本屋に行くとよく目にするのがデアゴスティーニの分冊百科。
特に創刊号とか創刊2号なんていう、売り出し間もないものは宣伝を兼ねて目立つ場所に平積みされてる場合も多い。
週刊のものや毎月1~2冊が発刊されるものまで様々なシリーズが有るんだけど、それを購入し続けるとコレクションが完成したり、DVDが全巻揃ったりと、まぁ、コレクターやらその道のマニアの購買意欲をそそる販売形式になってるものだ。
そういえば全号揃えるとロボットが完成するなんて言うシリーズもテレビのCMで流されてた。
うちの同居人も10年ぐらい前に「週刊 歴史のミステリー」ってシリーズを定期購入してた。たしか月に2回、2号ずつ宅配便で送られてきていたけど、10回も届かないうちに定期購読を止めたはず。
何故かというと・・・
コスパが悪すぎる!ww
分冊百科の内容と値段のバランスが悪いのだ。
普通に教科書やら歴史書を読めば書いてる内容を、わざわざ高い金を出して読まなくても良いわ、ってのが購読を解除した理由。
その意見には大いに頷けるんだけど、そんなオレも今日、デアゴスティーニの分冊百科の創刊号を買ってしまった・・・。
って事で、今回の話はデアゴスティーニの分冊百科は、かなり割高じゃないか?って話を書いてみようか。
話は今日の事・・・。
本屋をブラブラしてたんだけど、雑誌コーナーで平積みされてるデアゴスティーニの創刊号に目が止まった。
これ、興味のない人にとっては何てことの無い、素通りするような表紙だけど、こっち方面に興味のある人間なら手に取ってしまう表紙だ。
どんな表紙かというと、これ・・・
The Magic・・・
日本語タイトルはでザ・マジックって言うらしい。
もちろんマジックの本だ。簡単にいうと手品・・・。
宴会芸で子供らに手品を見せて遊んでるオレとしては、手に取らずにいられないww
~マサトの宴会芸動画~
デアゴスティーニもとうとう手品の分冊百科まで出すのか・・・
なんだか嬉しいような気もする。
創刊号の内容を見てみると・・・雑誌の他にはトランプマジックで使う定番のバイスクルが付録で付いてるようだ。
その他、実演と解説を収録したDVDも付属している。
これでお値段は・・・
390円!ww
普通にバイスクルのトランプを買うのと変わらない値段。
それにDVDも付いてるとなると、ものは試し、買ってみても損はなさそう。
買ってみたぞ・・・。
ちょっと「ザ・マジック」について公式HPから引用しておくと、このシリーズ、完結までに100号を予定しているそうだ。
マジックに使う道具もいろいろ付録として付いてくるようだけど、問題のは2号以下の値段。創刊号は390円だったけど、2号からは1675円+税。
これを100号まで全部揃えるとなると・・・
16万円!ww
なんか高くないか?
そりゃ、凄いマジックが身につくってのなら話はわかるけど・・・。
そもそもデアゴスティーニの販売戦略なんだろうけど、どのシリーズも創刊号だけは異様に安い価格設定になってる。
wikiさんにも書かれてるけど、
創刊号は特別価格として、第2号以降(通常価格)の半額程度という戦略的価格設定を採る。また、テレビコマーシャル等広報の他、期間限定の定期購読申込者特典や特製バインダー値下げなど、創刊号発売前後に集中的に販促宣伝されるものが多い。
って事だ。
とりあえず自宅に戻って創刊号を開いてみた。
うん、付録のバイスクルは普通に売られてるモノと同じだな。
ちゃんとファンも出来るし、使う分には問題なさそう。
DVDの方はどうかと言うと、当たり前だけどこちらも普通にDVDだった(まだ再生はしてない)。
肝心かなめの雑誌本体はどうかと言うと、袋とじ部分を含めてわずか17ページのペラペラな雑誌。
中身は写真がふんだんに使われてるんだけど、いかんせん薄すぎる・・・。
これ、ちょっと内容が物足りない・・・。
ディーリング・ポジションやらビドル・グリップ、インジョグ、アウトジョグを写真付きで説明してるのは良いんだけど、オレが求めてるのは・・・
これじゃない!ww
この雑誌を開くと・・・
着実なステップ・アップで初級から上級へ!
あなただけのマジックショーを披露しよう!
って見出しが書かれていて、25号まで読むと約15分間のテーブルマジックショーができるようになる!って書かれてるww
55号まで進むと約30分間のテーブルマジックショーができるようになる!とあって、70号に至ると約45分間のテーブルマジックショーができるようになる!・・・
95号まで行くと約30分間のステージマジックショーができるようになる!ってww
締めの言葉が・・・
100号までに自分だけのマジックショーが演じられるようになります!
う~ん、100号までに16万円も使うのか・・・。
1冊にマジックが2~3種類説明されてるとして、300種類・・・。
これが多いか少ないかは、それぞれの考え方次第だけど、要は何を解説してるかって事だろ。
買ってきて少しガッカリしたのは・・・創刊号で解説されてるマジックはジェミニ・ツインズ。
あらかじめ予言のカードを選んでおいて、客にカードを選ばせると予言のカードと一致するってものだけど・・・
うん、オレはこういうのは求めてない(泣)
今さらジェミニ・ツインズでもないし・・・
実際のところ、創刊号は読むべきところは無かった。
じゃぁ、2号以下はどんなラインナップかと言うと、気になるので調べてみた。
2号ではエレベーター・カード、3号ではDo as I do、4号でコイン・マトリックス、5号でサンドウィッチ・カード・・・。
こんなの今どきyoutubeを探せばいくらでも解説動画は出てるだろ。
それを1,600円だして買うのはなぁ・・・。
サンドウィッチ・カードなんて、オレでも目を瞑ってても出来るぞ(泣)
そりゃ、マジック用マットだとか各種ギミックだとか、毎号、いろんな付録が付いてくるんだけど、そんなもん普通にamazonで買う方が安いだろ。
2~3種類しか載ってない分冊百科に1冊1,600円出すなら、普通にマジックショップで解説DVDでも買う方がお得。
って事で、結論は出た。
やっぱり割高!ww
スポーツカーとかロボットのパーツを毎号買い進めて完成させるのも良いけど、やっぱり割高感しか抱けない。
まぁ、マニアの人にとってはそういうのもアリなのかもしれないけど、少なくともオレには無理だな。
いつものバイト君の下書きチェック

さすがに割高でしょww

だろ?
今さらジェミニ・ツインズとかサンドウィッチやってもなぁ・・・

というか・・・
デアゴスティーニが割高なのは有名でしょ

・・・・・・

今頃、納得するとか遅すぎるww

・・・・・・
そうは言うものの、ネットを覗いてみると、シリーズを全巻完結させたって猛者も居るみたいだし、世の中は広い・・・。
まっ、それぞれの価値観なんで、オレがとやかく言うことじゃないけどな。





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