「今週のお題」
思い出の家族旅行
ちょっとお題について書いてみようか。
思い出の家族旅行なぁ・・・。
良い機会だし、ちょっと昔のアルバムを眺めてみたくなった。
忘れてる事もあるだろうし、古いアルバムをあれこれ探して昔の写真を眺めてみたぞ。
オレが小学生の頃の写真なんかも出てきたりして、いやぁ、懐かしいな・・・。
もう、ウン十年も前の写真なんでね、さすがに色も剥げてきてたけど(泣)
って事で、今回の話は【お題】思い出の家族旅行だ。
オレには自慢の妹が居た。
居た・・・
過去形だ。
名前は・・・マリ。
どこに行くにも一緒、遊ぶ時も寝る時も一緒だった。
風呂だって一緒に入ってたぞ。
友達に紹介すると、みんながみんな言ってたぞ・・・
うわっ、マサトの妹って、むっちゃ可愛いやん!
そんなの当たり前だっての!
オレの妹なんだからな。
だけどね、この妹が生きてた頃は、なかなか家族で旅行には行けなかった。
別に妹が病気とか身体が弱かったとか、そんなことは無い。
すごく元気な妹だった。
だけど、なかなか一緒に旅行に行けない。
だって・・・
オレの妹って・・・
ワンちゃんだからな!
オレが子供の頃、室内犬(ヨークシャー・テリア)を飼ってたんだけど、むちゃくちゃ溺愛してたのだ。
何をするにも一緒だ。
オレが机に向かって勉強してる時は、膝の上に乗って大人しくしてたし、
マリ~、散歩行くか?
って声をかけると膝から飛び降りて玄関に走っていったり・・・。
雨の日も風の日も一緒に散歩に行ったなぁ。
でも、一緒に行けない場所もあるわけ。
旅行だ!(涙)
当時は今のようにペットと泊まれるホテルだのペンションだのは皆無、有料で預かってくれるペットホテルなんてのは近場には無かったし、どこか遠くに旅行となると、誰かが家で留守番(マリの世話)をしなきゃいけないって時代だ。
高校生の頃だっけな、父親が、阿蘇山でも見に行こうか、と提案した。
家族会議が開かれたぞ。
会議といっても、父と母とオレの三人だけだけどww
泊りがけで行くとしても、マリはどうするん?
2、3日なら親戚の叔母さんに預けてもエエやろ・・・
そんなん、嫌やわ!
じゃぁ、誰か留守番するか?
汽車で行くのん?
マリが行くとなると、吠えるかもしれんし・・・
汽車は無理やろなぁ・・・
マリが行かんなら、オレも行かん!
泊まるところがなぁ・・・
困ったねぇ・・・
家族会議は紛糾ww
みんなの気持ちは同じだ。
マリは可愛いから連れて行きたいけど、泊まるところが見つからない。
オレは、マリが行かないならオレも行かない!の一点張り。
このままだと、いつものように、家族旅行は無期限延期になってしまう。
マリがウチに来てから、家族三人で遠出した事はなかったのだ。
議論する事2時間ぐらいか、結論が出た。
隠してホテルに連れて入ろう!ww
今、考えてみると、よくあんな大胆な事をやったな、と思うけど、あの時は、それだけマリが可愛かったのだ(泣)
出発の日がやって来た。
父の運転する車で熊本を目指すぞ。
マリの食事と牛乳を水筒に入れて出発だ。
関門トンネルを抜けて九州に上陸。
やまなみハイウェイが綺麗だったな・・・。
近場の買い物なんかでも車に乗ってたから、マリが乗り物酔いする心配は無い。
てか、窓枠に前足をかけて見慣れない風景を嬉しそうに見てたぞ。
途中、テキトーな場所に駐車して、マリのオシッコタイム。
そろそろお昼。お腹が減って来た。
かと言って、どこにでも入れるわけない。
たいていのレストランやら食堂やらは、ペットお断りだからな・・・。
車の中でまた家族会議だ。
昼飯、どこで食べる?
マリは入れてもらえんやろ・・・
弁当でも買って車で食べるか?
せっかく旅行に来たのに、弁当は・・・
名物を食べたい!
またまた議論は紛糾。
どうにか結論は出た。
時間差攻撃!ww
とりあえず、一軒のレストランに到着。
まずは、オレと母親だけがレストランに入店だ。
父親はマリの昼飯と散歩。まぁ、車で留守番だなww
