先々週の皐月賞は②人気のソールオリエンスが最後方から外を回って凄い脚で追い込んで1着。
重馬場でもう届かないじゃないかという位置からの優勝はお見事。
②⑤①人気で決まって三連単24,780円は桜花賞に続いてお手頃な配当だった(穴党には面白くないけどww)
で、今週は伝統の長距離GⅠ、天皇賞(春)が開催。
21,22年は京都競馬場の改修工事のため阪神競馬場で施行されていたけど、今年は3年ぶりに京都競馬場に戻っての施行(新装した京都競馬場で最初に行われるGⅠ)
何かこれまでの傾向と変化は有るのか無いのか、いつものように過去10年の好走・凡走データと怪しげなサイン馬券的な見地から検討してみる。
って事で、今回は2023年の天皇賞(春)の話。
(記事中の伏せ字・モザイク部分の詳細は記事の後半)
予想のスタイルは何年も前から変わらず過去10年の好走・凡走データと怪しげなサイン馬券。
過去データの拠り所とするのは日本文芸社の「重賞競走データBOOK」に記載されているものと、JRAの公式サイトに掲載されているもの。
まずは「重賞競走データBOOK」に記載されているものから確認しておこうか。
人気と配当
過去10年、①人気の成績をみると13~16年の4年間では【0-0-0-4】と不調だったけど、17年以降は【3-3-0-0】で6年連続で連対中(今年も連対するかどうかは別問題ww)
②人気馬も【5-0-1-4】で半数が勝利しているので合格点。
③人気馬は【1-2-1-6】でもう一息な印象。
複勝率60%で優秀なのが④人気馬の【1-1-4-4】
また、①②人気馬がそろって連対を外したのは過去10年で1回だけ。
馬連の平均配当は4,257円で、阪神開催の2回は3桁のガチガチ配当だったけど、京都開催時には50倍以上が3回。
ステップ
優秀な成績を残してるのは日経賞組の【4-2-3-43】で、過去3年連続で連対中。
この組の取捨は前走着順。日経賞で6着以下だった馬は【0-0-0-17】
今年の出走予定馬で日経賞6着以下なのはアスクビクターモア。
昨年の菊花賞馬で上位人気が確実な馬だけど・・・
大丈夫か!?ww
また日経賞で1~3着だった馬は【3-2-3-17】で複勝率32%。
狙うなら日経賞上位組が良いような傾向(今年がどうなるかは知らんけどww)
今年の該当馬はタイトルホルダー、ディアスティマ。
また阪神大賞典組も【2-4-4-47】で好成績。
日経賞と阪神大賞典で3着以内の半数以上を占めている。
その他で複数の連対馬を出してるのは大阪杯組の【2-1-0-6】で、GⅠ昇格後は半数が連対。
阪神大賞典組
阪神大賞典組のうち前走1着だった馬は【2-2-2-3】
このうち0秒5以上の差をつけて勝っていた馬は【0-1-1-3】で勝ちきれていない。
一方で0秒1~0秒2差での勝利は【2-1-1-0】で複勝率100%となってる(僅差で勝った馬の方が好成績)
今年の該当馬はジャスティンパレスだけど、0秒3差で1着(中途半端ww)
また前走7着以下だった馬は【0-0-0-10】で全滅。
該当馬はアイアンバローズ、メロディーレーン。
リピーター
過去10年の間で、12・13年フェノーメノ、16・17年キタサンブラック、19・20年フィエールマンと連覇が3回もある。
翌年というパターン以外にも、12年3着ウインバリアシオンが14年に2着、16年3着シュヴァルグランが18年に2着になる等、年を隔てても好走。
昨年・一昨年はディープボンドが2年連続で2着となってる。
ここはリピーターに注意しておきたい気がしてきた。
今年の出走予定馬でリピーターなのはアイアンバローズ、シルヴァーソニック、タイトルホルダー、ディアスティマ、ディープボンド、トーセンカンビーナ、メロディーレーン。
何気に多い!ww
7歳以上
過去10年の年齢別の成績をみると4歳と5歳が優秀。
4歳【4-2-4-28】、5歳【5-4-1-41】で毎年馬券に絡んでる。
また6歳馬も【1-3-2-33】でそれなりにチャンスをものにしてる。
で、気になるのが7歳以上で馬券になってる馬(人気になりにくい高齢馬だけに馬券に絡むと高配当になりやすい)
