『君たちはどう生きるか』は若い時にこそ読むべき本!だと思った

こういうマンガが有るなんて全然知らなかったんだけど、つい少し前までは、本屋に行くと大々的に宣伝されてた。本屋どころかコンビニにも置いてたからな。いろいろポスターなんかも貼ったりして、販売にはかなり力を入れてたみたいだな。
こういうマンガだけどね・・・。

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パラパラっと中を見てみると、まぁ、普通にマンガだったんだけど、本の帯に書かれてる文句がオレの好奇心をくすぐった。
歴史的名著、初のマンガ化!
って書かれてる。
これ、歴史的名著なの?
名作と呼ばれてる本はけっこう読んでるつもりだったけど、この本は聞いた事が無い。
タイトルが何ていうか哲学書みたいな感じだし、俄然興味が出てきた。
しかも・・・
池上彰氏も子供時代に感動!
なんて書かれてる。
いや、池上さんが何に感動しようが知ったこっちゃないんだけど、こうも自信満々に書かれてると思ってしまうだろ、
ほぉ~、どれほどのモノか読んでやろうじゃないか!
ってなww
でね、手っ取り早くマンガを買えば良いのかもしれないけど、せっかく原作ってモノが有るんだから、
原作を読んでやれ!
と思った。
マンガだと、絵の雰囲気とか構図によってイメージが「引きずられる」恐れがあるからな。
なので原作を読んでみる事にしたぞ。
って事で、今回は『君たちはどう生きるか』を読んでみての率直な感想を書いてみようか。

 

この本の事は全く知らなかったんでね、とりあえずはwikiさんで事前にマメ知識を仕入れてみた。ちょっと引用すると・・・

1937年に新潮社から出版され、戦後になって語彙を平易にするなどの変更が加えられてポプラ社や岩波書店から出版された。
児童文学の形をとった教養教育の古典としても知られる。
2017年には羽賀翔一により漫画化され、『漫画 君たちはどう生きるか』のタイトルでマガジンハウスから出版された。また、同年には宮崎駿が制作中のアニメ映画のタイトルを、本作から取って『君たちはどう生きるか』にすることを発表した。

なんと1937年の出版・・・。
戦争前じゃないか。
児童文学の形をとった教養教育の古典!?
イマイチ、意味が解りにくいww
マンガ化は2017年らしいけど、宮崎駿の映画のタイトルにもなるのか(別に宮崎駿は好きじゃないから、これはどうでもイイww)
で、本屋で原作を探したんだけど、こちらも平積みされて大々的に売り出されてた。
オレが買ったのはポプラ社版、ポプラポケット文庫『君たちはどう生きるか』だ。

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これ、活字は大きく印刷されてるし、全ての漢字にふりがなが振られているんだけど、

逆に読みにくい!ww
って言うか、いくら児童文学でも、親切すぎるだろ。
紙質なんかはさすがポプラ社、普通のよくある文庫本よりは上質な紙を使ってるけど・・・。
問題は中身だ。
さっそく読んでみた(一日で読了)

この『君たちはどう生きるか』って本の内容だけど、旧制中学の2年生(15歳)のコペル君(本田潤一)が主人公。なかなかの優等生なんだけど、各章では彼の身の回りで起こる出来事が綴られているわけ。
で、各章の終わりに、コペル君の叔父さんがコペル君に宛ててノートを書いてる。このノートには「社会の成り立ち」とか「ものの味方」「人と人との繋がり」なんかが書かれてる。コペル君に宛てて書いてる体裁だけど、要は読者に対しての「(道徳)教育」的な側面が強く出てるな。
最後の章では、コペル君が叔父さんへの返答という形で、これからの人生を生きて行く上での「決意」を表明してる。
ざっと、各章のタイトルを書いてみると・・・

  • まえがき
  • コペル君とおじさん
  • 一 へんな経験
  • 二 勇ましい友
  • 三 ニュートンのりんごと粉ミルク
  • 四 貧しい友
  • 五 ナポレオンと四人の少年
  • 六 雪の日のできごと
  • 七 石段の思い出
  • 八 がいせん
  • 九 すいせんの芽とガンダーラの仏像
  • 十 春の朝

こういう構成。
でね、オレがどう思ったか、どう感じたかだけど・・・
もう、率直に書くけど・・・
この本を読んで感動するには、
オレは・・・

歳をとり過ぎてる!ww

良い事を書いてるんだよ!?
あるべき人間の姿とでもいうのか、理想の人間像になるためにはどのように考えてどのように行動するべきか、その辺の事は子供にも解るように丁寧に書かれてる(児童文学って言うぐらいだから当たり前だけど)。
だけどなぁ、オレぐらいの歳になると、人生の酸いも甘いも噛みしめてるし、なんとなく見えちゃってるわけ
何が?
って・・・
世の中、こんな理想的な人間ばかりじゃないだろ!?
うん、この本が言わんとしてる事は分る。
そういう人間になるためには、どう考え、どう行動するかを書いてるわけで、周りの事は関係ない。
この本が問うてるのは、
自分はどうあるべきか?
って事だからな。
だけどなぁ・・・
やっぱり、オレぐらいの歳になると、いろいろ考えも凝り固まってるしww
繰り返すけど、うん、良い事を書いてるんだよなぁ。
だけど、オレには真似できない事も多い。
真似するには遅すぎる!
と、半ば諦めの境地だけどなww

