先週のヴィクトリアマイルも①人気の馬は勝てなかったな。
昨年最後のGⅠだったホープフルSでも①人気コマンドラインが12着に敗れており、これでJRAの平地GⅠでは①人気が9連敗中。
ここまで勝てないと、①人気の馬はいつ勝つのか気になって来るww
そんなこんなで2022年の春のGⅠもいよいよ佳境。
今週は牝馬三冠レースの二つ目、オークス(優駿牝馬)が東京競馬場で開催。
ほとんどの馬が経験のない未知の距離(2400m)での戦いになるけど、桜花賞を⑦人気で勝ったスターズオンアースの二冠達成なるのか、他の馬が巻き返すのか興味深いところ。
過去10年、3番人気以内の馬が9勝してるレースだけど、今年の3歳GⅠは何気に荒れ模様・・・。オークスでは固くおさまるのか、それとも伏兵の激走があるのか・・・。
過去10年の好走・凡走データと怪しげなサイン馬券的な見地から、軸馬・穴馬を絞り込んでみる。
って事で、今回は2022年のオークスを過去データとサイン馬券で検討してみた話。
最初に見ていくのは過去データ。
拠り所とするのは日本文芸社の「重賞競走データBOOK」に記載されてるものと、JRAの公式サイトに掲載されてるもの。
まずは「重賞競走データBOOK」に記載のものを確認してみようか。
人気と配当
過去10年、1番人気の馬の成績は【5-2-1-2】で馬券圏内率は実に80%。
去年はソダシが8着に負けてるけど、16~20年には5連勝もしていて信頼度は高め。
この数字は今年の1番人気が予想されるスターズオンアースやサークルオブライフには心強い数字。
2番人気の馬も【1-3-3-3】と堅実に走ってる(馬券圏内率70%)
過去10年で①②人気がそろって馬券圏外に消えた年はない(今年がどうなるかは知らんけどww)
一発が有りそうなのは3番人気の【3-0-1-6】で過去10年で3勝。連対率は低いけど、勝ちきる事が多い印象。
二桁人気をみると、過去10年の3着以内30頭のうち馬券に絡んだのは3頭のみ。
ただし、この3頭は19年⑫人気カレンブーケドール2着、20年⑬人気ウインマイティー3着、21年⑯人気ハギノピリナ3着と3年連続で二桁人気馬が馬券になってる(去年は三連単53万円超の波乱)
馬連の平均配当は4,896円。
ただし3桁配当~10倍台が過去10年で7回なので、基本的には固くおさまる印象。
ステップ
過去10年、桜花賞組が【7-5-4-63】で断然の成績。
この組からは3着以内に入らなかった年はない。
今年のメンバーで桜花賞をステップにしてるのはウォーターナビレラ、サークルオブライフ、スターズオンアース、ナミュール、ピンハイ、プレサージュリフト、ベルクレスタ、ライラック。
トライアルのフローラS組は【1-4-3-37】
この組を東西で分けると、関東馬の【1-3-2-25】に対して関西馬は【0-1-1-12】となっていて関東馬が優勢。
今年のフローラS組をみるとエリカヴィータ(関東)、パーソナルハイ(関西)、ルージュエヴァイユ(関東)
桜花賞と同日に行わる「残念桜花賞」忘れな草賞組は【2-0-1-8】で要警戒。
今年のメンバーで前走が忘れな草賞なのはアートハウス、シーグラス。
また、過去10年の3着以内30頭はすべて中5週以内での出走(前走が3月以前だった馬は【0-0-0-13】)
今年のメンバーに該当馬は居ない。
桜花賞組
桜花賞の1着馬は過去10年で【3-1-0-4】で連対率5割。
半数は馬券にからんでいないけど、連対した4頭は桜花賞で上がり3ハロン最速をだしてる共通点がある。
着外に負けてる4頭は上がり3ハロンが3位以下だった馬。
で、今年の桜花賞1着馬スターズオンアースの桜花賞での上がり3ハロンは33秒5で3位。
大丈夫か!?ww
桜花賞で2着だった馬は過去10年のオークスで【1-1-2-3】
また、3着だった馬は【2-1-1-6】と、いずれもオークスの勝ち馬を出してる。
桜花賞での人気に注目すると、桜花賞で⑤人気以下だった馬は過去10年のオークスでは【0-0-0-37】で全滅。
今年の桜花賞馬スターズオンアースは⑦人気だった・・・。
ますます不安!ww
脚質
過去10年の3着以内30頭中、10頭が4角10番手以下からの差し・追い込みで、後方からも届く傾向。
前走に注目すると、前走で4角3番手以内だった馬は【0-1-3-39】なので割り引きが必要かも。
