【映画】サスペンスなのかラブロマンスなのか・・・『偽りの忠誠』の話

大々的に宣伝もされてない、製作費にもお金をかけてない・・・
そんな映画でも見応えの有る映画は有るし、観終わった後で余韻にひたれる映画も有る。
今回はそんな映画の話でも書いてみようか。
今、Amazonプライム・ビデオで配信されてる『偽りの忠誠』って映画だ。

この映画の事はまったく知らなかった。
タイトルに忠誠って文字が含まれてるし、なんとなく、国家とか軍隊の映画かなぁ、と思ったんだけど、パッケージを見て納得。
こういうパッケージだ。

ナチスの親衛隊の制服を着た男がピストルを構えてる、後ろにはナチスの鍵十字の旗。
そこにピストルを持った女がデ~ンと写ってる。

なるほど・・・
戦争中のナチスに対する忠誠って事か?

歴史モノ(時代劇は別w)や戦争映画は好きな方だし、これは興味をそそる。
副題にナチスが愛した女って書かれてるんだけど、もうね、ここまで書かれると話の枠組みが何となく見えてくる。

多分、ナチスの将校がユダヤ人の女と懇ろになって・・・
それで、あ~だこ~だと悩む映画じゃないか?

って事で、何の予備知識もなく観てみた。



いつも通り、オレの感想は結論から書くけど・・・

結末は観る価値がある!

じゃぁ、結末以外は観る価値が無いのか?って話になるんだけど、これが、なんて言うか・・・微妙なところww
まぁ、途中をスッ飛ばして結末だけ観ても、話はチンプンカンプンだし、ラストの意味も理解できないから、やっぱり最初から観なきゃいけないんだけど・・・。
どういうストーリーなのかをAmazonプライム・ビデオの説明文から引用すると、

1940年、ナチス・ドイツによる他国への侵攻は激しさを増していた。
そんな中、退位しオランダに亡命したものの、未だ国内に根強い支持者を持つドイツ最後の皇帝ヴィルヘルム2世の動向を監視するため、元皇帝の屋敷へと送られてきたドイツ軍将校ブラント大尉。そこで彼は、メイドとして働くミステリアスな美女ミーカと出会い、ひと目で心を奪われる。
しかし、ミーカの正体は英国政府の密命を受け屋敷に潜入したスパイだった。

ただのラブロマンスかと思いきや、ヴィルヘルム2世が出てくるんで驚きだ。
それに加えて主人公と懇ろになる女はイギリスのスパイ
ついでに言うとこの女・・・ユダヤ人!ww
もうね、ラブロマンスどころか、スパイ映画のようなサスペンスも盛り込まれてるし、当時のヴィルヘルム2世の境遇なんかも描かれていて・・・

いろいろ、てんこ盛り!

この場合のてんこ盛りってのは、誉め言葉じゃない。
いろんなものを詰め込み過ぎて、まとまりの無い、なんか腰の据わらない映画になってる印象。
サスペンスのような、ヴィルヘルム2世の境遇を描いた歴史モノのような、ラブロマンスのような・・・

この映画のカテゴリーはどれになるんだ?ww

 

ネタバレになるんで、細かい事は書けないけど、この映画を観て感じた事を少し書いてみようか。
オレが一番気になったのは、このドイツ人将校とユダヤ人の女スパイ・・・

簡単にセックスする!ww

そういうシーンが3回ぐらいあったんじゃないか。
いくら戦時下という特殊な状況とはいえ、こんなに簡単にセックスするかなぁ。
しかも、ラストでは男に「結婚してくれ」って言わせてるし・・・。
2~3回寝ただけのユダヤ人の女に、当時のドイツ軍将校が簡単に結婚云々を言うのは、オレの感覚だとちょっと理解しがたい。
あれだぞ、この女がスパイだと知ってて言ってるんだぞ。
普通に考えれば、結婚どころか逮捕するだろ・・・。

いちおうこの将校にも、国を裏切るだけのバックボーンは用意されてるんだけど、それだって、冷静に考えてみれば理由づけとしては弱いんだよなぁ。
後に明かされるエピソードによって、この主人公は正義漢が強い人物って強調してるんだけど、だからと言って、国に背を向ける行動を取るってのは、この映画は飛躍しすぎてる。

 

この二人に絡むのがヴィルヘルム2世
歴史上はいろいろ問題を指摘される事の多いドイツ最後の皇帝だけど、演じてるのはクリストファー・プラマー
映画『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐を演った人。2011年には『人生はビギナーズ』アカデミー賞助演男優賞を受賞してる演技派。
このヴィルヘルム2世が、映画の中で・・・

浮いてる!ww

重厚な演技は、さすが!と思わせるんだけど、所々で入ってくるセックスシーン、ドイツへの帰国を望むヒステリーな皇后がたびたび出てくるわ・・・
せっかくのクリストファー・プラマーの演技が澱んでしまってる。
ちょっとだけ出てくるヒムラ―とか牧師が迫力のある演技してるのに、ホント、無駄なセックスシーンやヒステリー女のおかげで、いろいろ台無しになってると思うぞ。

ただ、ラストだけは見応えはあるし、余韻も残る演出。
スパイの身元がバレて、いざ逃亡しようとする時、屋敷の門を閉ざすドイツ軍兵士。
トラックを運転する主人公、荷台にはヴィルヘルム2世と女スパイ・・・。

これ、どうやって逃げるんだろ?

うん、ここでまさかの出来事だったな。
セリフもなかなか良かった。
年老いた癇癪持ちにしか見えなかったヴィルヘルム2世「良い仕事」したww
この「良い仕事」ってのは詳しく書けないけど、オレもこの「仕事ぶり」については、

ほぉぉ~

って思うような仕事だったww

 

いよいよ、映画の本当のラスト、数年後のロンドンとベルリンが映し出される。
ドイツ人将校の元に届けられたモノは・・・。
ここで小道具を使ってきてるんだけど、この使い方もなぁww
伏線らしきものも有るには有るけど、弱いんだよなぁ・・・。
こういうラストは好みじゃない。
まぁ、とりあえず余韻は残る。
残るんだけど・・・

ペラペラで薄っぺらい余韻だったww




いつものバイト君の下書きチェック

バイト君
バイト君

簡単にセックスするってww

マサト
マサト

セックスのシーンが多いのだわ

バイト君
バイト君

自分だって、あっちこっちで簡単にセックスしてるでしょうが!ww

マサト
マサト

・・・・・・

バイト君
バイト君

映画の事をとやかく言う前に、
自分の私生活を見直すべきww

マサト
マサト

・・・・・・

 

この映画、Amazonではわりと高評価が多いみたいだけど、オレの感覚だと☆3個がいいとこだ。
まぁ、こういう映画なんで史実通りには描いてないし、ヴィルヘルム2世だってデフォルメし過ぎの気がするし、そもそも設定そのものに無理があるような・・・。
まっ、2時間ほど暇を潰すには良い映画だ。
うん、暇潰しには良いだろうな・・・。

深く考えなくて良いからだ!ww

 

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