食事が運ばれてきて、オレは5分で食ったぞ。
早く食べて父親と交代せなアカンから(泣)
まぁ、マリと一緒なら車の中で留守番でも全然平気だけどな。
いつもと違う様子にマリもウキウキしてるみたいだ。
何だかんだで熊本県に入った。
まずは草千里を抜けて阿蘇山へ突撃だ。
今はどうなのか知らないけど、あの時は火口まで行けたんだよな。
もちろんマリも一緒だ。
この写真、スキャナで取り込むの苦労した(涙)
普段、コピーしか使ってないから、写真のスキャンの方法が謎だった・・・。
まぁ、今回の「お題」のおかげで、昔の写真を数十年ぶりに見る機会にもなったし、懐かしい気分にもなったけど。
そうそう、こんな写真も出てきた。
これ、多分、草千里で撮った一枚だろうけど、
若い!ww
てか、マリが可愛い・・・。
ほとんど最強!
さて、今回の旅行のハイライト。
ホテルに到着した。
大きなボストンバッグにマリを入れる。
少しだけ隙間を空けてチャックを閉めるぞ。
フロントでチェックインする時はヒヤヒヤだww
マリ、良い子やから吠えんでね!^^
ボストンバッグを下げたオレは祈るような気持ちだ。
ほとんど走り書きのような字で父親がチェックインの用紙に記入してる。
フロントなんかで長居してる余裕は無いのだ。
いつマリがボストンバッグの中で吠えるか分からないからな(泣)
早く部屋に入らんとヤバいww
まっ、無事に部屋に入れた。
てか、ホテルに居る間、マリは一度も吠えなかった。
えらい!
さすが、オレの妹!
ボストンバッグから出されたマリは、嬉しそうに部屋の中を走り回ってたけど、疲れてからは、いつも通りオレの膝の上に乗って行儀よくしてた。
オシッコだって持参してきたトイレシートの上で出来た(家に居る時は、たまにオレの布団の中でしてたくせに)。
家では、外でちょっと物音がしただけでキャンキャン吠えてたのに、こういう時は、やっぱり飼い主の気持ちが伝わるんだな。
食事が運ばれてくる間、またボストンバッグに入れられても、食事の世話係の人が出て行くまで大人しくしてたからなぁ。
翌日は熊本城やら水前寺公園なんかに行ったんだっけな。
あの頃は、観光地にペット連れで来てる人なんか、まだ少なかったけど、それだけペットの宿泊事情が充実してなかったって事だろうな。
で、この熊本旅行から家族の意識が変わった。
マリを旅行に連れてっても大丈夫!
いや、隠れて泊まるのは良くないんだけどなww
翌年からは長崎やらいろいろ連れて行った記憶がある。
そのマリもオレが大学を卒業する前に死んじゃった(涙)
家族全員、号泣だったぞ・・・。
オレは、マリが死んでから3ヶ月で10kg痩せたし(涙)
オレのあまりの痩せ具合に、同級生に聞かれたもんな・・・。
お前、就職活動が上手く行ってないんか?
すごい痩せてるけど・・・
ってww
まっ、マリが居たおかげで、いろいろ思い出に残る旅行ができた。
昔の写真を眺めてて思ったんだけどね。
よく言うでしょ、月並みな言葉だけど・・・
マリ・・・
オレの妹になってくれて、
ありがとう!
まだまだ、アルバムに写真は残ってるな。
今夜は昔の写真を眺めながら、思い出に浸る・・・。
あっ、思い出に浸ってたら、一枚、また想い出の写真が出てきたww
これ・・・。
沖縄でサラリーマンをやってた頃に、母と母方の祖父母を沖縄に招待していろいろ観光に連れて行った時だ。
亡くなる前に祖父母に孝行できて良かった(涙)
あれだな・・・
一枚、一枚にそれぞれ思い出があって、写真を眺めてたらセンチメンタルな気分になるな。
こんな気分になるって事は、オレも歳をとった証拠かもな・・・。
いつものバイト君の下書きチェック。

細い!

・・・・・・

これ、何歳の頃なんですか?

多分、中3か高1だわ

すごい変わり様ですね~ww

・・・・・・

と言うか・・・

ぁんだよ?

この頃から目つきが悪い!ww

・・・・・・
Sponsored by ヒルトン

コメント