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戦争前に書かれた本だけど、扱ってるテーマは現代にも通じるもので、いじめ貧困格差・・・様々な問題に触れてる。
でね、読み終わって、ちょっとした違和感を感じた。
なんか、胸にストンと落ちてこない違和感
なんだろうな、この違和感・・・
考えてみたんだけど、オレなりに答えが出た。
この『君たちはどう生きるか』旧制中学を舞台にしてるんだけど、まぁ、旧制中学ってのは、当時としては割と裕福な恵まれた家庭環境の子供が通ってたわけで・・・。
下々の一般の家庭の子は、女学校だの旧制中学なんてのには、まぁ、あまり縁が無いってのがあの時代だろ。
異論が有るかもしれないけど、オレの出した答えは、
違和感の正体・・・

上から目線!

書かれてる内容云々じゃなくて、なんていうか、この本の雰囲気というか、背後に薄っすらと感じる上から目線の姿勢
まぁ、こんなひねくれたものの見方をするのは、オレの性根がねじ曲がってるからだろうけど・・・。
良い事が書かれてるんだけど、
気持ち良くない!ww
ってのが実感だったな。
wikiさんに書かれてる評価を見てみると、こんな一節があった。

高田里惠子によれば本書は、教養主義の絶頂期にあった旧制中学校の生徒に向けて書かれた教養論でもある。高田は、官立旧制中学の代表格であった東京高師附属中学校(現・筑波大附属中・高)出身の著者により描かれた主人公たちの恵まれた家庭環境や高い「社会階級」に注目し、本書が「君たち」と呼びかける、主体的な生き方のできる(つまり教養ある)人間が、当時は数の限られた特権的な男子であったことを指摘している。

なるほどね・・・。
著者自身が旧制中学の出身なのか。
それで、こういう違和感を感じてしまったのかもな。

この作品の最後の言葉なんだけど、語り手が、
「君たちは、どう生きるか。」
と問いかけて終わってる。
オレの正直な感想だけど・・・

ほっとけ!ww

そりゃ、若い頃ならまだしも、この歳まで生きてきて、自分なりに自分の生き方に誇りも有るし(少しだけ)、こんなもん、大上段に「君たちは、どう生きるか」なんて言われても、ちょっと困惑するぞ。
オレには、オレの・・・
これまでの歴史が有る!ww
そういう意味でも、この本はオレが読むには遅すぎた、って事だ。
まぁ、オレは好きじゃないけど、良い本だという事は確かだ。
出来れば、小学校の高学年~中学生ぐらいの間に読んでおきたい一冊だ。
高校生だと、ちょっと遅いんじゃないか?高校生ともなると、それなりに自分の考えが固まってきて、柔軟性が無くなっていく頃だからな。
小中学校の若い時代に読むと、大いに影響力を発揮する良書なのは間違いない。

そうそう、原作を読み終わった後、コンビニでマンガ版を立ち読みしたんだけど、やっぱり原作の方がよく出来てる。
マンガの方もなかなか良く描けてるんだけど、やっぱり原作にはかなわない。
マンガだけを読んで『君たちはどう生きるか』を読んだ気になってる小中学生は原作も読むべき!

 

いつものバイト君の下書きチェックだ。

バイト君:お気に召さなかったようでww

どうも肌に合わんわ

バイト君:まぁ、予想通りですけどww

世の中の人間が、みんなこの本に書かれてるような人間になったら、それこそ・・・
つまらない世の中になると思ってる!

バイト君:・・・・・・

いろんな人間が居るから、小説とか映画になるのだ。
ドラマが生まれるのだ!

バイト君:・・・・・・

みんながみんな、こんな模範的な人間になったら、ドラマが生まれないだろ

バイト君:・・・・・・

でも、これは、子供の頃には読んでおくべき一冊だわ!

バイト君:・・・・・・
言ってる事が支離滅裂ww

・・・・・・

 

コメント

  1. green888 より:

    わたしも原作を読みました。読み進めるにつれ作品に入りこめなくなり途中を読みとばしましたが……。「歳をとりすぎている」の言葉に、だからなのかと納得しました。

  2. masa10t より:

    >Pagoさん
    歳をとると理想だけじゃ生きにくい事を学習してしまうのか、この本は読み進むにつれて冷めてしまった(;_;
    まぁ、理想を持つことは大事だとは思うけど…(;_;

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