該当するのはウォーターナビレラ、サウンドビバーチェ、スタニングローズ、ニシノラブウインク、パーソナルハイ、ラブパイロー。
特にフローラS組で4角3番手以内だった馬は【0-0-1-10】で苦戦してる。該当馬はパーソナルハイ。
キャリア
ここは前走までのキャリアが3~5戦が中心。
キャリア6戦の馬は【2-0-2-34】で複勝率は11%まで下がる。
該当するのはウォーターナビレラ、サウンドビバーチェ、サークルオブライフ、スターズオンアース、ベルクレスタ。
7戦以上になると【0-0-1-44】とほぼ全滅。
ここに該当するのはシーグラス、スタニングローズ、ニシノラブウインク、パーソナルハイ、ラブパイロー。
上位人気確実な馬も何頭か引っかかってるけど、キャリア6戦までの馬を中心にして馬券を組み立てるか、ここは思案のしどころ(今年がどうなるかは知らんけど)
産駒
好成績なのはディープインパクト産駒で【4-5-3-29】
逆に不振なのはダイワメジャー産駒の【0-0-0-10】で掲示板も確保していない。
今年のメンバーでダイワメジャーの仔は居ない。
もう一頭、キングカメハメハ産駒も【0-1-0-11】と苦戦。
今年のメンバーでキンカメの仔はエリカヴィータ、スタニングローズ。
ここらで、一旦、「重賞競走データBOOK」を離れてJRAの公式サイトに掲載されてる過去データにも目を通しておこうか。
JRAの公式サイトにもいくつか気になる過去データが掲載されてるので、それらをピックアップ。
前走好走馬
過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、前走の着順が3着以内。一方、4着以下だった馬は3着内率7.5%と苦戦。
ここは前走で4着以下だった馬の評価を下げておきたい。
該当するのはサウンドビバーチェ、サークルオブライフ、シーグラス、ナミュール、ピンハイ、プレサージュリフト、ベルクレスタ、ホウオウバニラ、ライラック、ルージュエヴァイユ。
過去4年に限ると、3着以内馬12頭はいずれも前走の着順が4着以内だった馬。
前走4着以内まで広げると、サウンドビバーチェ、サークルオブライフも候補になってくるので注意。
4角の通過順
過去10年の3着以内馬30頭中29頭は、前走の4コーナー通過順が3番手以下だった馬。一方、2番手以内だった馬は3着内率4.2%と苦戦。
明らかに先行馬の成績が悪い。
前走で4角2番手以内だった馬はウォーターナビレラ、サウンドビバーチェ、ニシノラブウインク、パーソナルハイ、ラブパイロー。
もちろん割り引きで考えてみる。
キャリア
過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、通算出走数が5戦以内。一方、6戦以上の馬は3着内率6.0%と苦戦。
っここに引っかかるのはウォーターナビレラ、サウンドビバーチェ、サークルオブライフ、スターズオンアース、ベルクレスタ、シーグラス、スタニングローズ、ニシノラブウインク、パーソナルハイ、ラブパイロー。
なお、通算出走数が6戦以上だった馬で3着以内に入った5頭は、いずれも父が現役時に天皇賞(春)において2着以内に入った経験のある種牡馬。
この条件が当てはまるキャリア6戦以上の馬は〇〇と〇〇の2頭。
穴ならこれか!?ww
末脚
過去7年の3着以内馬21頭中15頭は、前走の上がり3ハロンタイムが3位以内だった馬。一方、4位以下だった馬は3着内率7.8%と苦戦。
この条件に引っかかるのはウォーターナビレラ、サウンドビバーチェ、ナミュール、ニシノラブウインク、パーソナルハイ、ライラック。
なお、前走の上がり3ハロンタイムが4位以下だった馬で3着以内に入った6頭のうち5頭は、東京競馬場の1勝クラス以上のレースにおいて「上がり3ハロンタイムが3位以内で1着」となった経験のある馬。既に東京コースで鋭い末脚を発揮して勝ち切っている馬であれば、4位以下でも評価を下げる必要はないかも・・・。
これに配当する馬はナミュール。
前走の馬体重
過去5年の3着以内馬15頭中13頭は、前走の馬体重が450kg以上だった。一方、450kg未満だった馬は3着内率6.1%と苦戦。
前走の馬体重が450kg未満だったのはエリカヴィータ、シーグラス、ナミュール、ピンハイ、ホウオウバニラ、ライラック、ルージュエヴァイユ。
過去4年の優勝馬
