今年のGⅠは1番人気が勝てないな。
フェブラリーSから始まった2022年のGⅠレース、高松宮記念、大阪杯、桜花賞と1番人気の馬が掲示板にも載らない荒れ模様。
4/17の皐月賞では、どうにかこうにか3着を確保したけど、1番人気の頭固定で流してた人には残念な結果。
穴党には楽しい結果が続いてるけど、これがいつまで続くのかも気になるところ・・・。
今週は今年で165回を数える天皇賞(春)が阪神競馬場で開催(例年は京都開催だけど改修工事のため昨年と今年は阪神)
いつものように過去10年の好走・凡走データと怪しげなサイン馬券的な見地からあれこれ検討してみようか。
軸になりそうな馬を絞り込みつつ、サイン馬券的に気になる馬、人気は無いけど激走しそうな馬を推理・・・。
って事で、今回は2022年の天皇賞(春)を過去データとサイン馬券的な見地から検討してみた話。
まずは過去データの確認。
拠り所とするのは日本文芸社の「重賞競走データBOOK」に記載されてるものと、JRAの公式サイトに掲載されているもの。
最初に見ていくのは「重賞競走データBOOK」に記載の過去データ。
人気と配当
過去10年、1番人気の馬の成績は【3-2-0-5】で連対率5割。
馬券に絡むかブッ飛ぶかの極端な成績。ただし、この5連対は17年から連続しているもの(今年あたり途切れるかもww)
この数字は1番人気が予想されるディープボンド、タイトルホルダーあたりには嫌な数字。
2番人気の馬は【4-0-2-4】で馬券圏内率6割、3番人気の馬は【1-3-1-5】で馬券圏内率5割。上位人気馬としては微妙だけど、過去10年、二桁人気だった馬も5頭が馬券に絡んでる点に注意しておきたい。
馬連の平均配当は10,362円、なんとなくヒモ荒れのイメージの天皇賞(春)だけど、もちろん、今年がどんな結果になるかは別な話ww
ステップ
王道路線と言えそうなのが阪神大賞典組の【3-3-4-50】と日経賞組の【3-2-4-42】
優勝馬に関しては16・17年連覇のキタサンブラック(前走・大阪杯)、19・20年連覇のフィエールマン(前走・19年AJCC、20年有馬記念)以外は王道路線から優勝してる。
今年のメンバーで前走が阪神大賞典なのはディープボンド、アイアインバローズ、マカオンドール、シルヴァーソニック、ユーキャンスマイル、トーセンカンビーナ。
前走が日経賞なのはタイトルホルダー、クレッシェンドラヴ、ディバインフォース、ハヤヤッコ、ヒートオンビート。
少数精鋭精鋭なのがGⅠ昇格後の大阪杯組【1-1-0-2】と京都記念組の【0-1-1-4】
こちらをステップに出走してくるのはタガノディアマンテ。
また、前走がGⅠ・GⅡ以外の好走は15年2着フェイムゲームのみなので、ここは前走GⅠ・GⅡ以外の馬はバッサリ切る手もあるかも(今年がどうなるかは知らんけどww)
ここに引っかかるのはテーオーロイヤル、ハーツイストワール、メロディーレーン、ロバートソンキー、ヴァルコス。
日経賞組
過去10年の3着以内9頭中8頭が前走で3着以内に入っていて、4着以下だった馬の成績は【1-0-0-26】と極端に下がる。
日経賞で3着以内だったのはタイトルホルダー、ヒートオンビート。
唯一の例外、14年1着のフェノーメノも前走5着なので最低でも掲示板は確保しておきたところ。
5着以内に広げるとクレッシェンドラヴ、ハヤヤッコも浮上。
リピーター
過去10年の3着以内の中で⑧人気以下で馬券に絡んだのは6頭(そのうちの5頭は関西馬)
また過去10年で連覇が3回もあるようにリピーターの存在にも注意が必要かも。
15年の10番人気3着のカレンミロティックは翌16年も13番人気で2着に激走して三連単24万円超の立役者となってる。
今年のメンバーでリピーターなのはディバインフォース、ディープボンド、トーセンカンビーナ、メロディーレーン、ユーキャンスマイル。
多いな!ww
⑧人気以下の関東馬
過去10年、8番人気以下だった関東馬は【0-0-1-25】でほぼ全滅。
昨年も日経賞1着から参戦してきた⑧人気ウインマリリンが5着に負けてる。
今年のメンバーで関東馬なのはクレッシェンドラヴ、タイトルホルダー、トーセンカンビーナ、ハヤヤッコ、ハーツイストワール、マイネルファンロン、ロバートソンキー。
⑧人気以下になりそうなのは、う~ん、どれだろ・・・。
