今回はちょっと真面目な話ww
いずれこういう日が来る事はわかっていたから、特段、感想も何も無いんだけど・・・
母親を引き取って一緒に暮らす事にした!ww
そりゃ兄弟なんかが居れば兄弟で話し合って、誰が母親の面倒をみるか、まぁ、そういう事を決めるんだろうけど、オレは一人っ子なんでね、面倒をみるもなにもオレしか居ない。
今の時代、介護施設だってあるし、そういう所に入る高齢者も多いけど、以前にも書いたように、
オレは絶対に親を介護施設には入れない!

人それぞれ事情も異なるし、考え方もいろいろ・・・。
なので、オレの考えを押し付けるつもりもないし、他人の考えを押し付けられるつもりもない。
って事で、今回は母親を引き取るまでの話を書いてみようか。
オレもいい歳なんで、母親だってもちろんいい歳だ。
この前の大型連休、令和に改元されたおかげで10連休だったけど、オレの母親が山口から遊びにきた。
いつも電話で話してるけど、顔を合わせるのは数年ぶり。
いい歳とは言っても、山口で一人暮らししてるんだから、そこらの同年代よりは健康だ。何年か前に会った時は、オレよりも早く歩くほどだったし・・・。
で、この大型連休、令和に改元されたって事もあるし、うちの同居人と一緒に母親を連れて伊勢神宮に行ったんだけど、その時、痛烈に感じた・・・。
歳とってる!
だって歩く姿が以前のように矍鑠としてない。ただ歩くだけなのに、不安そうに下を見て歩いてる・・・。
もちろん杖も無しで普通には歩いてるけど、以前の元気な姿(オレよりも元気)を憶えてる息子としては気が気じゃない(泣)
それに、こういう母親を山口に一人で残してるという事実に、今さらながら衝撃を受けたからな。
母親と一緒に住む事をこの時に、すぐに決めたぞ。
オレは決断が早い。
父親の葬式にも出てない不肖の息子だけど、それだけに母親には親孝行したい。親孝行ってのは、盆暮れの付け届けや週に1回の電話じゃない、もっと違う形の親孝行だ。
で、古い読者の人はご存知だけど、オレは独身とは言っても20年近く一緒に住んでる女性が居る。オレの個人的な事情で入籍はしてないけど、まぁ、世間的には内縁関係って呼ばれるやつだな。このブログにもよく登場してるし、同居人って呼んでるんだけど、母親と一緒に住む事にこの同居人が何て言うか。
うん、これは問題ない。
うちの同居人は、親孝行したいから一緒に住みたい、って言われても絶対にNoとは言わない女だ。
これだけは自信ある!
顔だって人並みだし、性格はワガママ、最近じゃオレと変わらないぐらいまで体重が増えてるし、ほとんどジャバ・ザ・ハット化してるけど、親孝行のために母親と住みたい、とオレが言えば賛成してくれる。うん、これは自信あったww
オレの同居人はそこら辺はよく出来た女・・・
オレは女を見る目が有るのだww
伊勢神宮からの帰りの電車の中で、同居人に言ってみたけど、二つ返事で大賛成。
で、問題なのが母親・・・。
自宅に帰り着いて言ってみたんだけどね。
なぁ、こっちに来てオレらと住まんか?^^
は?
なんで~?
そんなん面倒くさい。
嫌じゃ!
速攻で拒否された(涙)
そんな事で引き下がっていられない。
足も弱ってるみたいやんか・・・
歩くのも遅いし・・・
今日は調子が悪かったんや!
気合いを入れたら早く歩けるわ!(怒)
とうとう怒りだしてしまった・・・。
自分が年寄り扱いされた事に怒ってるのか、息子への照れなのか知らないけど、この機会を逃したら次はいつチャンスがやって来るかわからない。オレだって真剣。
そんな事を言うても、これから先も一人で居れんやろ
動けんようになったら老人ホームにでも入れてくれたらエエんじゃ!
それはオレが嫌じゃ!
息子が居るのに、なんで親を施設に入れんといけんか!?(怒)
もう、山口弁丸出しの喧嘩勃発。
さすがオレの母親、口では負けてない。てか、オレの方が迫力負けしそうだった(涙)
まぁ、母親の気持ちも分るような気もするんだけどな。こっちに来ても慣れない土地、息子と二人ならまだしも、同居人という第三者が居るわけだし・・・。山口には母親の姉妹(オレから見れば叔母)が居るから寂しくはないだろうし。
そうは言っても、オレだって一度決めたからには引き下がれない。
ヨタヨタと歩く姿を見て、とてもじゃないけど山口に一人で置いておけない。
ここだって慣れたら住みやすいじゃろが!
そんなん知らん!
オレの言う事がきけんのんか!?(怒)
お前こそ、親の言う事がきけんのんか!(怒)
もう、大声・・・。
あ~でもない、こ~でもないと言い争い。
もうね、オレも思った・・・勝手にしろ!って・・・。
ここで同居人が口を開いたんだけど、涙を流しながら、
一緒に住んで下さい・・・
・・・・・・・
母親、無言・・・。
オレも面倒くさくなって説得するの事は諦めてた。なので、この話は出さないでいたぞ。
今は何を言っても怒らせるだけ。一緒に住むって話は次の機会に延期しようと思ってたんだけどね。
あの日から二日・・・
5月5日のオレの誕生日、三人で朝飯をたべてる時だ。
同居人がニヤニヤしながら、
アンタに誕生日プレゼントが有るんだわ^^
プレゼント?
何だよ?
はよ、くれ!^^
お母さん、一緒に住んでくれるって^^
ウソだろ、と思って母親の顔を見ると、こっちもニヤニヤしてやがる。
うん、これはオレのこれまでの誕生日プレゼントの中でも一番のプレゼントだ。
どんなブランド品よりも、どんな高級レストランよりも嬉しい。
オレが不貞腐れてる間に、同居人が母親といろいろ話して一緒に住む事を承知してもらったみたい。
それからは今後の事について話し合いだ。
山口の家をどうするか、引っ越しはいつにするか、どれぐらいの荷物を持ってくるか、何か必要なものはあるか・・・
大まかなプランは決まった。今月中に休みを入れて、山口で面倒な手続きも済ませてこないとアカン。
今日、母親は山口に帰って行った。
次に三重に来るのは5月の終わりか、早ければ6月の半ば。
その時から、三人の新しい生活が始まる・・・。
中学、高校、大学とよく言われたんだけど、どうもオレはマザコンってやつらしい。
あの頃は母親ベッタリだったから、まぁ、そう言われても仕方ないけど・・・。
オレの愛読書『風が強く吹いている』の中で、脇役の一人がこんな事を言うんだけどね。
マザコンで何が悪い?
自分の母親を大事に思えない奴はロクなもんじゃないだろ!
オレもそう思ってる。
同居人の下書きチェック

来月には三人なのだわ^^

お前、よく説得できたな・・・

私に遠慮してたんとちゃうかなぁ
ちゃんと話したら分ってくれたのだわ^^

今回ばかりは感謝だわww

これからは喧嘩しても2対1だわ^^
負けないのだわ!

・・・・・・

アンタも自由時間が減るのだわ^^

・・・・・・
女二人に見張られて自由時間が無くなるのは困る(涙)
将来的には老老介護になるかもしれないし、その可能性はけっこう高いかもしれないけど・・・
今は少しの不安と大きな楽しみなのは間違いない。






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