い出したのが貴志祐介『黒い家』。こちらは小説だけど、貴志祐介のデビュー作にして世の中をかなり騒がせた衝撃作。映画にもなってて大竹しのぶがサイコな女を怪演してた。話の内容は全然違うし母親と子供の物語でもないけど、この漫画の母親にはどうしても大竹しのぶのイメージが重なってしまうww
母親と子供の物語なら映画『誰も知らない』も衝撃だった。主演の柳楽優弥がカンヌ映画祭で史上最年少の最優秀主演男優賞を獲得したわけだけど、こちらの母親は偏愛どころか育児放棄。いわゆるネグレクトと呼ばれるもの。子供を苦しめるという意味では『血の轍』の母親と大差ない。
育児放棄はもちろん虐待となるわけだけど、行き過ぎた偏愛も虐待だな。
この漫画はサイコサスペンスに分類されるんだろうけど、ホラーとして読む事も出来る。つか、完璧にホラーの領域に足を突っ込んでる(泣)
絵だって特別綺麗じゃないし(この手の漫画の平均レベルだと思ってる)、ストーリーだって怖い。だけど、一度読んだら離れられなくなる磁力がある。
最期の着地点がどこになるのか楽しみな漫画に出会ってしまった。もちろん作者・押見修造の他の作品も超気になるし、いろいろ漁ってみるつもり。

いつものバイト君の下書きチェック

バイト君
バイト君

この漫画、有名ですよ
知らなかったんですか?

マサト
マサト

うむ・・・
初めて読んでたまげたわ
一気読みしたぞ

バイト君
バイト君

お気に召したようでなによりww

マサト
マサト

てか、考えてみたらここに出てくるような親って・・・

バイト君
バイト君

・・・・・・

マサト
マサト

似たようなのは居るよな!(泣)

バイト君
バイト君

・・・・・・

 

学習塾なんてのを運営してると様々な保護者とお付き合いするけど、似たような親って確実に居る(さすがに甥を崖から突き落とすようなのは居ないけどww)
子供の事に過剰に干渉する親なんて、これまで何人も居たし・・・。
まぁ、うちは勉強を教える事が仕事なんで、それぞれの家庭の教育方針には関わらないけど(関わるとロクな事にならないだろww)

そうそう、マンガワンで9巻まで読めるのはたしかなんだけど、これって途中でライフと呼ばれるチケットを買わなきゃいけない。
7巻ぐらいまでは完全無料で読めたんだけど、一番良いところ、一番気になるところで無料部分が終了(涙)
もちろんチケットを購入して続きを読んだ。
う~ん、これからは紙の本で続きを買おうと思ってるww

 

映画「誰も知らない」はスゴイ迫力だった・・・。
今さらだけど、映画「誰も知らない」を観た。この映画、すごい迫力だな。胸に迫るパワーは並大抵のモノじゃない。良い映画を観た。ただ、気分はどんより・・・。
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