7歳以上で馬券に絡んだ13年⑥人気レッドカドー、15年⑩人気3着・16年⑬人気2着カレンミロティック、19年⑧人気3着パフォーマプロミスは、「〇〇〇〇に▲▲▲▲もしくは※※※※」の実績があった馬。
今年の該当馬は〇〇〇〇、〇〇〇〇。
キンカメ産駒
過去10年、3着以内30頭中17頭をSS系が占めている。
一方でミスプロ系のキンカメ産駒は【0-0-0-16】で全滅。
ただし昨年はキンカメの仔ドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーが勝利、リオンディーズ産駒のテーオーロイヤルが3着なので、一世代隔てた場合はキンカメの系統も警戒しておいた方が良さそう。
今年の出走予定馬でSS系じゃないのはサンレイポケット、タイトルホルダー、ブレークアップ、ボルドグフーシュ。
〇〇の▲▲と※※
過去10年の3着以内馬30頭をみると「25頭が〇〇で▲▲▲▲」、「28頭が〇〇で※※※※」だった馬。
今年の出走予定馬で「○○が▲▲▲▲かつ※※※※」だったのは〇〇〇、〇〇〇〇、〇〇〇〇、〇〇〇〇。
今年もこれらの馬が上位を占めるのかかなり注目してる部分。
ここまで「重賞競走データBOOK」に記載されている過去データを見てきたけれど、次はJRAの公式サイトに掲載されてる過去データを見ていこうか。
JRAの公式サイトにもいくつかの過去データが掲載されてるけど、気になるものをピックアップ。
上位拮抗
過去10年、馬連万馬券が出たのは一度のみ。
優勝馬は全て④人気以内の馬。④人気以内と⑤人気以下では連対率・複勝率もかなりの差が出てる(今年がどうなるかは別問題)
④人気以内の馬を中心に馬券を組み立てる方法も考えられるし、そろそろ有るかもしれない⑤人気以下の優勝も考慮して穴狙いで考える方法も・・・。
前走4着以内
前走で4着以内に入っていた馬と5着以下に敗れていた馬とでは、好走率に大きな差。
21年②人気4着のアリストテレス(前走7着)や、20年③人気6着のキセキ(前走7着)など、上位人気馬が期待に応えられなかった例も・・・。
ここは前走で5着以下に負けてる馬の評価を落として考えてみようか。
該当するのはアイアンバローズ、アスクビクターモア、サンレイポケット、ディープボンド、ディープモンスター、トーセンカンビーナ、メロディーレーン。
前哨戦
過去10年の3着以内馬延べ30頭は、表にある9レースのいずれかに使われていた馬。
主要な前哨戦である日経賞と阪神大賞典、大阪杯から臨んだ馬の活躍が目立ち、これら3レースで1着だった馬は【5-3-3-10】の成績で複勝率は50%を超えている。
これら9レース以外から参戦する馬はエンドロール、シルヴァーソニック、ディープモンスター。もちろん評価を下げる方向で検討。
また、日経賞、阪神大賞典で1着だったのはジャスティンパレス、タイトルホルダー。
今年も馬券に絡むかどうか注目しておきたい。
産駒
過去10年、産駒を連対させている種牡馬はわずか6頭。
3着以内馬の多い、ステイゴールド、ディープインパクト、ハーツクライ産駒は要チェック。
今年の出走予定馬でこれら6頭以外の産駒なのはアイアインバローズ、エンドロール、サンレイポケット、シルヴァーソニック、ヒュミドール、ブレークアップ、ボルドグフーシュ、メロディーレーン。
何気に穴人気しそうな馬も含まれてるけど、今年も連対はしないのか、それとも激走するのか気になるところ・・・。
菊花賞から
15年以降の優勝馬延べ8頭中7頭は菊花賞馬で、残る1頭も菊花賞2着馬。
ここは菊花賞で2着以内の実績のある馬を重視していこうか。
該当するのはアスクビクターモア、タイトルホルダー、ボルドグフーシュ。
今年もこれらの中から優勝馬が出るのか注目してる。
また、惜しいのがジャスティンパレス(菊花賞3着)、ディープボンド(菊花賞4着)だけど、こちらも馬券に絡むかどうか気になってる。
その他、過去10年の優勝馬に共通する項目をあげておくと、
優勝馬10頭のうち、全てに該当するのは
- 〇〇〇◇◇で▲▲▲の実績
- 父系にSSの血が入ってる
優勝馬10頭のうち、9頭に該当するのは
- 4~5歳
非該当なのは15年のゴールドシップのみ - 母の血統はND系
- 〇〇は▲▲で※※※※