過去4年の優勝馬4頭は、いずれも前走の着順が3着以内。また、この4頭は前走の4角通過順が4番手以下だった点、前走の上がり3ハロンタイムが1位だった点、前走の馬体重が450kg以上だった点も共通。
今年のメンバーでこれらの条件をすべてクリアするのは〇〇と〇〇の2頭のみ。
これまでの傾向通り、今年のオークスでも馬券になるのかどうか注目してる。
その他、過去10年の優勝馬に共通する項目を挙げておくと・・・
過去10年の優勝馬10頭、全てに該当するのは
- 重賞で〇着以内 or オープン特別(L競走)で〇着の経験
- 馬体重〇〇kg未満
- 前走で〇番人気以内
- 前走は4角〇〇の位置で競馬
- 上がり3F〇〇の経験がある
- 〇〇m以上での勝利経験がある
過去10年の優勝馬10頭中、9頭に該当するのは
- 前走が〇〇当日のレースに出走
- 騎手は〇〇騎乗
- 〇番人気以内
と、こんなところか・・・。
これらは記事の後半部分で該当馬を整理してみよう。
何となく軸になりそうな馬が絞れてきたような気もするけど、ここからはサイン馬券的な見地からもあれこれ考えてみようか。
サイン馬券といえばJRAのポスターやCM、ヘッドライン、その他世の中で話題になってるニュース・・・。
まずはポスターから見ていこうか。
2022年、オークスのポスターは、こちら・・・。

©JRA
パッと見た印象だけど・・・
オークスの「オ」の文字だけ
デカくない!?ww
ここに何か意味が有るような無いような。
てか、以前の記事でも書いたけど、今年のGⅠのポスターには流れのようなものがあるように思われる。
フェブラリーSから始まったGⅠを振り返ってみると・・・

©JRA

©JRA
何となく複数のレースでセットになってるような・・・。
後ろ向きで写ってる構図の大阪杯と皐月賞では1番人気馬の隣枠の馬が1着。
馬が向かって右を向いてるフェブラリーSと高松宮記念では、「フェブラリーSで1番人気馬の同枠の馬が1着、高松宮記念では1番人気の馬の隣枠が2・3着」
馬が向かって左を向いてる桜花賞と天皇賞(春)では、逆のパターンになって「桜花賞では1番人気の馬の隣枠が3着、天皇賞(春)では1番人気の枠が1・2着」
これらは構図も似たようなポスターだけど、異彩を放つのがNHKマイルカップのポスター。
これだけが馬のアップでHERO IS COMING.の文字も3列で書かれてる(他は横一列)
で、結果は⑱人気カワキタレブリーが3着に突っ込んで三連単153万円の波乱。(ただし1番人気の隣枠が2着に入ってる)
先週のヴィクトリアマイルでも、1番人気馬の隣枠が2着に入線。
今年の春のGⅠ、1番人気馬の枠を予想の軸にして考えてみるのも良いかも・・・。
CMを見てみようか。
2022年、オークスのCMは、こちら・・・。
う~ん、いつまで同じパターンを続けるんだろww
今回も桜花賞、皐月賞、天皇賞(春)、NHKマイルカップ、ヴィクトリアマイルからの使い回し(さすがに来週のダービーはガラリと変えてきてるけど)
オークスのCMでもナレーションは同じ。
何を喋ってるのか抜き出してみると、
春、あのヒーローたちも
名もなき一頭にすぎなかった
静かに闘志をたぎらせ
その時を待つ
そして、証明してみせた
自分こそが新しいヒーローだと
さあ、その名を刻め
このナレーション部分についての検討は散々したので、興味のある方はそちらをどうぞ。

このCMで気になるのは、毎回変えてきてるラストのゴールシーン。
今回のオークス篇では19年のオークスのシーンを使ってる。1着ラヴズオンリーユー、2着カレンブーケドール、3着クロノジェネシスで決まって①⑫②人気の決着。2着に二桁人気馬が突っ込んできて三連単は17万円超の波乱。
ここで気になるのは、ここ直近のCMでは安藤勝己、蛯名正義と「引退した」騎手のシーンが続いていたのが、今回は現役バリバリの騎手が使われてる点(デムーロ、津村、北村騎手)
桜花賞・NHKマイルカップのゴールシーンは安藤勝己騎手、先週のヴィクトリアマイルでは蛯名正義騎手のゴール前のシーン(共に騎手を引退)だけど、これら3つのレースに共通するのは〇〇〇〇と言う事。
それが今回は現役の騎手のシーンになってるので、逆のパターン(△△△)が気になる。
ラヴズオンリーユーに注目するなら、同じように桜花賞不出走・前走も同じあの馬〇〇〇が浮上しそう。