ちなみに前走がGⅡで、かつ①人気だった馬で、かつ1~3着だった馬は【3-2-5-6】
13年以降、9年連続で3着以内と堅実に走ってる(今年もそうなるとは限らないけどww)
該当するのはタイトルホルダー、ディープボンドのみ。
今回は2強対決か!?ww
「重賞競走データBOOK」と睨めっこするのはこれぐらいにして、ここからはJRAの公式サイトに掲載されてる過去データを見ていこうか。
JRAの公式サイトにもいくつか気になるものが掲載されてるのでピックアップしてみる。
前年以降のGⅠ・GⅡ勝利
過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、前年以降の2200mから3200mのGⅠ・GⅡにおいて1着となった経験がある馬。一方、この経験がなかった馬は3着内率6.7%と苦戦。
今年のメンバーでこの経験があるのはタイトルホルダー、ディープボンドのみ。
この2頭の馬連でも良さそうだけど、さすがにそれだと面白くないww
前走着順
過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は、前走の着順が4着以内。一方、5着以下もしくは競走中止だった馬は3着内率6.0%と苦戦。
ここは前走で5着以下だった馬の評価を少し下げて考えてみようか。
該当するのはディバインフォース、トーセンカンビーナ、ハヤヤッコ、メロディーレーン、ユーキャンスマイル。
キャリア19戦以内
過去5年の3着以内馬延べ15頭中12頭は、通算出走数が19戦以内。一方、20戦以上の馬は3着内率7.7%と苦戦。
今年のメンバーで前走までに20回以上使ってる馬はクレッシェンドラヴ、ディバインフォース、トーセンカンビーナ、ハヤヤッコ、マイネルファンロン、メロディーレーン、ユーキャンスマイル。
前走の単勝人気
過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、前走の単勝人気が4番人気以内。一方、5番人気以下だった馬は3着内率5.3%と苦戦。
ここは前走で5番人気以下だった馬の評価を下げてみたい気がする。
該当するのはアイアンバローズ、クレッシェンドラヴ、タガノディアマンテ、ディバインフォース、トーセンカンビーナ、ハヤヤッコ、マイネルファンロン、メロディーレーン、ユーキャンスマイル、ヴァルコス。
3歳時に菊花賞で連対
過去7年の優勝馬延べ7頭は、いずれも菊花賞での着順が2着以内だった。
この7頭は前走の着順が4着以内だった点、前走の4コーナー通過順が6番手以内だった点も共通。
今年のメンバーでこれらをクリアするのはタイトルホルダー。
これまでの傾向通りに1着になるのか、それとも流れが途切れるのか・・・。
ここは考えどころww
ここまで見てきて、いろいろ絞り込めてきたような、まだまだ絞り切れてないような・・・。
もう少しだけ過去データを確認・・・。
産駒の成績
ハーツクライ産駒は【0-5-3-16】だけど、これを前走1~5番人気に絞ると【0-5-2-8】で馬券圏内率46%に急上昇。
今年のメンバーでハーツクライの仔はハーツイストワール(前走2番人気)
逆に大不振なのがキングカメハメハ産駒の【0-0-0-15】で一頭も馬券になっていない。
今年のメンバーでキンカメの仔はハヤヤッコ、ヒートオンビート、ユーキャンスマイル。
今年こそは馬券に絡むのかも注目してる。
ちなみに上位人気確実なタイトルホルダーの父父はキングカメハメハ(ちょっと気になるww)
過去10年の優勝馬に的を絞ってあれこれ整理してみた。
過去10年の優勝馬10頭中、10頭すべてに該当するのは、
- 〇〇m以上のGⅠで〇着以内の経験がある
- 前走は〇〇、●●のグレードレースに出走
- 前走4角〇番手以内で通過していた
また、過去10年の優勝馬10頭中、9頭に該当するのは、
- 〇〇m以上の重賞勝利経験
- 鞍上の騎手は〇〇m以上のGⅠ優勝の経験がある
- 母系に〇〇
- 馬体重は〇〇kg以上
となってる。
過去10年の優勝馬10頭中、8頭に該当するのは、
- 3歳時に〇〇に出走
こちらは記事の後半部分で今年の該当馬を書いていこうか。
さっ、ここからは怪しげなサイン馬券的な見地から2022年の天皇賞(春)を検討してみる。
サイン馬券を考える上で拠り所とするのはJRAのポスターやCM、ヘッドライン、その他世の中のニュース。
