時間軸を逆転する映画『メメント』は集中力を試される映画だった

連日の記録的な猛暑のせいで外に出たくない。
こんな時はAmazonプライム・ビデオで何か映画を観るにかぎる・・・。
って事で、評判作の『メメント』を観てみた。

メメント (字幕版)

メメント (字幕版)

この映画、上手く工夫して作られてるな。
ボサ~ッと観てると、「?」の部分がいろいろ有って、意味不明になりがちなんだけど(実際、オレも3回観たww)、観れば観るほど新しい発見があって、

あ~、なるほど!
そういう事か!

って納得する部分が多い。
って事で今回の話は、映画『メメント』の話。

 

この映画の特徴は、

時間軸の逆転再生!

時間軸をズラして見せる方法は、いろいろな映画でも使われてるんだけど、この映画は最初から最後まで、「過去に遡る」描写で構成されてる。
冒頭からラストまで、一貫して時間を遡る描写になってる。
一つのシーンが10分前後流されると、今度はその数時間~数日前の描写になって・・・
って感じでラストまで引っ張っていく。
シーン毎に時間が過去に遡るんだけど、そこに回想シーンが挟まれる事でアクセントになってる。
先日の記事で映画『21グラム』の話を書いたんだけど、あの映画も時間軸をズラして描写してるけど、この『メメント』は比べ物にならない面白さだ。

この『メメント』緻密に計算されたストーリーで、

奥が深い!

これ、集中して観てないと、オレみたいに何度も繰り返し観る羽目になるぞ。
一回じゃ「?」な部分がたくさん有った(涙)

いつものように軽くwikiさんからストーリーを引用すると、

ある日、自宅に押し入った何者かに妻を強姦され殺害された主人公・レナードは現場にいた犯人の1人を射殺するが、犯人の仲間に突き飛ばされ、その外傷で記憶が10分間しか保たない前向性健忘になってしまう。

復讐のために犯人探しを始めたレナードは、覚えておくべきことをメモすることによって自身のハンデを克服し、目的を果たそうとする。出会った人物や訪れた場所はポラロイドカメラで撮影し、写真にはメモを書き添え、重要なことは自身に刺青として彫り込む。しかし、それでもなお目まぐるしく変化する周囲の環境には対応し切れず、困惑して疑心暗鬼にかられていく。

果たして本当に信用できる人物は誰なのか。真実は一体何なのか。

って事なんだけどね。
この主人公の記憶は10分程度しか保たないわけ。
なので何度も会ってる相手の顔も忘れるし、大事な事も忘れてしまう、
そこで主人公は、会った相手の顔をポラロイドカメラで撮影して、そこにメモを書いたりしてるわけ。もっと重要な事は身体に入れ墨を入れて消えないようにしたり(主人公の身体は入れ墨だらけw)
そういえば、健忘症とかアルツハイマーで記憶が無くなるのでメモを残すって映画、日本にも有ったな、『博士の愛した数式』とか『明日の記憶』とかな。こういった映画でも体中にメモを貼り付けてたけど、『メメント』の方はサスペンスだからね、メモの内容がなかなか強烈だ。
彼のウソを信じるな
とか
殺せ!
とか・・・。

 

こういった映画にしては珍しく、登場人物は少ない。
主人公の他にはナタリーって言うバーの女、テディって言う謎の男ぐらいか・・・。
時間軸を過去に遡る描写なので、最初のうちは何が何だかサッパリ分らないんだけど、わかって来るのは、

  • 主人公は妻殺しの犯人を捜してる
  • 犯人の名前はジョン・G
  • 主人公は前職は保険調査員

って事ぐらいなわけ。
そこにテディやらナタリーってのが絡んでくるんだけど、主人公とどういう関係なのかは謎のままだ。テディは主人公に対して、手助けやら助言をしてくれるんだけど、彼の目的は?
ナタリーも同じようなもんで、いろいろ手助けしてくれるけど、この女、そもそも何者?
他にも細々した謎がてんこ盛りだ。けっこう集中して観てるつもりでも、イマイチ意味が解りづらい所もあるわけ。
なにしろ主人公の記憶は10分しか保たないし、過去に遡るっていう描写なんでね。
ただ、この謎がラストで、

一気に収束!

いやぁ、これは見事な結末
ハッピーエンドでもないし、どっちかというと「救いのない」結末なんだけど、時間軸を遡る形で描いてきた2時間が、ラストで冒頭のシーンに繋がるわけ。
いろいろな謎も解けるんだけど、

上手い!

上手すぎる!

なるほど、レビューの評価も高得点なハズだな。
オレも☆4個ぐらいは付けるぞ。

この手の映画だとネタバレサイトだの解説サイトだのが有るんだけど、うん、『メメント』にもネタバレサイトや解説サイトが有った。
オレはこの映画を3回連続で観て、その後で解説サイトを観たんだけど、まだまだ気づかない伏線とか有ったりして、ちょびっとショックだったぞ(泣)
この映画は、そうとう集中して観ないと、良さが伝わりにくい映画だな。

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そういえば、小説の方でも一回読んだだけじゃ「?」な部分が多い、って小説があった。乾くるみ『イニシエーション・ラブ』だ。
この小説の宣伝文句、

「最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する」

 「読み終わった後は必ずもう一度読み返したくなる」
噂にたがわず凄い小説だった。
映画化もされてるんだけど、この小説を初めて読んだ時は、何がどうなってるのかチンプンカンプンだったww もちろん解説サイトを熟読して最終的には納得したんだけどな。

この小説、映画化は無理だろ!

って思ってたんだけど、こちらもなかなかの出来栄えの映画になってた。

www.masato-style.com

『メメント』を観てたら、『イニシエーション・ラブ』の事を思い出したんだけど、こういう一筋縄ではいかない作品って面白いな。

 

いつものバイト君の下書きチェック

バイト君
バイト君

どういう映画なのか、もっと詳しく書かないんですか?

マサト
マサト

詳しくって?

バイト君
バイト君

回想シーンの謎とか、ポラロイド写真にメモしてる内容とか・・・

マサト
マサト

そこまでやったら、ネタバレに繋がるだろ
オレはネタバレはしないのがモットーだわ
これから観る人の楽しみを奪う事になるのだ

バイト君
バイト君

ただ、面倒なだけでしょ!

マサト
マサト

まぁ、そういう理由もあるww

バイト君
バイト君

・・・・・・

 

まっ、オレがネタバレを書かないのは、面倒くさいってのもあるけど、
一度、先入観無しで観て、それで意味が解らなかったら、ネタバレサイトを見れば良いと思ってるからだ。

最初からネタバレサイトを見ると、映画を観た時の感動も驚きも半減だろ!

そういえば、『メメント』DVD版には、時間軸を正常にした解説映像が特典で付いてるそうだ。
うん、解説映像が付属してるのは良いけど・・・
このパッケージのデザインがなぁ・・・

映画の良さを伝えてないぞ!ww

主人公が不細工すぎる。
こんなに不細工じゃないだろww

 

 

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