今年の4月1日に政府は新元号を決定・公表する事になってるんだけど、2月も終盤のこの時期、新聞やらテレビでは元号に関するニュースが毎日のように報道されてる。
今朝の新聞の一面にも、こんなニュースが載ってた。
この記事で報道してる内容は、4月1日に新元号を決めるにあたって、参考意見を聞く有識者懇談会に少なくとも1人は女性を起用する方向って事。
別に女性が起用されるのは初めてじゃなくて、1989年の平成への改元の時も、懇談会メンバー8人のうち1人は女性が起用されてる。今回は複数の女性を起用したいって考えているようだ。
で、オレが好感なのは、次に続く報道。
記事から引用すると・・・
一方、日本の元号を決める際には、日本で書かれた国書を参考にすべきだという意見がある。政府はこれまでに学者から100以上の新元号案の提出を受けている。この中に、国文学者の案もふくまれているという。
いやぁ、これは大賛成!
日本の元号なのに、わざわざ中国の古典から探して来なくちゃいけないって事もないだろ。
平成までの247を数える元号は、確認されている限り、いずれも中国の古典が出典となっているようで、平成改元でも、懇談会に示された「平成」、「修文」、「正化」はすべて漢籍だったそうだ。
新しい元号が何になるのか興味あるけど、あと一月もすれば発表されるわけだし、ここは楽しみに待つことにしよう。
でね、同じ日の紙面に面白い記事が載っていたので、今回はその記事を紹介しながら、思ったことを少しだけ書いてみようか。
オレは新聞を読む事は欠かさないんだけど、今朝も面白い記事が特集されてた。
どんな記事かと言うと、これ・・・。
見出しには、
世界各地 独特の暦
って書かれてるんだけど、世界で広く使われてる西暦の他に、世界のいろんな国や地域で今もなお使われてる暦を紹介してるものだ。
現在、もっとも広く使われてるのは西暦と言っても間違いないだろうけど、この西暦はキリスト誕生の年が起点。もともとはキリスト教圏だけで使われてた年の数え方が世界中で通用するようになったのは・・・イギリス、フランス、スペイン等による侵略があったから。
キリスト教の布教と植民地化によって、世界中で定着したってことだけど、日本を含むアジアでもヨーロッパとの貿易が盛んになるにつれて西暦が浸透したわけだ。
でね、いきなり驚いたのが、この文章・・・
厳格なイスラム教徒が多いサウジアラビアも、2016年から公式に西暦を使い始めた。
って事は、それまでは公式には使ってなかったって事だろ?
西暦以外に何を使ってたのか知らないけど、この特集ではサウジアラビア以外にも独特の暦を使ってる国や地域を紹介してた。
まずはタイ。
タイの公文書では「仏歴」が使われてるそうで、今年は仏歴2562年・・・。
2562年って何だよ!ww
仏歴ってのは釈迦が入滅した年をもとにしてるそうだけど、今年は2562年目って事になるんだろうか。
国民にも広く親しまれてるみたいで、カレンダーやらビジネス文書でも西暦と併用されてるとか・・・。
何とも歴史を感じさせる暦だな。
そういえば日本にも皇紀なんてのがあって、1940年(昭和15年)は皇紀2600年にあたるとして大々的に行事が行われたのは歴史の教科書に載ってたな。
皇紀ってのは、明治政府が定めた日本独自の紀年法で、神武天皇が即位した年を西暦紀元前660年と定めて、その年を皇紀元年としたもの。
うん、歴史ならタイに負けてないぞ!ww
次は世界の問題児、あの将軍様の国だ。
北朝鮮では「主体」って年号を使ってるそうで、建国の父、金日成主席が生まれた1912年が主体元年。
さすが個人崇拝の国、やる事なす事、将軍様の一族を礼賛する事に繋がってる。
でね、意外なんだけど建国から97年までは普通に西暦を使ってたそうだww
それが前の将軍様(今のデブ将軍の父親だな)の時代になって、新たな年号として導入されたって事。
もちろん主体ってのは、金日成が念仏のように唱えた主体思想から取られてるんだろうな。
問題児と言えば中東の問題児、イスラエル。
こちらでは戒律に厳格な正統派ユダヤ教徒がユダヤ暦にもとづいて生活。
起点はいつかというと、西暦紀元前3761年10月7日。
けっこう中途半端だな!ww
まぁ、中途半端なんてバチ当たりな事を考えるのは、オレのような人間だけで、ユダヤ教の聖典・旧約聖書に基づけば、この日が神による「天地創造」の初日になるらしい。
1週間は7日間って考えは、ユダヤ暦と密接な関係があって、なるほど、旧約聖書にも天地創造を終えた神が7日目に休んだって事が書かれていたような気がする(高校時代に旧約聖書を「神話」として読んだww)
で、イスラエルと対峙するイスラム圏はどうかと言うと・・・。
ここらで使われるのはイスラム暦。
預言者ムハンマドがメッカから聖遷したとされる年が起点で、現在は1440年。
1440年って簡単に言われても、オレみたいな西暦頭の人間には、
え~と室町時代かな?
って考えこむのがオチだろ。
で、このイスラム暦、1年の長さは354日しかない。
西暦よりも11日少ないんだけど、イスラム教で有名なラマダン(断食月)はイスラム暦で9月の事らしい。
今年は西暦で5/6~6/4頃がラマダンって書かれてるけど、西暦とイスラム歴、こんなもんを併用するのは大変そうだな・・・
と、心配したんだけど、近頃はあちらでも西暦が優勢で、イスラム歴が用いられるのは宗教儀式やら祝日の選定等の用途に限られてきているらしい。
他にもチベット、マヤ、中国なんかの「暦事情」が紹介されてたんだけど、オレが一番驚いたのはアマゾンのピダハン族。
アマゾンの熱帯林で暮らす少数民族らしいけど、ピダハン族の言語には時制に未来や過去が無いらしい。
存在する時制は・・・
現在だけ!
いやいや、時制に未来や過去が無いってのは凄いことだろ。
例えば・・・
- 私は高校生です。
- 私は高校生でした。
- 私は高校生になります。
って言葉があったとして、ピダハン族には2と3の文章(過去と未来の時制)は存在しないって事・・・。
これは凄すぎる(泣)
そもそも、年号どころか・・・
数の概念も無いらしい!
新聞によると、
ピダハン族の人口は推定200~400人、平均寿命は40~45歳。
狩りで得た獲物はその日のうちに食べて、貯蔵はしない。
年月を数える必要が無いのは、そういった生活様式と関係がありそうだ。
って書かれてる。
21世紀のこの時代に、こういう人たちが居る事に驚いた。
うん、驚いたってのもあるけど、少し感動したな。
時間に縛られない生活をしてみたい!
いつものバイト君の下書きチェック

元号の話かと思ったら・・・
最後は脱線してるしww

ピダハン族の話に少し感動したのだわ^^

感動・・・

言葉に過去形も未来形も無いって、凄いやんか!

じゃぁ、アマゾンのジャングルに行って、一緒に暮らせば?ww

・・・・・・
う~む、一緒に暮らすのは・・・
少し躊躇してしまう。
けど、時制の無い言語ってのを使うピダハン族、興味津々だ!
そうそう、脱線ついでに書くと・・・うちに通ってる子にいつも言ってるのは、
新聞を読め!
高校生ともなると、みんなスマホを持ってるし、時間があるとネットを見てるけど、新聞には新聞の良さが有る事は間違いない。
それに・・・
新聞を読む子の方が、おしなべて成績が良い!





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