【映画】ツッコミどころが多すぎて逆に印象に残る『ヒッチャー』/主人公の馬鹿さ加減に呆れた!って話

暇な時、夜眠れない時はamazonプライム・ビデオで映画を観る事が多い。
何かお目当ての映画がある時は迷わないけど、特にお目当ての映画が無い時はどれを観ようかけっこう悩む。
そんな時に役に立つのが過去の視聴履歴からamazonが勝手にオススメしてくれる「あなたが興味のありそうな映画」
たしかに面白そうな映画が並んでるけど、オススメされたからと言ってすぐに飛びつくわけじゃない。まずはその映画のレビューを確認してみる(全面的に第三者の意見を信用するわけじゃないけど、まぁ、一つのモノサシにはなるww)
オススメされてる映画なのにレビュー評価がそれほど高くないものもあるし・・・。

って事で、今回は高評価の並んでた1986年のアメリカ映画『ヒッチャー』を観た感想を簡単に書いてみようか。

 

 

この映画を選んだ理由は高評価が多かったのもあるけど、一番の理由はルトガー・ハウアーが出演してるから。
映画『ブレードランナー』でレプリカントを演じてた名優。ビルでの戦闘シーンと名セリフはまだまだ記憶に残ってる。『ブレードランナー』自体は何年か前の記事で書いた通り「面白くない」と思ってるけど、あの映画の中で唯一輝きを放ってたのがルトガー・ハウアー

映画『ブレードランナー ファイナル・カット』版を観たけれど・・・

そのルトガー・ハウアーが出てるなら観てみたい。
幸い高評価も並んでる映画だし、期待できそう。
そんな訳で97分の映画の視聴を開始・・・。

 

で、観終わった感想だけど、先に結論から書くと、
オレの期待は・・・

裏切られた!ww

いやぁ、なんて言うか、う~ん、惜しいんだけど・・・
ツッコミどころが目について楽しめなかったというかww
純粋にスリルとかサスペンスを楽しむだけにしても、なんかドキドキ感、ハラハラ感が物足りない。
車の長距離陸送のアルバイトをしてる青年が一人のヒッチハイカーを拾ったところから物語は始まるわけだけど、このヒッチハイカー(ルトガー・ハウアー)がサイコ。
青年にナイフを突きつけて「俺を止めてみろ」と言う。
ドライブインの女店員やら警察を巻き込んでの大騒動に発展していく話。
砂漠で見ず知らずの男から執拗に追いかけ回される展開はS・スピルバーグ監督の初期の傑作『激突』と同じような匂い。
ただし『激突』では追いかけ回すトレーラーの運転手の顔は映らないけど、こちら『ヒッチャー』ではルトガー・ハウアーの顔はバッチリ映されてる。

 

この映画、視聴を開始して10分もしないうちに「ん!?」というような場面があった。
まぁ、ツッコミどころなんだけど・・・。
ナイフを向けてるヒッチハイカーを車から突き落とすんだけど、いくら半ドアになってたからと言っても簡単に外に突き落とせるもんかな。
まぁ、無事に恐怖のヒッチハイカーから逃れる事が出来たわけで万々歳なんだけど、その後も青年はヒッチハイカーから追い回される。
警察では「連続殺人の犯人」に間違われたり・・・。
でね、この青年に逃走を続けさせるためにヒッチハイカーは保安官を皆殺しにする。
この辺りから頭が混乱してきた(何でわざわざ助ける?ww)
ドライブインの女店員と知り合った青年は警察とヒッチハイカーの追跡を振り切ってモーテルに隠れるんだけど、そこにもヒッチハイカーが現れて女店員は連れ去られる・・・。
ストーリーの展開はキビキビして速いんだけど、頭が付いて行けないww
劇中、青年がヒッチハイカーに訊くんだけどね、こんな台詞・・・。

どうして僕に付きまとうんだ!?

うん、この辺りでオレの関心・興味もその一点に凝縮ww
主人公の青年の馬鹿さ加減にウンザリしかけてたけど、ただ一つ「この男はどうして主人公を追いかけ回すんだろ?」と言う疑問だけがオレに視聴を続けさせたと言っても良いww
でね、最後まで観終わってこの疑問が解けたのかというと・・・

解けないまま!ww

殺人ヒッチハイカーは車の運転は上手いし、追跡してくるヘリコプターを走ってる車から撃ち落とすほどの腕前。
もしかして軍の特殊部隊にでも居たんじゃないか?と思わせるような超人ぶりを見せてくれるんだけど、そういう超人がどうして頭の悪そうな一人の青年に固執してたのか解からずしまい。

 

後半はヒッチハイカーが青年を追いかけ回す理由を知りたいだけで観てた。
で、結局、このヒッチハイカーが何者なのかも明らかにされず。
まぁ、こういうサイコ・サスペンス映画だし、細かい事を言うのはヤボって気もするけど、サイコな人間を演じるにしては、今回のルトガー・ハウアーは・・・

狂気が感じられない!

ような気がする。
平然と人を殺しまくって、青年には「俺をとめてみろ」って言うわりに何となく普通の人に見える(ちょっと言い過ぎかww)
ヒッチコックの『サイコ』に出てくるアンソニー・パーキンスのような狂気が有れば印象も違ったかもしれないけど。
狂気も感じられなかったけど、ついでに書くと『ブレードランナー』のレプリカントのような「哀しみ」も感じられなかった。う~ん、オレの中では消化不良の映画。
人を殺しまくる原因は精神の病気でもサイコでも良いとしても、せめて何者かぐらいは明らかにしてほしいところ。
てか、一番のツッコミどころだけど・・・
たとえ殺人犯に間違われてるとしても、サイコキラーに追い回されるよりは警察に逃げ込んだ方がよほどマシ(まぁ、それだと映画にならないかもだけど)

ルトガー・ハウアーが出てるって事でちょっと期待し過ぎた。
終始顔を見せないスピルバーグの『激突』の方がよほど恐ろしい(追い回される原因も描かれてるし)
そう言えばツッコミどころ満載の映画といえば、こんなものもあったな。

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まぁ、こちらは期待せずに観たおかげで、いろいろと笑えたんだけど・・・。

 

 

いつものバイト君の下書きチェック

バイト君
バイト君

期待通りじゃなかったと?

マサト
マサト

高評価が並んでたんだけどな

バイト君
バイト君

マサトさんの感性が他の人と違うんでしょww

マサト
マサト

それは褒めてるのか?^^

バイト君
バイト君

いや、特殊って意味ですけど

マサト
マサト

・・・・・・

 

そもそもの話だけど、この映画、砂漠での追跡を描いてるのでやたらと埃っぽいシーンが多い。
その辺りもオレの好みじゃないかも。
最近はあおり運転なんかもニュースになってるけど、おかしな人間に追われたらさっさと警察に逃げ込む事だな、
この映画の主人公は自分で解決しようとしてるし、うん、その辺りがオレの好みじゃなかった。

 

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