ちなみに過去10年のオークスではディープインパクトの仔が4勝してるけど、今年のクラシック(ここまで桜花賞・皐月賞が開催済み)は、ディープインパクトの仔は1頭も馬券になってない。皐月賞でかろうじて1頭だけ掲示板を確保。
逆に目立つのがシルバーステートやドレフォン、ミッキーアイル等の比較的新し目の種牡馬の仔。
王道の東京2400mコース、今年の傾向通り、ここでもディープインパクトの仔は凡走するのか注目してる(出走予定なのはパーソナルハイ)
偶数年と奇数年・・・。
10年以降、桜花賞の●●馬(不在の場合は〇〇馬)に注目すると、偶数年は△△してるけど、奇数年はすべて▲▲となってる(こちらの詳細は記事の後半部分)
この流れが今年も続くと考えるなら、連対馬の1頭は〇〇〇になるけど、う~ん、こういうものはいつか途切れるし、どうだろうか・・・。
また、フェブラリーSから始まった2022年のGⅠ、〇〇〇〇に連動するものでこれまで続いてるものも・・・。
フェブラリーSが〇〇〇で決まると、続く高松宮記念は〇〇〇で決着。
〇〇〇が連動したんだけど、高松宮記念の〇〇〇の後は、続く大阪杯で〇〇〇で決着して、今度は〇〇〇が連動・・・。
続く桜花賞では〇〇〇と〇〇〇が連動・・・。
2022年はこの連動が先週のヴィクトリアマイルまで続いてる。
今回も続くと考えるなら、〇〇〇の馬がが3着以内に入る事になるけど、う~ん、どうだろうか。
当日の東京競馬場でのイベントをみると、先週に続いて「ローズスタイリスト大野耕生氏によるフラワーアレンジメントワークショップ」と「フラワーアレンジメントプレゼント抽選会」が行われる予定。
フラワーだとかローズスタイリストから連想するのは前哨戦のあのレース。
こちらの経験があるのは3頭が出走予定。
特に1着馬の〇〇〇が馬名的に気になる存在。
蛇足だけど先々週のNHKマイルカップ、先週のヴィクトリアマイルでは馬番13番が鬼門となってるようなww
NHKマイルでは逃げると予想された武豊騎乗のジャングロが大出遅れの7着、ヴィクトリアマイルでは①人気レイパパレがスタート直後に躓いて12着。
二度ある事は三度あるとも言うし、今回のオークスも馬番13番に密かに注目してるww
世の中のニュースからサイン馬券が生まれる事もあるけど、最近、世の中を騒がせてるニュースと言えば・・・
新型コロナウイルスの給付金が間違って振り込まれた事件だけど、金を返すどころかネットカジノで遣いきったって言うんだから凄い話ww
競馬もネットカジノもギャンブルだし(合法か非合法かの話は別)、なにかしらサイン的なものが出るかも。
安直に考えれば4630万円から馬番4・6・3、三連単4-6-3あたりが気になる。
過去にもイチローの引退に合わせて高松宮記念で凄い配当が出てるので、100円だけでも押さえておこうかなww
【競馬】やっぱりサイン馬券は面白い!高松宮記念でイチロー馬券が出た話
もう一つ、オークスの当日には現役最年長騎手・柴田善臣騎手の黄綬褒章受章セレモニーが最終レース終了後に行われる事になってる。
柴田善臣騎手の黄綬褒章受章セレモニーを東京競馬場で開催 オークス当日の22日最終レース後
なにしろ競馬学校の騎手課程1期生、現在では同期で騎手を続けてる人は居ない。それだけなら普通に良いニュースだけど、ちょっと気になるのが〇〇〇。
この馬の調教師は競馬学校では柴田善臣騎手とは同期で元騎手の〇〇師。
オークスで激走して競馬学校同期の柴田善臣騎手のセレモニーに花を添える事があるかも・・・。
今年の3歳GⅠ、桜花賞、皐月賞、NHKマイルカップが終わったところだけど、ここまで連対馬にちょっとした法則性のようなものが・・・。
連対馬の1頭には〇〇〇〇〇、そして1着馬と2着馬には△△△△△△の関係性があるような・・・。
- 桜花賞・・・
スターズオンアースの馬名は〇〇〇〇
2着馬ウォーターナビレラとは△△△△ - 皐月賞・・・
イクイノックスには〇〇〇〇
1着馬ジオグリフとは△△△△ - MHKマイル・・・
ダノンスコーピオンには〇〇〇〇
マテンロウオリオンには〇〇〇〇
両馬は△△△△
伏せ字部分や過去10年の優勝馬の共通点、当日のイベント関連、その他、何気に気になる出目馬券的なものもいくつか書いておこうかな。
(ここからは有料記事となります)
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