【読書】それなりにインパクトは有るけど、おかしな書き方で台無し!?『百舌の叫ぶ夜』を読んでみた!って話

オレの昔からの悩みのタネは「金は貯まらないのに積読は溜まる」・・・。
本を読むペース以上に気になった本を買ってしまうもんだから、いつまで経っても積読は減らないし、むしろジワジワと増える一方。
酷いものになると3年も4年も前に買った本もあるし、何でこの本を買ったんだろ?と自分でも理解出来ない本が積読の山に埋もれてる。
で、今年は少しでも積読を減らしていこうと決意。さっそく積読の山から一冊抜き出して読んでみた。

って事で、今回は逢坂 剛の『百舌の叫ぶ夜』を読んでの感想を軽く書いてみようか。

 

 

逢坂 剛の作品は今回が初読だけど、彼が直木賞作家なのは知ってた。
この『百舌の叫ぶ夜』を買ったのも、それが一つの理由。
本屋をブラブラしてる時にたまたま目に留まった本書・・・

たしかドラマ化されてたよな?

作者は直木賞作家・・・

これは期待できそう・・・

そんな軽い気持ちで買ったのがキッカケ。
で、読み終えての感想だけど・・・

期待ハズレ!ww

ちょっとしたサプライズも有るし、悪くはないんだけど・・・。
どういうストーリーなのかを文庫本の裏表紙の紹介文から引用すると、

能登半島の突端にある孤狼岬で発見された記憶喪失の男は、妹と名乗る女によって兄の新谷和彦であると確認された。東京新宿では過激派集団による爆弾事件が発生、倉木尚武警部の妻が巻きぞえとなり死亡。そして豊明興業のテロリストと思われる新谷を尾行していた明星美希部長刑事は…。錯綜した人間関係の中で巻き起こる男たちの宿命の対決。その背後に隠された恐るべき陰謀。迫真のサスペンス長編。

登場人物が複雑に絡み合って、なかなかの人間ドラマを描いてるし、テロリスト・新谷和彦をめぐるサプライズも秀逸。
後半にかけて物語が広がり過ぎてる感もあるけど、大藪春彦のハードボイルド作品を彷彿とさせる展開は劇画チックで迫力がある。
そんな小説なので、ページをめくる手は止まらなかったと言いたいところだけど、止まりっぱなしだった。文庫本で450ページを読了するのに5日もかかった。
物語の着想は面白いし、なかなかの展開を見せるんだけど、この小説はオレにとって大いに期待ハズレだった。

 

物語の展開が良くて、サプライズもあって面白いはずなのに、何が原因で読了までに5日もかかって、期待ハズレと思わせるのか。
理由は簡単・・・

時系列が訳わからん!ww

唐突に過去に戻ったり(その過去だって登場人物によってバラバラ)、読んでるうちに「いつが現在なのか」解らなくなったぞ。
なにしろ死んだと思ってた人間が平気で生き返ったりしてるんだから、オレは自分の頭がおかしくなったのかと思ったww
最初の方に戻って確認してみると、たしかにその人物は死んでるんだけど、中盤のある場面では平気な顔をして人殺しの算段をしてるし、訳がわからなくなった。
この点については本書のあとがきで作者の逢坂 剛が書いてるんだけど・・・

各章の数字見出しの位置が、上下している点に、どうか留意していただきたい。これは必ずしも視点の変化を意味しない。時制の変化を示したつもりである。
死んだはずの人間が生き返ったからといって、くれぐれも短気を起こして投げ出さないでほしい。

と書かれてる。
途中で投げ出しはしなかったけど、読むのにちょっと根気を必要としたことは事実。
数字見出しの上下なんて気にして読んでる人がどれぐらい居るのかしらないけど、時制の変化だらけで、いつが現在かもわからない小説なのでオレの頭で理解するのは苦労するのは当然。
そんな苦労した小説、読んでいて面白と思う訳もないww

そもそも、この小説のプロットで時制の変化は必要ないだろ。
変に物語を解かりにくくしてるだけで、こんな小細工を弄したせいでせっかくのテロリストの謎がボヤけてしまってる(このトリックは好きなのに!
普通に時系列に沿って物語を進めれば、それなりに面白いのに、余計な小細工のせいで読むのにえらい時間がかかってしまった。
物語の組み立ては面白い、登場人物もハードボイルド風味でカッコイイ、なのに推進力に欠ける小説だった。
ちなみにこの小説、ドラマ化もされてるんだけど、どんなストーリーなのかwikiで調べてみた。
う~ん、原作とはかなり違ってるような・・・。
よほど原作が面白ければドラマも観るけど、こちらのドラマは観ないだろうな。

ったく、何でこんな本を買ったんだろ

と思ってる。
直木賞作家、ドラマ化ってのが原因だけどww
とはいえ、amazonのレビュー欄では概ね高評価が並んでるし、他の人には読みやすかったんだろうな。
まっ、人は人、オレはオレww

 

 

いつものバイト君の下書きチェック

バイト君
バイト君

死んだ人間が生き返るww

マサト
マサト

まさか時制がおかしいとは思わない書き方なんだわ

バイト君
バイト君

・・・・・・

マサト
マサト

自分の読解力が狂ったんじゃないかと焦ったぞ

バイト君
バイト君

大袈裟なww
まぁ、読了して良かったじゃないですか

マサト
マサト

5日もかかったわ
こんな推進力のない小説は久々

バイト君
バイト君

やっと積読を1冊消化ww

マサト
マサト

・・・・・・

バイト君
バイト君

あと50冊ぐらい積読あるんでしょ

マサト
マサト

・・・・・・

バイト君
バイト君

頑張ってくださいww

マサト
マサト

・・・・・・

 

言われなくても頑張るけどな。
それにしても今回はホントに期待ハズレだった(泣)
テロリストのトリックが秀逸なだけに、普通に書いてれば・・・と残念でしかたない。

 

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