- 〇〇は◇◇◇◇の■■で勝利経験がある
優勝馬10頭のうち、8頭に該当するのは
- 〇〇〇 or ▲▲で※※※の実績
- 前走が大阪杯・阪神大賞典・日経賞で5着以内
非該当馬はどちらもフィエールマン
優勝馬10頭のうち、7頭に該当するのは
- 〇〇の■■■が※※※※
となってる。
今年もこれらの条件をクリアする馬の中から優勝馬が出るのかどうか。
ここまで過去データをあれこれ見てきたけれど、軸になりそうな馬が絞れてきたような来ないような・・・。
ここからはサイン馬券的な見地から2023年の天皇賞(春)を検討してみようか。
さっ、ここからはサイン馬券的な見地から天皇賞(春)を検討。
サインと言えばJRAのCMやポスター、ヘッドライン、その他、世の中で騒がれてるニュースからサインが出る事が多い(毎回サインが出るとは限らないし、いつ出るかも謎だけどww)
まずは今年の天皇賞(春)のポスターを見てみようか。
こちら・・・

©JRA
前年の優勝馬が映されてるのはいつも通りのパターンだけど、このポスターを見てすぐに思い出されたのが昨年の天皇賞(春)のポスター。
二つを並べてみると・・・

©JRA
酷似と言っても良さそうなレベルで似てる。
凄いストレートに考えれば「昨年と同じような結果!?」と思ってしまうww
昨年の優勝馬タイトルホルダー、2着馬ディープボンドも出走予定だけに、ここは他のリピーターも含めてちょっと注意しておきたいかも。
ちょっと捻って考えると、昨年の枠連は8-8のゾロ目だったので、今年もゾロ目決着が有るかも・・・。
今年の天皇賞(春)のCMを確認してみる。
こちら・・・。
HERO IS COMING.『脚質トーク』篇 天皇賞(春) 30秒 JRA公式
今回から新しいバージョンになってるけど、「走ってる姿」を強調して躍動感のあるCM。
どんな会話なのか抜き出しておくと、
例えば・・・
ハイッ!
スタートから先頭に立ってそのままゴールする
逃げ切り!
そう!
逆に直線で追い抜いて勝つのが?
差しきり!
それぞれ個性があって、ホント、面白いですよね
だね
オオオオオ~ッ
タコライスに一番乗り~!
差しきり?
ですね
HERO IS COMING.
「逃げ切り」、「差し切り」って言葉が出てくるけど、ポスターも昨年と酷似してるし昨年の再現でタイトルホルダーの「逃げ切り」を暗示してるんだろうか(昨年は逃げ切りで優勝)
CMの中で使われてるレース映像は16年の天皇賞(春)だけど、キタサンブラックが「逃げ切り」で勝利。
ますます逃げ馬が気になる!ww
もう一つ気になるのが、どうしてタコ「ライス」なんだ?ww
昔から競馬をやってる人ならタコライスと聞いて「ライス」シャワーを思い出すかも。この馬は93・95年の春天を優勝してるリピーター(94年は不出走)
タイトルホルダーもリピーターだし、昨年は逃げ切りで優勝してるし、う~ん、この馬が浮上するような気がしてきた(気がするだけww)
さらに深読み(コジツケ)すると、このCMでは「走ってる姿」が目立つ。
そこから浮上するのは〇〇〇〇。
〇〇は「〇〇〇」〇〇〇〇。馬名的にもHERO IS COMING.とピッタリww
今回の天皇賞のヘッドラインを確認してみる。
こちら・・・
古都の新たな装いに誇り高き猛者が君臨。
リニューアルされた京都競馬場での初めてのGⅠらしい文章。
パッと見た感じでは「猛者」って言葉から〇〇〇〇〇(馬名/意味)あたりが思い浮かぶけど、ちょっと気になる言葉もいくつかある、
「〇〇」って言葉に注目すると、この言葉がヘッドラインで使われてるのは20年以降のGⅠで4回。
- 20年:〇〇〇〇
- 21年:〇〇〇〇
- 22年:〇〇〇〇
- 22年:〇〇〇〇
これらのレースを並べてみると・・・
当日の〇〇〇〇と▲▲▲▲が連動してる。
今回も連動すると考えるなら、◇◇◇、▲▲▲・△△△・■■■にちょっと注意を向けておきたい気がする。
競馬場で当日行われるイベントからサインが出る事も・・・。
天皇賞の当日には長澤まさみさんが表彰式のプレゼンターとして来場。
天皇賞(春)(GI)当日 JRA年間プロモーションキャラクター 長澤まさみさんが京都競馬場に来場!
