国語が乱れているのか、言葉に対する寛容度が高くなったのか!?「国語に関する世論調査」で思う事

仕事柄、言葉の使い方には敏感な方だ。
子供なんかが、ちょっとおかしな言い回しをしてると気になってしかたないw

オレが若い頃から言われ始めてたのが「日本語が乱れてる」って事。
テレビや雑誌なんかで偉い先生が深刻な顔をして「正しい日本語を使う人が減ってる」「日本語の美しさが失われつつある」なんて言ってたもんだ。
言葉なんて変化するもんだと思ってるし(実際、平安時代と現代じゃ言葉は違う)、日本語に正しいとか間違いが有るとは思ってないけど、美しいい or 美しくないってのは有るかもしれないな。言葉ってのは時代とともに変化していくものなので、そもそも「正しい」とか「間違ってる」っていう区分は当てはまらないような気がする。
そこにあるのは「本来の意味・使い方」「異なる理解・使い方」だけ。つまり新しい理解・新しい使い方を受け入れるか受け入れないか、美しいと感じるか感じないか・・・だと思ってる。

で、先日だけど新聞に面白い記事が掲載されていたので、今回は日本語についてちょっとだけ想うところを書いてみようか。

 

 

受験生を相手にしてる仕事なんで、子供には国語の力をつけて欲しいし、どんどん本を読むように言ってる。国語の力がつくと国語だけじゃなくて数学の文章問題なんかも解きやすくなる。そもそも読解力がないと文章問題の意味も把握できないだろww
英作文にしたって普通に日本語が使えない(書けない)と英語で作文するなんて苦労するに決まってる。
本や新聞を読む事で読解力が養われるし、「本来の意味・使い方」の日本語を身に付ける事もできる。
まっ、そんな話は以前の記事でも書いたんだけど・・・。

「役不足です」・・・言葉の話。受験生は新聞を読もう!

 

で、今回の話だけど、新聞にこういう記事が載ってた。

小さな記事だけど文化庁の2019年度「国語に関する世論調査」の結果について書かれてる。
見出しには・・・

「敷居高い」誤解5割超
国語調査 本来「不義理して行きにくい」

と出てる。
この調査は2~3月に16歳以上の約2,000人に慣用句の理解度などを聞いたもの。
なかなか興味深い結果なのでちょっと紹介してみようか。

 

 

今回の調査で明らかになったのは、「浮足立つ」「敷居が高い」などの慣用句を本来の意味で理解している人が3割しか居なかったって事。
理解している人が3割ってのは、やけに少ないように感じるけど、例に挙げられてる慣用句を眺めてみると、なるほど、たしかに異なる理解の方が今では一般的になりつつあるようにも思えてきた。

例えば・・・

  • 浮足立つ
    本来の意味は「怖れや不安を感じ、落ち着かずそわそわしている」って意味。これを知っていたのは26.1%で、60%以上の人が「喜びや期待を感じ、落ち着かずそわそわしている」と思っていたそうだ。
  • 敷居が高い
    本来は「相手に不義理をしてしまい、行きにくい」って意味。理解していたのは29%にとどまる。56%の人は「高級すぎて、入りにくい」と受け止めていた。
  • 手をこまねく
    本体は「何もせずに傍観している」って事だけど、こちらを理解していたのは37パーセント。47%の人は「準備して待ち構える」と本来の意味とは異なる理解をしていたそうだ。

受験生ならこの辺りは本来の意味を知っててほしいww
文化庁は「敷居が高い」で本来の意味の「相手に不義理をしてしまい、行きにくい」の理解度が29%にとどまった事について、「戦前の小説などでは本来の意味で使われていたが、現在では相手に不義理だという感覚自体がなくなってきたのではないか」としているそうだ。
なるほどな、たしかに世の中には一種の拝金主義みたいな風潮が蔓延してるし、オレが子供の頃の比べても相手への義理だの人情だのって感情は薄れてる。それが良いか悪いかは別問題だけど、こうして本来の意味で使う人がどんどん居なくなって、新しい理解での使われ方が一般的になるのかと思うと寂しい気もする。