まずは今年の天皇賞(春)のポスターを確認。
こちら・・・。

©JRA
昨年の優勝馬ワールドプレミアが写ってる。
まぁ、それは良いとして、今年の春のGⅠ、ポスターにも傾向が表れてるような気がする。
大阪杯、皐月賞の記事でも書いたけど、この2レースはJRAにしては珍しく後ろからのアングルのポスターだった。
大阪杯と皐月賞でセットになってる・・・。

©JRA
その前に開催されたフェブラリーS、高松宮記念ではオーソドックスに前を向いてる。
フェブラリーSと高松宮記念でセット・・・。

©JRA
そして、今回の天皇賞(春)では・・・

©JRA
桜花賞と天皇賞でセットになってるような・・・。
これまでの今年のGⅠ、馬の向きや構図は明らかに2レースでセット(個人的な感想ww)
何となくポスターに流れと言うか傾向があるようなww
フェブラリーSから始まった今年のGⅠ、皐月賞までは1番人気の馬が勝っていない事が共通するけど、後ろ向きで写ってる大阪杯と皐月賞では1番人気馬の隣枠の馬が1着。
また、フェブラリーS、高松宮記念、桜花賞では1番人気馬の同枠 or 隣枠の馬が馬券になってる(フェブラリーSは1番人気と同枠馬が1着、高松宮記念では隣の枠が2・3着、桜花賞では1番人気馬の8枠の隣、1枠が3着)
この流れが続くと考えるなら、天皇賞も1番人気馬の隣枠に注意しておきたいかも・・・。
最近はJRAもyoutubeでCMの他に様々な動画を公開してる。
とりあえず今年の天皇賞(春)のCMは、こちら・・・。
う~ん、構成とナレーションは桜花賞、皐月賞から変わらないな(要は使い回しww)
どんなナレーションかというと・・・
春、あのヒーローたちも
名もなき一頭にすぎなかった
静かに闘志をたぎらせ
その時を待つ
そして、証明してみせた
自分こそが新しいヒーローだと
さあ、その名を刻め
桜花賞の記事でも書いたけど、「新しいヒーロー」って言葉に注目すると、「これまであまり注目されていなかった馬」と考える事もできそう(桜花賞では重賞未勝利の7番人気スターズオンアース、皐月賞では5番人気のジオグリフが優勝)
となると、天皇賞(春)でも「新しいヒーロー」が誕生するかも(まぁ、三度目の正直で上位人気馬がアッサリ勝つ事も大いにありうるけどww)
天皇賞(春)のCM(映像とナレーション)は桜花賞、皐月賞の使い回しだけど、今回もラストシーンだけは変えてきてる。
天皇賞(春)篇で使われてるのは92年のメジロマックイーン。往年の競馬ファンには懐かしい名馬だけど、この馬は天皇賞(春)を91~92年で連覇、91年の天皇賞(秋)では1着入線も18着降着。単勝1.9倍の1番人気が1着でゴールするも18着に降着となって大騒ぎになったww
いずれも武豊が騎乗してるんだけど、平成の盾男が乗ってくればちょっと注意しておこうかな。
なにしろ天皇賞(初代天皇は神「武」天皇)ってことで、武豊騎手は天皇賞のたびに気になる騎手。
天皇賞といえば三浦「皇」成騎手も毎回気になる存在(そろそろGⅠを勝って欲しいww)
メジロマックイーンは天皇賞(春)を連覇してるけど、今回のレースでは連覇のかかる馬は居ない。他に特徴といえば芦毛(当時は芦毛の怪物と呼ばれてたし)
今回の出走予定馬で芦毛なのはシルヴァーソニック、マカオンドール。
今年の天皇賞は5/1に開催だけど、5/1と言えばメーデー。
じゃなくて、2019年の5/1に今上天皇が皇位を継承し第126代天皇に即位。元号法並びに元号を改める政令 に基づき、令和に改元された日。
令和になって初めての5/1開催の天皇賞だけに何か有るかも・・・。
ちなみに2000年以降、5/1に開催された天皇賞(春)は3回(05,11,16年)
見事に1番人気の馬は馬券に絡んでない(今年がどうなるかは知らんけどww)
和田竜二騎手は1着こそないものの、何気に複数回馬券になってるし要警戒・・・って上位人気の馬に騎乗予定だし、嫌でも警戒するけどww
過去10年の優勝馬に共通する項目や、天皇賞(春)のヘッドライン、阪神競馬場と漫画家・永井豪氏のコラボ、何となく気になる出目馬券的なものも軽く書いておこうかな・・・。
(ここからは有料記事となります)
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