で、長澤まさみさんがプレゼンターとして登場するのは、昨年の〇〇〇〇、〇〇〇〇、〇〇〇〇に続いて4回目。
過去3回、長澤まさみさんがプレゼンターの時は「〇〇〇〇の※※※の▲▲が馬券」になってる。
今回も期待してたけど、残念ながら〇〇〇〇の※※※は出走しない。
ただ、他にも気になる事がある。
過去3回は「〇〇に####を持つ◆◆◆の隣枠」が馬券になってる。
今回、該当するのは〇〇〇〇、〇〇〇〇。
はたして天皇賞でも馬券を示唆するのか注目してる。
また、京都競馬場では4/22~5/28の間で、こんなイベントも開催。
さすが競馬界のレジェンド、京都競馬場のリニューアルオープンを記念して武豊が完全プロデュースしたクラフトビールをオリジナルコースター付きで販売との事。
桜花賞でも当日イベントのビール繋がりで⑥人気コナコーストが2着に激走してるだけに、今回も何かあるかも・・・。
【競馬】2023年の桜花賞を過去のデータとサインから予想してみる!って話
京都競馬場の特設サイトには、こんなバナーで宣伝されてる。

©JRA
武豊の騎乗馬が激走する事も有るかもしれないけど、それよりも気になるのはバナーに書かれてる文字。
「地元京都産の厳選された麦芽とホップを使用」、「京都競馬場リニューアルに相応しい黄金色の色合い」・・・。
何となく「〇〇〇」を強調してるような・・・。
出走予定馬で「〇〇〇で※※※の経験がある馬」が気になって来る。該当馬は〇〇〇、〇〇〇〇、〇〇〇〇、〇〇〇〇。
「京都競馬場リニューアルに相応しい黄金色の色合い」からは〇〇が浮上するような気がしないでもない。
天皇賞(春)では、かれこれ10年以上も継続してるものがある。
「〇〇〇の馬の▲▲ or ◇◇」が馬券に絡んでる。
2010年から見ていくと・・・
今年も続くと考えるなら「〇〇〇の馬の▲▲ or ◇◇」には注意しておきたい(さすがにそろそろ途切れるかもだけど)
続いてると言えば、17年からは6年連続で「〇〇〇〇 or ▲▲の馬番」が連対してる。
出走予定馬の中で該当するのは〇〇〇。
今年も馬券を示唆するのかどうか、かなり気になってる部分。
昨年と一昨年は京都競馬場の改修工事のために春天は阪神競馬場で開催。
天皇賞(春)はこれまでにも京都競馬場の改修工事のために阪神で代替開催されことが複数回ある。
で、京都競馬場に戻ってきた年の春天の成績をみると、ちょっと気になる傾向が・・・
京都競馬場に戻ったきた年には、
- 〇〇〇は※※※
- 〇〇〇の▲▲が連対
- ◇◇◇の###が連対
となってる。
今回もこれが続くと考えるなら、思い切って「〇〇〇の■■を外して、〇〇〇の▲▲、◇◇◇の###」を中心に考えてみる事も一考(今年がどうなるかは謎だけど)
また、18年からは5年連続で「〇〇〇が###の馬 or ▲▲の馬」が馬券に絡んでる。
今年の該当馬は〇〇〇〇。
このブログの読者の方はとっくにご存知だろうけど、昨年から続いてるGⅠレースのトレンド。
「〇〇〇の※※※の枠」が異常とも言えるほど馬券に絡んでる。
昨年は71%、今年は100%を継続中。
2022年
2023年
今回の天皇賞(春)でもこの傾向が続くと考えるなら、ちょっと警戒しておきたい部分(そろそろ途切れるかもだけどww)
さらには、こんなものも・・・。
日本には「六曜」なんてものがあって、レース当日に大安だとか仏滅だとか、そんな事を気にする人も居るけど、今年の天皇賞(春)の開催日は先勝。
21年の〇〇〇〇以来、先勝の日に開催されてるGⅠを並べてみると・・・
〇〇〇の▲▲、※※※※が連動してる。
今年の春天でも連動が続くのかどうか、とりあえず該当する▲▲や※※※※には軽く注意を向けておこうか。
もう一つ、気になるもの・・・。
過去10年で天皇賞(春)を連覇した馬はフェノーメノ、キタサンブラック、フィエールマンの3頭。
今年はタイトルホルダーが連覇を目指して出走するけど、連覇した過去の3頭のレース結果をみると・・・
前年の優勝馬が連覇を達成した年には〇〇〇〇の馬が馬券になってる。
今年はタイトルホルダーが連覇を達成するかどうか判らないけど、達成した時には〇〇〇〇〇の馬が馬券になってるかどうかも興味深いww
って事で、ここまで過去データと睨めっこしたりサイン馬券をあれこれ検討してみたけれど、ここからは記事中の伏せ字部分やモザイク部分の詳細を備忘録も兼ねて書いていこうか。
(ここからは有料記事となります)
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