日本のドラマよりも海外ドラマの方をよく観るんだけど、海外ドラマって一度観始めると延々と何シーズンも観るハメになる事が多い。
例えば有名な『24-TWENTY FOUR』なんてシーズン1から観てたけど、最新作のシーズン9まで10年近く追い続けてた。
まぁ、それだけ惹きつける魅力があるって事だから何シーズンも追いかけてるわけで、その辺の話は以前にもブログに書いた通り。
海外ドラマ『24-TWENTY FOUR-』はやっぱり面白い!って話
アホみたいなジャニタレだが出てるドラマよりも、お金と時間をかけて製作されてる海外ドラマの方が面白いと思ってる。
そんなわけで常にアンテナを張ってるだけどね。
面白いドラマはないか?
ってww
で、先日だけど巷でかなり高評価のドラマを観たので、今回はその話を書いてみようか。
そのドラマの事を知ったのは喫茶店に置いてあった週刊文春。
その中の記事で傑作ドラマとして紹介されてたわけ。
どういう記事かというと、これ・・・。
見出しには、神ドラマだとか黒沢映画の遺産なんて言葉が躍ってる。
記事を熟読してわかった事は、『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』(全8話)という米国ドラマがかなりオススメの内容で、「もし、このまま見逃していたら人生損してた・・・」と思わせるほどの傑作だとか・・・。
主演はアカデミー賞俳優のマシュー・マコノヒーと助演男優賞に二度ノミネートのウディ・ハレルソン。
これは面白そうな組み合わせ!
映画でもなかなか実現しそうにない二人の競演がドラマで実現してるんだから、主演を聞いただけで観てみたい。
しかも黒沢映画『羅生門』のスタイルを取り入れてるらしく、観てる者は煙に巻かれ、善悪や真実を見失い、考えさせられる・・・って書かれてる。
どんなドラマなんだろ!?
興味津々、さっそくAmazonプライム・ビデオで観る事にしたぞ。
観たのは『TRUE DETECTIVE』のシーズン1(全8話)。
この『TRUE DETECTIVE』だけど、現在、シーン3まで作られていて、各シーズンはそれぞれ設定と登場人物が異なる。つまり全くの別ドラマ。
出演陣も豪華でシーズン1のマシュー・マコノヒー、ウディ・ハレルソンだけじゃなく、シーズン2ではコリン・ファレル、ヴィンス・ヴォーン、シーズン3にはアカデミー助演男優賞俳優マハーシャラ・アリが主演。
俳優の名前を聞いただけで期待できそう・・・。
各シーズンは独立した物語で、それぞれ全8話で完結するので、海外ドラマにありがちな「ダラダラと続きを追いかける」必要はないのも好感ww
今回、ネットの評判も上々、いくつかの賞も受賞してるシーズン1を観てみた。
って事で、シーズン1『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』の感想を簡単に書いてみよう。
タイトルが『TRUE DETECTIVE』っていうんだから、どのシーズンも刑事を主人公に据えたもの。
detectiveってのは探偵とか刑事って意味だしww
で、このシーズン1『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』だけど、どんな内容かというと・・・
それぞれに警察を離れていたルイジアナ州警察殺人課の元刑事、ラスト・コール(マシュー・マコノヒー)とマーティ・ハート(ウディ・ハレルソン)は2012年、ハリケーン・リタの被害によって書類が失われたとの理由で、過去の捜査に関する聞き取りに呼び出される。二人は1995年にドーラ・ラングという女性の猟奇殺人事件を解決して有名となった後、2002年に仲違いをしてからの10年間、互いに音信不通だったという。個別の聞き取りのなかで、ラストとマーティは過去の捜査や刑事としての生き方を振り返るが、経緯が明らかになるにつれ、ドーラ殺人事件はまだ解決していないのではないかという疑惑が浮かび上がっていく。
ここで使われる手法が「過去と現在を交互に見せる」と言う、お馴染みの手法。
現在の時間軸では別々に警察に呼ばれて尋問されてるマシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソン。
過去の時間軸ではコンビを組んで刑事として殺人事件の謎を追ってる。
1995年と2012年、17年の時間差があるんだけど、何が感心したって・・・
二人のメイク!
17年も経てばどんな人間だって顔かたちが少しは変わるけど、このドラマでは実に上手くメイクされてて自然な形で年月の経過を感じさせる。もちろん同じ俳優が演じてるんだけど、普通に17年の歳月が経った雰囲気を出していて嫌味がないメイク(このあたりは某公共放送の大河ドラマも見習ってほしいww)