 

 

慣用句の使い方もいくつか書かれていた。

例えば・・・

  • 今までの事を改め最初から始める
    本来の表現は「新規まき直し」だけど、これの理解率が42%。残りの44%は「新規まき返し」と答えてる。
  • 前に負けた相手に勝つ
    本来の表現なら「雪辱を果たす」で理解率が38%。50%の人は「雪辱を晴らす」と表現してる。
  • よく分かるように丁寧に説明する
    本来なら「かんで含めるように」だけど、31%の人が「かんで含むように」としていたそうだ。

う~ん、「雪辱を果たす」はオレも引っかかったww
知らず知らずのうちに「雪辱を晴らす」って使ってたし・・・。

 

新しい表現についても書かれていて、婚活終活等の「活」がつく新しい表現を54%の人が使うと答えてる。
ハラスメントを省略したパワハラ、モラハラ等の言葉を使う人も58%、社会の中核を担う20~50代に限ると7割以上の人が「使う」と回答してるそうだ。
ガン見(凝視する)、ガン寝(熟睡)など意味を強調する「ガン」を使うのは10歳代の77%に対して70歳以上は4%とか・・・。
なかなか興味深い調査結果なんだけど、今回、66%の人が「国語が乱れていると思う」と回答。同じ質問をした14年度調査(73%)から7ポイント減ったそうだ。
これについて文化庁は「スマホやSNSの普及で多用な表現が発信され、言葉に対する寛容度が高くなったのでは」とみているらしい。

今回の調査でも半数以上の66%の人が国語が乱れていると思うって回答してるそうだけど、オレの感じ方はちょっと違うかも。
言葉ってのは時代によって変わっていくもんだし、その変化を「乱れている」と一括りには出来ない。「本来の意味・使い方」と「新しい意味・使い方」が有るだけで、そこに「正しい」とか「間違ってる」って持ち込むのはちょっと違和感。
もちろん受験生は「本来の意味・使い方」を知っておくべきだけど・・・。
オレが気にするのは「本来の意味・使い方」とか「新しい意味・使い方」じゃない。その言葉が日本語として・・・

美しいかどうか?

ガン見だとかガン寝なんて言葉、美しいとも思わないし使いたいとも思わない。
同じようにガチ〇〇〇なんて言葉も美しいとは思わない。どうせ日本語を使うなら、誰からも綺麗な日本語って言われるような使い方をしたいと思ってる。
まぁ、そうは言っても、「敷居が高い」なんかの慣用句、あと数十年先には本来の意味で使う人も居なくなるんだろうな。時代の変化と共に言葉も変わって当然だし、仕方のないことだけど・・・

せめて美しい日本語は残って欲しい!

と思ってる。

 

 

いつものバイト君の下書きチェック

バイト君
バイト君

・・・・・・

マサト
マサト

ぁんだよ!?

バイト君
バイト君

普段、むちゃくちゃ言葉汚いくせにww

マサト
マサト

うっさいな!
出るとこに出たらちゃんと話してるだろ~が!

バイト君
バイト君

仕事場でも美しい日本語を使いましょうよww

マサト
マサト

・・・・・・

バイト君
バイト君

そもそも綺麗な日本語を喋ってる姿、見た事ないし・・・

マサト
マサト

・・・・・・

 

まっ、オレだって社会人一年生の頃は上の世代からは新人類世代って呼ばれてたし、今から思うと、上の世代からみたらオレら新人類の使う日本語も「?」だったかもしれないな。
あの頃流行った言葉、「ホの字」だとか「マブい」「チョベリバ」・・・今じゃ死語もいいとこ、ほとんど誰も使ってない。もちろん日本語としても美しくない。
今、あっちこっちで使われてるガチ〇〇〇なんて言葉、数十年先、残っているのかどうか・・・。

誰もが認めるような美しい日本語、うん、これを身に付けたい。
って、ブログに書いてる文章はどうなんだ?って突っ込まれそうだけど、オレのブログなんて・・・

私生活の切り売り!

片手仕事で書いてる文章に高潔な日本語を期待されても困るのだww

 

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