学習塾なんてのをやってるけど、頑張った子には何かご褒美をあげたくなる。
苦手科目の点数を飛躍的に伸ばした子、模試の成績が上がった子、毎回の課題をきちんと提出する子・・・まぁ、様々だけど、頑張ってる子は応援したくなる。
オレは・・・
応援団だからな!
この仕事、頑張る子を応援したいだけでやってるようなもんだ。
じゃなかったら、こんな商売やってない。クレームとか有るし(泣)
逆に言うと、能力もないくせに頑張ってない子は嫌いww (そういう子に限って、志望校は夢みたいな学校を言う)
で、ご褒美と言っても、子供相手にまさか現金を渡すわけにもいかない。かと言って、今時の子は飴玉一個とかじゃ喜ぶわけもないし、反対に迷惑がられるだろ。
そこでウチでは、ご褒美に図書カードを渡すんだけどね。
最近では「図書カード NEXT」ってモノが出てる。
先日、ある子に図書カードを渡したんだけど、
これ、どうやって使うんですか?
って言われたぞ(涙)
図書カードの事を知らない子が居る事に驚いた。
って事で、今回は「図書カード NEXT」の使い方の話だ。
そもそも図書カードってなんだ?
図書カード・・・うん、オレが子供の頃は「図書券」って呼ばれていた。
これは歴史が古くて、発行が開始されたのは1960年。オレだって産まれてないww
今で言うところの商品券みたいなデザインで、500円とか1000円の額面が印刷されていて、その金額の範囲内で好きな本やら雑誌を買えた(不足分は現金を出せば購入できる)。商品券と同じような「金券」の一種だ。こういう奴ね。
で、「図書カード」が販売され始めたのは1990年。
それまでの商品券のようなデザインから、プリペイド式の磁気カードに変わった。
同じころに普及しはじめていたテレホンカードと同じようなデザインだ。
金額の残高はテレホンカードと同じように、パンチ穴で確認できる仕組み。
もちろん本屋さんで本や雑誌を買うたびに、支払いのために読み取り端末に通すんだけど、2005年には書店に端末が普及したので、「図書券」は書店での販売は終了。
完全に「図書カード」に移行したってわけ。
この辺になると、さすがに知ってる人は多いだろ。
この図書カードが2016年に刷新されて生まれ変わったのが「図書カード NEXT」ってわけ。
どんなモノかというと、
これが「図書カード NEXT」・・・。
券面にNEXTって書かれてるんだけど、見た目は従来の「図書カード」と変わらない。変わったのは、NEXTからは素材は紙だ。
残高を確認するためのパンチ穴も無い。
じゃぁ、どうやって残高を確認するの?
って話なんだけど・・・。
残高の確認方法は?
残高の管理はデータセンターのサーバーで管理されてるそうだ。
今風と言えば今風だけど、どういう事かと言うと、この「図書カード NEXT」の裏面はこういう風になってるんだけどね。
裏面にあるQRコードを書店の専用端末で読み取る事で残高を管理してる。
えっ、それだと自分で残高が確認できない?
って思われるかもだけど・・・
出来るぞ!
さすが、今風って感じだけど、このQRコードをスマホで読み取ると、図書カード公式HPに行くことができる。こういうページが表示されるんだけど、空欄にID番号とPIN番号を入力する事で残高と利用履歴を確認できる。
残高と利用履歴の画面はこれ。
もちろんパソコンからHPに移動して、番号を入力する事で確認する事も可能だ。
使える店と買える物
金券の一種とは言っても、たいていのモノを購入できる商品券とは違うんで、なにかと制約は多い。
「図書カード NEXT」って名乗ってるぐらいだから、一般に売られている本や雑誌は買えるけど、逆に言えば・・・
本や雑誌しか買えない!
購入できる店も限られていて、「図書カード NEXT」専用の読み取り端末が置いてある本屋さんじゃないと利用できない。
ついでに書くと、コンビニでも使用できないし、BOOKOFFのような古本屋でも使用できない。図書カード公式HPによると、2018年5月末の時点で、図書カードの取り扱い店数は8,718店。どこの書店が取り扱ってるか検索できるので、事前に確認した方が良いかも・・・。
まぁ、大型書店ならまず大丈夫!
そうそう、近頃の本屋さんは、本の他にも文房具も売ってるな。鉛筆やらノートやら、その他いろいろ。店によっては、可愛らしい雑貨も置いてるけど・・・。
本屋さんで売ってる文房具を図書カードで買えるかどうか
って事なんだけど・・・
無理!ww
あ~、語学の学習用にCDの付属した書籍(オーディオ・ブック)なんてのも有るけど、あれはどうなるんだろ。多分、各書店の裁量に任されてると思う(そこまでは調べてないww)
支払い方法は?
これは簡単だろ。
お金の代わりにカードを渡せば、専用の端末で会計処理してくれるぞ。
残高が不足している場合は、不足分の現金を払えば問題ない。
対応してる店には、こういう端末が有るハズ・・・。
大事な事を忘れるところだった・・・。
「図書カード NEXT」に移行したのは良いけど、
これまでの図書券や図書カードは使えないのか?
ってのが気になる。
使える!
図書券と従来の図書カードには有効期限が無いから、何年も前から机の引き出しの奥で眠ってるモノも問題なく使えるぞ。
で、問題なのは・・・
「図書カード NEXT」には10年の有効期限がある!
まさか10年も保管する人は居ないと思うけど、各カードの裏面には、ちゃんと有効期限が記載されてるww
まとめ
- 図書カードが今風に発展したモノが「図書カード NEXT」
- 専用端末の置いてある本屋でしか使えない
- コンビニ、古本屋もNG
- 残高の確認はパソコン、スマホ、店頭のレジで確認
- 不足分は現金で支払う事で購入可
- 書籍しか買えない(文房具や雑貨はX)
- これまでの図書券、図書カードは使える
- 図書カード NEXTには10年の有効期限あり
ざっと書いてみたけど、こんなところか・・・。
大きな本屋なら対応してるだろうし、ちょっとしたプレゼントにはお手軽だし良いんじゃないかと思ってる。
ウチの塾なんかでも年間で80枚前後のカードを子供に渡してるけど、200枚ぐらいまでなら図書カード出すから・・・
成績を上げろ!
もっと頑張ってくれ!(切実ww)
この記事を書くにあたって、図書カード公式HPを見てたんだけど、オリジナルカードも作れるらしい。
うん、在庫が切れたらオリジナルのカードを渡すのも良いな。
いつものバイト君の下書きチェックだ。

オリジナルの図書カード・・・

良いアイデアやろ!?^^

どんなデザインにするんですか?

そんなもん、オレがガッツポーズしてる写真とか・・・

お止めなさい!

・・・・・・

それこそ苦情の嵐になるww
厄除けにもならないでしょ!(怒)

・・・・・・




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