第1話から第6話まで延々と過去と現在の描写の繰り返し。これが何気にキツいな。
現在の描写では警察署で尋問される元刑事の二人、しかも話の内容が微妙にズレてる・・・。
過去の描写ではコンビを組んでる二人の衝突、事件解決、仲違いなんかを描いてるんだけど、こっちはこっちで話の進み方が遅いし・・・。
このあたりが「羅生門スタイル」って呼ばれる所以だろうけど、観てる方はストレスがたまるんじゃないかww
7話でやっと尋問を終えて警察署から出る二人だけど、ここから現在に軸足を置いた展開。
ドンパチもあるし、まぁ、それなりに盛り上げてはいる。最終話では仲違いしてた二人が新しい未来に向けて歩き出す雰囲気もある。
だけどなぁ・・・
このドラマ・・・
面白いか!?ww
オレにはストレスのたまるドラマだったけど。
17年前の猟奇的な殺人事件を発端に物語が現在へ繋がるわけだけど、そもそも過去と現在の描写を交互に見せる意味が解らない。そりゃ少しぐらいならアクセントになるし映像手法的にも効果的なんだろうけど、1話から6話まで延々と過去と現在・・・。
よほど頭がスッキリした状態じゃないと、話についていけなくなるかもww
普通に時間軸に沿って映像にした方がオレの好みだ。
でね、オレが一番気に入らない点をあげるとすれば・・・
後味が悪い!
仲違いしてた二人が和解する(というか、まぁ、そういう雰囲気になる)ラストシーンだけど・・・
ちょっと待て!
黒幕はどうした?
犯人を一人撃ち殺しただけで終わりか?
ドラマの途中では州の有力者だの捜査への介入だの、いろいろと黒幕の存在を匂わせてるくせに、結局、変質者を一人殺しただけで終わりって・・・
尻切れトンボ!ww
証拠のビデオテープには複数の人間が馬やら鹿のマスクを被ってる姿が残されてて、複数犯の犯行は明らかなのに、そっちには捜査の手が伸びないんだからな。
オレは有力者の一族が逮捕されるなり破滅する場面を観たいのに、それらには触れてない。触れてないというか、ラストに流れるテレビニュースで「FBIは〇〇〇〇の関与を否定しています」って言わせてる。
黒幕が居る事はほぼ確実なのに、ラスト、病院から抜け出す二人の晴れ晴れとした表情・・・。
17年もの間、刑事を辞めても謎を追い続けてたマシュー・マコノヒーの執念は何だったんだろうなww
キ〇ガイを一人撃ち殺しただけで満足できるような執念だったんだろうか。
全8話中、半分以上が過去と現在を交互に見せる描写、結局、ホントに悪い奴には捜査の手が伸びず・・・
後味が悪すぎる!ww
これなら普通に時間軸に沿ってドラマにしてくれた方が頭も疲れないで済んだのに。
変に過去と現在を行ったり来たりするせいで、疲れてしまった。
まぁ、こういうドラマが好きな人も多いだろうし(だから高評価が並んでる)、メーキャップ等それなりに見るべきものはあったけど、ドラマとしてはオレの中では☆2個。
そういえば時間軸をあれこれイジッくった映画で『メメント』ってももあったな。
あれも頭を使う映画で疲れたんだったww
時間軸を逆転する映画『メメント』は集中力を試される映画だった
週刊文春の記事には「もし、このまま見逃していたら人生損してた・・・」と思わせるドラマって書かれてるし、「8時間の映画作品」とでも言うべき完成度って書かれてる。
う~ん、オレの率直な感想をいえば・・・
8時間、損した!ww
いつものバイト君の下書きチェック

酷評ww

仕方ないだろ
面白くなかったし・・・

・・・・・・

変に小細工を使いすぎなのだ
普通に描写すればエエものを、下手に過去と現在をグチャグチャ写すから

マサトさんの頭がドラマについて行けないだけじゃ?ww

アホか!
そもそも、あれだけ黒幕の存在を匂わせておいて、何もお咎め無しとか・・・

・・・・・・

気分悪い!

・・・・・・
これね、シーズン1が評判通りに面白かったらシーズン2も3も観ようと思ってたんだけど、もう観ないだろうな。
良かったのは17年の時間差を感じさせるメーキャップと主演二人の演技。ストーリーにはほとんど魅力を感じない。
そうそう、今回は吹替え版で観たんだけど、声優さんは上手かった。
芸も無い「自称芸人」を声優に起用して、ロクでもない映画に成り下がる映画も多いけど、このドラマの吹替え版の声優さんはさすがにプロらしい仕事してると思った。
結局、褒めるところはメイクと主演二人の演技と声優さんだけって事かww







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